3月14日。東京では開花宣言で本格的な春到来です。
長池公園でもマメザクラやシナミザクラが満開になっています。周辺の街路樹の桜も咲き始めました。
マメザクラ(豆桜):日本固有種。桜の仲間としては樹高も低く花も小さいため名付けられた。
シナミザクラ(支那実桜):中国原産。開花時期が早く実が食べられる。
自然館の中庭にはアーモンドが咲いていました。バラ科サクラ属の落葉高木。地中海沿岸原産。果実はアーモンドとして食される。咲き始めは花が濃いピンクだが次第に薄くなる。花弁が大きい。
キブシ(木五倍子)もあちこちで満開です。キブシ科の落葉低木で雌雄別株。
モミジイチゴ(紅葉苺)も咲いています。キイチゴの仲間。花が下向きに咲く。
ウグイスカグラの大株も満開で新葉も出始めました。
自然館の前庭にヤブサンザシ(藪山査子)の雌花が咲いていました。スグリ科の落葉低木で雌雄別株。果実は液果で秋に赤く熟す。
他にオオバヤシャブシやアカシデの花も咲いていました。
草花では
自然館の中庭に鉢植えでイヌノフグリが沢山咲いていました。花は小さく径2mmぐらいでよく見ないと見逃します。先日訪れたときはまだ咲き始めでしたので再掲しました。
ここに来るついでに大塚公園近くで咲いていたコゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)を撮影してきました。ご参考に挙げておきます。こちらの花の大きさは5mmぐらいです。花が白く小さなコメのように見えることから名付けられた。東京の小石川植物園でヨーロッパから移入し栽培されていたものが逸出し各地で広がっています。
自然館の中庭に栽培されているレンプクソウ(連福草)が咲き始めていました。花径の先に5個の花を付ける面白い花です。分かり難いですが上向きに1個とその下に周りに4個付いています。高尾には自生しています。
自然館の入り繰り辺りでバイモ(貝母)が咲いていました。中国原産で花弁の内側に網目模様があるため別名アミガサユリともいわれます。
かたくり観察路でカタクリがちらほら咲いています。
タチツボスミレ
タネツケバナ
地面に沢山落ちているコナラのドングリが芽を出していました。
築池にはトモエガモがまだ滞在していて10羽泳いでいました。その雄です。
ここでもルリタテハが飛んでいました。
思いがけなく蛾の1種クロサンカクモンヒメハマキ(黒三角紋姫葉巻)に出会いました。前翅長1cmぐらいの小さな蛾です。
以上