どんな美女が待つか、山名に誘われれて出掛けてきました。
今の時期の山歩きなら、霧氷が一押しだろうと言われそうですね。
しかし、カミさんの四十肩(たぶん五十肩と言ってもいいかな)で、寒さは肩に響くと・・・
てな訳で、以前から山名が気になっていた、竹田市の美女ヶ嶽に向かったのでした。
竹田から県8号線を高千穂に向かい、約12k後の交差点を左折(秀栄商店)して広域農道へ
先の交差点から1kmが、資料にあった登山口(大分の山・登山記)と判断して空き地に車を駐める。
登山口を示すものは一切なく、本当にここで良いのかなと思いながらスタートする。
しばらく未舗装道路を歩くと、資料にあったコンクリート急坂がありホッ安心して登る。
コンクリートの坂道です。
四駆ならスイスイでしょうが、普通車だと今の時期はちょっと控えた方がよさそうな道です。・
コンクリート道を登り詰めると、資料とは全く異なる光景が広がっていました。
杉林はすっかり伐採されていて、資料にあったオレンジの標識も見当たらない
感覚的には左上であり尾根筋にある作業道らしき軌跡を辿って登ることにする。
やがて掘り割りの峠に着くと、峠の左右の木に分岐点を示す2重テープがあった。
先ずは、右に折れて、まだ見ぬ美女に会いに行くことにする。
登山道は小笹の藪となり踏み跡も浅い、所々に付けられたテープを頼りに登る。
第一ピークてまえから傾斜が緩くなり、小笹藪の藪が消えると石祠が見えてくる。
石祠までは、そう人が訪れている感じは窺えなかったが、石祠は綺麗に掃除されていてた。
石祠から一端鞍部へと緩やか下る頃から、細い尾根のと登山道となりすこぶる気持ちが良い
左には、大障子岩から祖母山へ追繋がる尾根が見え、今の時期ならではの光景が楽しめる。
先の御分岐から3つ目のピークに登ると、木々に囲まれた中にオレンジの美女が嶽の山頂プレートが現れる。
地図にも載っていない”美女ヶ嶽”山の神とでも呼べば良いのか?
オ~イ美女は何処だぁ~、と呼ぶと真後ろから、「は~い呼びましたか」と目を見張る美女が絶っていた(ヨイショ!)
美女ヶ嶽の山頂は、狭くて木々に囲まれ殆ど展望はえられません。
木々が葉を落としている晩秋から初春の時期なら、樹間から祖母山の勇姿を望むことが出来ます。
山頂から尾根伝いのそれほど遠くない位置に、美女ヶ嶽より高いピークが見ている。
地図にも資料にも無い山かも知れない、いっちょう行ってみるかと足を向けた。
急坂を転げる様に下り、息も絶え絶えになりながら急登りを歩くが一向に頂点に至らず・・・・
途中でカミさんを一人残して、トレイルラン宜しく掛けて行くも、行き着いた先は地籍図根の三角点のみ
がっかりと気落ちしながらカミさんと合流して、再び美女ヶ嶽に戻る。(25分のロス)
後で思った事だが、美女ヶ嶽に登りながら、他所の山に気を移したので美女からの天罰が下ったのだろうと
美女ヶ嶽の山頂から掘り割りの峠に戻り、地図にも無い名子山(みょうしやま)へと向かうことにする。
緩やかな傾斜の小笹を登り小さなピークに立ち、後ろを振り向くと樹間から美女の山が見えていた。
小ピークから少し向きを変えながら鞍部へと下り、次のピークへと向かう。
右手の奥には、太陽の光をはね返す冠雪の祖母山が見え、左の彼方には阿蘇根子岳の姿も見える。
掘り割りの峠から8分、3つ目のピークに到着すると目の前に三等三角点が現れた。
資料には、名子山(579.4m)とあるが、山頂標識が無く山頂立った気分に乏しい。
と、足先に何かに触れ目を向けると、枯れ葉に埋もれた山頂プレートを見つけた。
次に登ってくるかも知れない人のために、山名プレートを括り付けて置くことにしました。
地図にも載っていない大分の隠れ名山の2座のピークハントを達成し気分揚々と往路を引き返す。
低山ながら、寒波の合間の春の日差しを浴びながらの2つの山歩き、とっても気持ちの良い尾根歩きでした。
yamahiro:476座,asari:313座
参考資料: 「大分の山・登山記」&大分合同新聞を参照
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