粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

橋下発言支持80%?

2013-06-18 13:25:01 | 厄介な隣国

大阪のテレビ局で「一連の橋下徹大阪市長の慰安婦問題発言を支持するか」という問いに電話投票で、なんと80%が「支持」という結果が出た。この投票結果は番組の最後の方で発表されたのだが、それまでレギュラーの識者らはほぼ全員、橋下発言を非難していてスタジオは「反橋下」一色になっていた。しかし、この投票結果に出席者たちは言葉を失い呆然としていた。

そして次週、橋下市長がこのテレビ番組に登場し先の出席者と激論を交わした。もちろん橋下市長自身前回の番組内容を熟知していて、彼らの批判に対する反論も十分対策を練っていたのだろう。40分の討論を見ると橋下市長の圧勝だった。

想像するにこの問題が騒がれて以来、橋下市長自身相当慰安婦問題を勉強した印象がある。どうも他の出席者は大谷昭宏氏を筆頭に初歩的な認識が不足しているように見えた。それと、やはり橋下市長はさすが弁護士らしくディベートの達人である。相手の批判も逆に自分の武器にかえて送り返す術はさすがだ。こんな相手では大阪の労組もたじたじになってしまうのもよくわかる。

少し問題と思うのは、相手の弱点を突いて攻撃するやりかた。出演者を「小銭稼ぎで自分の発言には責任をも持たなくていい気楽な立場でものを言っている」という言い草はこうしたコメンテーターには堪えがたいことだったのだろう。水道橋博士の降板宣言へとつながった。

しかし、正直いって番組の視聴者が80%も橋下発言を支持しているのには驚いた。これは関西圏の世論なのだろうか。それとも番組視聴者でさらにその一部の感想なのか、よくわからない。ただそれまで出席者が反橋下発言を展開して番組もそうした方向で進んでいるのにこの投票結果は意外感そのものだ。

思うに番組視聴者は、実際メディアに登場する識者よりも慰安婦問題を違った目で見ているのではないか。そして橋下市長の発言にも事実関係では間違ってはいないと見ている。すなわち軍による慰安婦の強制連行、人身売買はなかった。海外で慰安婦をアウシェビッツと同列に扱われていることを不快に思っている。橋下市長をそれを問題提起したと考えている。

これは、関西テレビ局の限定した場所の意見ではなく、国民全体にもいえるのではないかと思えてきた。自分自身、メディアの報道や登場する識者のコメントにはどうも違和感を度々覚える。外国特に韓国との関係を過剰に配慮した志向が強すぎる。投票結果は国民の世論を反映しているのではないか。

慰安婦問題は橋下発言でその実態を国民が知るようになったのは、結果的には良かったと思う。しかも国民が韓国に対してある意味冷淡なのは、ここ一年の韓国側の理不尽ともいえる反日行動が反映されているように思う。

昨年の李明博前大統領の竹島訪問、朝鮮統治に対する大統領による天皇謝罪要求、ロンドン五輪サッカーでの「独島は韓国領土」のプラカード、今年に入っての靖国神社放火犯に対する韓国裁判所の中国放免判決、日本製品の不買運動、対馬のお寺から窃盗した重文の仏像の返還拒否、日本閣僚の靖国参拝に抗議して韓国外相の訪日中止、朴槿恵現大統領の「未来永劫、被害者の立場から日本を恨み続ける」発言、韓国新聞の論説委員の「原爆投下は天罰」発言、果ては韓国人と思われる人物の靖国放尿、挙げたらきりがない。その多くが韓国人の反日感情むき出しで「民度」を疑うものばかりだ。

もちろん日本閣僚の靖国参拝や安倍首相の「脅しに屈しない」という発言はあるが、特別反韓といえるものではない。「ヘイトスピーチ」という東京大久保のデモは感心できないが、これには日本国内からも批判は出ている。

安倍首相の発言も日本の左翼メディアが批判しているが、韓国で先に挙げた反日発言・行動が批判的に論じられることは少ない。どうも韓国人全体が情緒過剰になっている印象が強い。

ここ1年の韓国での反日言動が、日本人の心情には異常に感じられるのは当然なことだろう。昨今の韓流ブームは昨年来の露骨ともいえる反日で一気にしぼんでしまった印象がある。「80%橋下支持」は、そんな日本国民の韓国への失望、やりきれなさが反映されているのではないか。

追記:橋下市長に意外な援軍!なんと日本主婦連会長が橋下発言を支持。真逆な立場だと普通は思うが。この女性の詳しいことはよくわからないが、「橋下批判する女性よ、きれいごと言うな」ということのようだ。

テレビの識者がよく口にする「橋下市長は多くの女性の心を傷つけた」といったコメントも割り引いて考えなければならないだろう。