8月25日。6月1日以来、久し振りの高尾山登山です。猛暑日にもかかわらず登山者は結構多い。今日から東京2020パラリンピックなので高尾山頂には東京五輪・モニュメントに代わって東京パラ・モニュメントが立てられていました。逆光で色がでうまく出ていませんが。
高尾の案内川沿いの水田には早くもコナギが咲いていました。コナギ(小水葱)はミズアオイ科・属の1年草で代表的な水田雑草ですが、私の好きは花の一つです。自宅近辺ではまだ咲いていませんでしたが、ここは自宅近辺より標高が100mぐらい高いので咲くのも早いのでしょうか。
参道のそば処「つたや」さんの植木:キレンゲショウマが咲きだしました。
案内川の河原には白いオオイヌタデが満開でした。
今日は「小仏川~蛇滝口~十一丁目茶屋~薬王院~山頂~一丁平」ここから萩原作業道を下る予定が萩原作業道が通行止めになっていたので、仕方なく「いろはの森道」から日影へ下りました。
ツユクサがあちこちに咲いています。ツユクサは一つの苞葉の中に数個の花が集散花序に付き、1個づつ外に出て咲き1日で萎むのですが、同時に2個出て咲いているのがありました。また、花弁は3個あり下方の1個は小さくて白く目立たず、上方の2個は大きくて青く目立つため、花弁は2個と思われがちです。この写真で下方の白い花弁をご確認ください。
また、苞葉に毛が多いものをケツユクサといい、葉裏に毛があるものをオニツユクサ、ヒメオニツユクサといいます。次の写真はケツユクサで高尾梅郷遊歩道近くに咲いていました。
小仏川沿いの伐採地にネコハギが咲いていました。ネコハギ(猫萩)はマメ科ハギ属の多年草で日当たりのよい草地などに地面を這うように生えます。これも1号路や一丁平などにも生えています。
吸水中のカラスアゲハ
ツルギキョウが咲いていました。ツルギキョウ(蔓桔梗)はキキョウ科ツルギキョウ属のつる性多年草で林縁などに生えます。果実は熟すと紫色になります。
若い果実
ついでに今日出会ったつる性の花をあげておきます。
オオカモメヅル:高尾山では多くてあちこちに咲いていますがあまりに小さな花なので見過ごしがちです。これは女坂のもの。
ツルリンドウ:リンドウ科ツルリンドウ属のつる性多年草で明るい場所で他の植物に絡まって咲きます。これもあちこちにありますが、一丁平のものです。
ツルニンジン(蔓人参、別名ジイソブ):キキョウ科ツルニンジン属のつる性多年草で林下のありこちで見られます。
ナンバンハコベ(南蛮繁縷):いつも咲く場所でもう遅いかと思っていたのですが辛うじて2輪まだ咲いていました。ナデシコ科ナンバンハコベ属の多年草で名前等から外来のものかと思いますが在来種。花の形が面白く、果実は黒く熟す。
若い果実
サネカズラ(実葛、別名:美男葛):マツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本で山野の林縁に生える。雌雄同株または雌雄別株で雌雄異花で果実は集合果。日影、裏高尾の人家のもの。これから作れる粘液を整髪料に使用したことから別名が付けられた。
雄花
雌花
若い果実
山上で実ったツチアケビの果実:このソーセージのような果実には毎年あってみたい。
薬王院の境内に植栽されている花3種
キキョウ
フシグロセンノウ
レンゲショウマ
五号路ではタマゴタケが出ていました。
冨士道に咲いていたモミジガサ:
ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬、別名:アキノギンリョウソウ)が早くも顔を出しました。
奥高尾に咲いていた花等
ツリガネニンジン
オオバウマノスズクサの果実:この果実が、昔、馬子が馬に付けた鈴に似ていることから名付けられた。
アキノカラマツ
早くもシモバシラが咲いていました。
日影で出会ったキボシカミキリ
以上
コメントありがとうございます。
それは偶然ですね。お会いしていたのかも?
何処かでお会いすることがあるかもしれませんね。