粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

様変わりした中華料理店

2020-03-16 17:25:40 | 事件・事故・時事

たまに行く中華料理チェーン店に入り店炒飯と餃子を注文したが、持ってきたのは炒飯だけ。遅れて持ってくるものと、待っていたが一向に餃子が来ない。その間店員たちが中国語で私的な会話を騒がしく続けていた。

しびれを切らして苦情を言ったが、店員誰もが日本語が全くわからず埒があかない。挙句に店の女の子がスマホに文字を打ってこちらに向け伝えようとしたが、視力が弱い自分にはよく分からない。結果的には炒飯代だけを払い不満を残して店を出た。

新型肺炎騒動で外食産業が厳しいことは聞いていたが、影響はこんなところに出ているのだと感じた。つまり人件費を削るためにこんな素人に近い中国人を安い給料で使っているのではないか。

しかし中国人店員には腹を立てても栓なきことかもしれない、経営者が悪い?いや新型肺炎をもたらした中国とりわけ中国政府が悪いということになってしまうのではないか。。


介護労働の実態

2015-01-05 15:50:22 | 事件・事故・時事

産経ウェブでフィリピン女性が介護現場で悲惨な労働を強いられている実態が紹介さていた。彼女は以前仕事で来日中に日本人男性と結婚し1男1女をもうけたが、離婚し自国で子供たちと暮らしていた。そんな時、日本の介護業者がフィリッピンで日本の介護のため女性労働者を求めて集団面接を行っていた。そして女性は、日本の介護の仕事を続ければ、子供の日本国籍が取れるという業者の誘い文句につられて子供を連れて再び来日した。

月給13万円、週休二日の昼間の仕事という条件であったが、実際は夜勤ばかりをまかされる。夜10時から朝6時まで一人で20人の介護をする過酷な労働でその間睡眠もとれない。業者が立て替えた渡航費用などが60万円とされ、月給から毎月その返済2万円、積立金1万円が天引きされた。

交通事故で怪我をしてもまだ借金が残っているということで十分な休養も認められず無理な勤務を強いられた。女性は、業者と雇用契約をする際に当時よく日本語がわからず、本人が過重労働で死亡しても会社に責任を問わないという条件を十分理解していなかったという。

借金がある間は自由にできないということで厳しい労働に堪えていたが、それも子供の日本国籍取得に業者が協力してくれるという約束のためだった。しかし、一向にその取得の気配もなく、結果的に約束が全く果たされないことがわかり、ついに業者に対して約580万円の慰謝料を求める訴訟を起こした。

記事によれば、彼女の訴訟を支援している、とよなか国際交流協会」(大阪府豊中市)の担当者は、「今回のケースは氷山の一角だろう」と指摘。「ここ数年、介護現場で日本人には決してさせないような勤務を強制させられる外国人労働者からの相談が多く寄せられている。こんな待遇が続けば、国籍に関係なく介護の仕事が敬遠され、ますます現場の人手が足りなくなるのではないか」と話す。

この記事を読んで特に感じたことは二つある。一つは日本の介護事業の相も改善されていない労働環境だ。政府は業者の支払う介護報酬を15年度3%減額するという。その分、業者の負担は増える。一方で介護職員の給与を月額で平均1万円程度増やすのに必要な介護報酬を別途確保するとしているが、果たしてそれは可能なのか。経営の苦しい業者は人件費をあげるどころか逆に引き下げて、結果的に他の業界と比べて低い労働待遇が一段と悪化することが懸念される。

もう一つは、こうした厳しい労働環境を海外の安い労働力で解決しようという安易な発想である。産経記事がその典型であるが、業者の中にはそれを悪用して暴利をむさぼっている例が少なくない。政府が介護報酬の減額を決定したのもこうした業者を想定しているものと考えられる。しかし、悪徳業者制裁のつもりが逆に過重労働で苦しんでいる介護労働者の環境を一層厳しくさせかねない。記事のフリッピン女性が「奴隷のような扱いを受けた」と語っているのに象徴される。

安倍政権で、今後予想される高齢化社会に対応して海外の労働力を積極的に取り入れる方針を打ち出しているが、これが介護事業で歪な形で反映されることが大いに懸念される。それよりも国内の介護労働者の環境改善の方が先決ではないかと思う。政府が国内の雇用創出を考えるのなら外国労働者に頼るのではなく、国内の介護労働の報酬をまず引き上げて安定した雇用を確保するべきだ。そのためにはこうした悪徳業者を排してまじめな中小零細業者が経営を維持できるようにしっかりした政策を打ち出すべきではないか。

よく現在は新自由主義のグローバリズムが世界を席巻しているといわれる。先進諸国が安い労働力を求めて海外で事業を展開していく。そのため国内での雇用が疎かになり国民の間で貧富の格差が深刻になる事態が発生している。そんな悪しきグローバリズムに日本が飲み込まれていくのはなんとしても避けなければならない。介護産業のこのような実態をみるにつけ、そんな問題が痛感させられる。


日本テレビと風俗産業

2014-11-13 11:52:21 | 事件・事故・時事

ミス東洋英和の女子大生が来年4月に日本テレビのアナウンサーに就職内定していたのだが、彼女が一時的に銀座のクラブホステスのアルバイトをしていたことがわかり内定取り消しになったことが話題になっている。。よく週刊誌などが入社後に過去を暴露して発覚するケースがあるが、彼女自身がその経歴を自己申告して採用の是非を打診しているのは珍しい。

日本テレビの人事部長は取り消しの理由として「傷がついたアナウンサーを使える番組はない」と説明しているが酷い話だと思う。日本テレビの社員全員がこうしたクラブへ遊びにいったことがないといえるのか。自分が楽しい思いをしていながら、いざ女子アナに対してそんなクラブ経験者は駄目だといえた義理もないだろう。

このことで思い出すのが、45年前に日本テレビ系で一世を風靡した番組である。当時人気絶頂のコント55号が司会を務めた番組「裏番組をぶっ飛ばせ」である。日曜夜8時のゴールデンタイムの放送時間だが、同じ時間帯で放映されていたNHKの看板番組ともいえる大河ドラマ「天と地と」を意識したものであった。

この番組の売りはなんといっても後半のコーナーで行なわれる「野球拳」である。コント55号の坂上二郎とゲストの女性タレントがじゃん拳をして負けた方が次々と服を脱いでいくという刺激的な内容だった。子どもを含めて家族全員が集う時間帯であり、当時お茶の間の話題をさらった。当然世の男たちは女性タレントの脱ぎっぷりを毎週楽しみに見ていたが、女性たちにとっても人気芸人の娯楽番組として捉えていたので番組の注目度は圧倒的であった。視聴率も大河の牙城を突き崩すほどの勢いであった。

女性タレントの脱いだ服は観客がオークションで買い取られ売り上げは福祉関係に回された。中には女性の下着を堂々と申し出る男性もいたことを記憶している。こんな風景を今考えると、それこそ現在のブルセラ店の原型ではないかと思ったりする。野球券そのものが風俗的遊びだといえるし、脱いだ服を観客に分け与えることに至っては何をか言わんやだ。

人事部長が「傷ついたアナウンサー」などと女子大生をいう前に自分の会社が過去に放映した番組を思い出すべきだ。それでなくとも今日ドラマでは風俗をテーマにしたものは珍しくないし結構視聴率を稼いでいる。日本テレビが例外だとは全くいえない。また紅白などの歌番組でも演歌歌手の歌には盛り場のクラブをテーマにしたものが少なくないし、夜のゴールデンタイムに堂々と流れている。

こんなこと書くと熱狂的なファンには怒られそうだが、AKB48の握手会など、体によい「JKお散歩」だと思っている。好きなメンバーと直に握手をしたい欲求を満たすためにCDに握手券を同封するなど商魂逞しいといえるが、それこそ「JKお散歩」のシステムとさほど変わらないのではないか。

もはやテレビ業界は「風俗」が横溢しているといえる。もちろん、違法性がない限り風俗という職業群に対して差別すべき対象にはなり得ないし、してはいけない。むしろ、東洋英和の女子大生がこうした経験を積んだことが一層アナウンサーとしての糧になるのでないか。

東洋英和の女子大生など、自分自身ほとんど縁がないほど箱入りのお嬢さんに見える。しかし、教育的には巷間いわれているのは非常に左派的傾向が強いといわれる。そんなガチガチの教育だけで卒業した女子大生よりも少しでも社会を経験した女性の方がよほど魅力的だと思う。元祖風俗番組の日本テレビは惜しい人材を失いそうだ。

 

昭恵夫人のファッション

2014-05-05 13:55:34 | 事件・事故・時事

タラップを安倍首相とともに手をつないで降りる昭恵夫人。欧州外遊5番目の訪問国フランスの空港で、首相夫妻が仲睦まじくしているツーショット写真を産経のネットで見た。一瞬この女性が政府の若い特別秘書かと思うほど映えてみえた。まさかクリントン元米国大統領ではあるまいに。

これまでの昭恵夫人のイメージとはどこか違い清新でさわやかな印象だ。自分自身、ファッションには全く無縁な田舎者だが、とてもセンスが利いていると感じた。

髪も自然だが紺のブレザーと縞のスカートはいかにも清楚にみえる。素朴ともいえるが、凛とした潔さがある。

それでいてスカートの縞が不規則なデザインになっているのが面白く、逆にアクセントが利いている。しかも白地に赤と青の縞、紺のブレザーとともにフランス国旗を意識させるのはフランス国民への親密さを示すメッセージともいえる。

おそらく、昭恵夫人の自然でにこやかな表情とともにそのファッションはフランス国民に好印象を与えるに違いない。一方で安倍首相の方は、これといってさほど特別なセンスが感じられない。そこを昭恵夫人が内助の功で夫を引き立てている感じだ。もちろん専門のスタイリストがそれぞれいるのだろうが、政治家とその夫人たちの国際舞台におけるファッションの意味をよく理解しているように思う。

対するのはオランド大統領だが、ファッションの本場の国としてどんなハイセンスを見せてくれるだろうか。そしてその夫人だが、どうもややこしいことになっているようだ。これまでの愛人とは別の第二の愛人の存在が噂されている。華麗なる四角関係?プレイボーイの大統領が清楚な昭恵夫人に妖しい視線、安倍首相ご用心?

お詫び:読者の方から、夫人の「あきえ」は「明恵」ではなく、「昭恵」であるというご指摘をいただきました。確かにそうですね。記事中全て書き改めました。お恥ずかしい限りです。大変失礼しました。


あざとさとかわいさ

2014-04-13 19:54:53 | 事件・事故・時事

う~ん、どうなんだろう。この女性科学者の本性は?先週のブログで自分自身かなり同情的に小保方さんの印象を書いた。しかし、花田紀凱氏が産経新聞で連載している「週刊誌ウォッチングの記事を読むと評価が二分されているようだ。それも男女によって。男たちは彼女の、時に涙を浮かべて気丈に?語る姿に同情して「かわいい」と思う。しかし、女たちは自分の悲劇を演出する「あざとさ」を見る。

「男はね、ああいう女にすぐ騙(だま)されるのよ」花田氏は周辺の女性からいわれたようだ。そういわれて自分の冴えない女性経験を思い出すと二の句が出てこない。太宰治の小説「カチカチ山」にこんな一節があった。「女性にはすべて、この無慈悲な兎が一匹住んでゐるし、男性には、あの善良な狸がいつも溺れかかつてあがいてゐる。」と。

といって小保方さんがテレビでたまに出てくる、世の男をものともせず逆に尻に引く女性だったらどうか。和田アキ子、デヴィ夫人、田島陽子、西川史子…。あまり想像したくない。週刊誌も逃げていくだろう。

それにしても、論文の不備はどうでもいい。STAP細胞は存在するのか。小保方さんが200回も作成に成功したと胸を張って語っていた。ともかく、早く検証をして欲しい。時間はかかるかもしれない。日本のキュリ夫人になるか。あるいは希代の詐欺女か。

そういえば、時を同じくして男性宅に自分を呼び入れた挙げ句、睡眠薬を飲ませて昏睡強盗を繰り返した20代の女が指名手配された。テレビのインタビューで若い男性が「普段は気をつけていても、いざという時に騙されるかもしれない」と率直に答えていた。指名手配の画像を見るといかにも男好きのする妖しい女に見えた。もちろん小保方さんと全く関係ない話だが。