粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

これから増える犯罪

2012-05-08 10:34:15 | 事件・事故・時事

「散歩断られ」妻を刺殺 兵庫、77歳の男を逮捕、このニュースに接して普通は「何故こんな些細なことで」で思うだろう。この夫婦間に普段どんな感情が働いていたのかわからない。ただし人間は年ともに頑固になってなかなか融通が利かないことは確かだ。と同時に年寄りは80いや90近くになっても元気な人は元気だ。

頑固で元気な老人が今後増えることはあっても、減ることはないだろう。したがってこれからもこんな老人の犯罪が増えてくることは想像に難くない。

特に人間関係でそれが顕著だ。自分の生活スタイルを無理矢理押し通そうとする老人が多い。人との距離感が掴めないのである。まだ仕事でもして相手を気遣う環境にいれば、こんな暴発は少ないかも知れない。しかし退職して趣味もなく余生を持て余している老人は始末が悪い。

特に男の方が,その傾向が強く、身内に当たり散らすことになる。自分も高齢者が集まるカラオケ店に入ったりすると時々こんな老人に出くわすことがある。そんな時は、これは「老人の病気」だと思い静観することにしている。過剰に反応してそのあおりを食ってはたまらない。これからどんどん進む高齢化社会、こんな殺伐とした人間関係の横行だけは、是非避けたいものだ。