東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

古き良きもの

2020-08-16 10:50:48 | ノルウェー山暮らし fjellgård
わたしの住んでいる家には
古いものがたくさんあります

一生使わなさそう…と思っても
勝手に処分できないとか処分するのが大変なサイズだとか
処分していいか義父母に尋ねるのがおっくうだとかで
出番のないままホコリをかぶっているものが大半ですが
この夏に活躍したモノが3つ

ひとつはベリーピッカー

もうひとつはこの帽子



コレ、誰の?
という感じでずっと放置されていた麦わら帽子
センスが良くて常に最先端の買い物をする義母のものにしてはチョット…だし
かといって相方が使っているところも見たことがないし…

でもこのたび
モルテを摘みに何度も湿地へ行くことになって
飛び回る虫に往生していたときに思いついてかぶってみたら
あらスゴイ!
顔の周りにちっとも虫が寄ってこられません

これイイね〜と相方に言うと
なんと彼が小学生の時に作ったとのこと
ツバの縁にぶら下がっている赤いものは
おもちゃの大工さんセットのパーツ(六角ナット)だそうな

それじゃあお義母さんも捨てないよね
こっそり処分しなくて良かったわ…

それから更にもうひとつ最近見直した古いものがあります
それは納屋にある数ある道具の中で
わたしには扱えそうにないと手を出していなかったモノ



草刈り鎌とでもいいますか
ノルウェー語では ljå(ヨー)

芝刈りロボットが刈ることができない斜面部分に生えている草を
手で刈るのに便利


(こういうちょっとした段差部分とか)

今までは小さな剪定バサミでチョキチョキしていましたが
つい先日、家の前の丘を羊農家さんがトラクターで草刈りしに来たときに
昔はここに住んでいた人があれを馬を使ってやっていたのね…と
感慨深く眺めながら
そういえば納屋に鎌ならあったような、と思いつきました


(きれいに刈られた丘の斜面)

手にしてみると意外と軽い!
そして持ち手がなんだか握りやすそう



左手の手首から肘にかけて
とても良い具合にフィットします



コツをつかむとなかなか気持ちよく刈れて
これはイイ!

かねてより
「ああ、この辺り一面もいつか巨神兵になぎ払ってもらいたい」
と見るたびに思っていた広い場所(でもロボットが入れない)も
これなら使えるかも


(このイメージが幾度となく脳内にあった)

普通の家庭ではそういう場所は
電動草刈機で刈るのが一般的だと思うのですが
数年前に試してすぐに腕が痛くなって断念した苦い記憶が…

電動工具は重いし振動が強いので
軟弱なわたしの腕はすぐに悲鳴をあげてしまいます
その点 ljå はいい感じ

でも調子に乗ってしばらく草刈りをしていたら
相方から「あんまりやるとお腹をこわすよ」と声をかけられました

お腹?
なにも食べてないけど?

なんでも昔はこれで穀物や牧草を刈る仕事を一日中していると
お腹の調子が悪くなるというのはよくあることだったそうです
たしかに柄が長くて都度腰をひねるから
胃腸には負担がかかるのかも

でも少しの作業ならウエスト周りのシェイプアップにいいのでは?
これからも仲良くしようね、ljå


(刈った草を集める rive もね)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。