4月9日。桜が大分咲き進んでいることだろうと多摩森林科学園を訪問しました。
一重咲きの桜はほぼ満開でしたが、八重咲の桜は一部を除きまだまだこれからというところです。
さくら保存林を「仲通り」から眺めました。

八重咲の桜で咲いているものをご紹介すると
八重紅枝垂:エドヒガンから誕生した日本原産の八重咲で濃紅色の枝垂れ桜。

はるか:さくら保存林に植えられているオモイガワ(思川)の実生から栽培されたサトザクラ群の八重桜。

大村桜:園の外の道路脇に植えられています。長崎県大村市の大村神社に原木がある菊咲の桜。花弁は60~200枚にも及ぶ華やかな桜。これはまだ咲き始めです。

御衣黄:これも外の道路脇に植えられています。オオシマザクラを基に生まれた日本原産の栽培品種で緑色の花を咲かせる。まだ完全に咲いていません。

サクラ以外にも種々の花が咲いています。
第1樹林園では
ヒメウズ(姫烏頭)があちこちで沢山咲いていました。

ミミガタテンナンショウとウラシマソウが咲いていました。
ウラシマソウ(浦島草:サトイモ科テンナンショウ属の多年草):付属体が細長く上に伸びて垂れるのを浦島の釣り糸に見立てたもの。

カントウミヤマカタバミ(関東深山片喰:カタバミ科・属の多年草):ミヤマカタバミの変種で関東地方南西部・伊豆半島・東海地方に生育する。両者がどう違うのかは分かりませんがこの花はカントウミヤマカタバミとしておきます。

ルイヨウボタン(類葉牡丹:メギ科ルイヨウボタン属の多年草):葉の形がボタンの葉に似ているためこの名が付いた。例年ならもっと咲いているのですが、今日は2輪だけ咲いていました。咲き始めたばかりようで見られてよかったです。木下沢の奥に自生しているようですが、私はここにあるのしか知りませんので毎年見に来ています。

さくら保存林では
花の大きさは違いますがよく似た花のハナイバナ(上段)、キュウリグサ(下段左)、ヤマルリソウ(下段右)が咲いていました。

保存林の園路にはカキドウシやセリバヒエンソウも咲いています。
カキドウシ(垣通し:シソ科カキドオシ属の多年草):垣根を突き抜けるほどよく伸びて繁殖するためこの名が付いた。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草:中国原産の帰化植物でキンポウゲ科オオヒエンソウ属の1年草):葉がセリの葉に似ていて花の形が燕が飛ぶように見えることから名づけられた。

クサイチゴ(草苺:バラ科キイチゴ属の落葉小低木)もあちこちに咲いていました。名前や姿から見ると草のように見えますが木本で果実も食べられます。

花ではありませんがヤブレガサ(破傘:キク科ヤブレガサ属の多年草)の葉があちこちに出ていました。その名のもとになった新葉です。

以上

