今日は、病院に泊まることにした。
母の小さなア~と言う呻き声を聞きながら、長い夜を過ごしている。
悲しくて、一人になると泣けてくる。
昼間は、父も長女もいたから、泣きはしなかったけど。
昨日は、落ち着いてるように見えた母だった。
昼過ぎから、夜7時まで、母の側に長女といた。
何を喋っているのか、わからない時もあったけど、孫の名前を呼んだり、気を付けて帰りなさいとか、よく話してくれた。
酸素濃度も、90%を超えていた。
もしかしたら、元気になるかもしれない。
そんな風にさえ、思えた。
痰の吸引器には、透明な痰が吸い取られていたし、一昨日の吸引器の中は赤かったから、少しは良くなっているのかと思った。
なので、昨日は、泊まらずに帰った。
今日は、父を連れて、仕事が偶然連休の長女と、昼過ぎに三人で来た。
痰の吸引器の中は、再び赤い。
口の周り、鼻の穴の周りには、血が付着していた。
既に、何度も吸引をしたようだった。
酸素濃度が、上がらない。
普通の人は、97以上らしい。
母は80台を彷徨い、痰が絡み始めると50台にまで下がった。
苦しそうに、胸が痛いと言っている。
泣き言を絶対に言わない母が、痛みを訴える。
あ~と呻く声が、大きくなる。
酸素が血液に入らない、身体のあちこちが、不全になる。
父は、疲れ果てている。
85歳だもの、無理もない。
長女が、連れて帰ってれた。
ホント、頼りになる娘を産めた。
育てたのは、今、死の淵にいる母みたいなもんだけれど。
だからこそ、娘はおばぁちゃんの側にいたがるんだろな。
担当医師が、今日のレントゲンの結果を話してくれた。
入院した日、転送した日、今回。
三枚を比べる。
黒い部分が、極端に少ないのが、昨日の母の肺だ。
蜘蛛の巣は、母の肺に巣を作ってる。
最早、黒い部分が無いほどに。
母の身体が辛い時、私の身体も辛くなる。
昔から、そうだった。
母が転ぶと、私も転んだ。
母が熱を出すと、私も熱が出る。
今は、母の息が苦しい。
私も、上手く息ができない。
段々、また、酸素濃度が低くなってきた。
大丈夫だろうか。
身体中が、浮腫んでいる
大丈夫?としか、聞けない。
頑張れ!とは、もう言いたくない。
もう、頑張らなくていい。
がん末期の人には、ホスピスがあるのに、肺炎末期の人は、苦しいまんまなのか?
痛みを取っやってほしい。
生きている限り、苦しいのだろうか。
生きていり限り、痛いのだろうか。
浮腫んでパンパンになった母の顔。
皺がなくて、こんなに若く見える。
十年前の、大学病院のICUにいた母を思い出した。
母が生きたいならば、全力で応援しなきゃいけない。
仮に、動けなくても、、
胃に穴を開けても、、
神様、仏様、宏史、、
先に死んでしまった、仲良しのご近所のおばちゃん達、もう、母を連れて行ってもいいよ。
母が、どんなにか皆んなと会いたいか。
あんなに仲良しだった、靴屋のおばちゃん。
母は、おばちゃんが死んだことすら、知らないけど。
薬屋のおばちゃん、豆腐屋のおばちゃん、クリーニング屋のおばちゃん、
もう、母を頼みます。
連れて行ってあげて欲しい。
ヒロシ、約束守れない。
ごめん。
最後まで、姉ちゃんは、励ませないかもしれない。
母の小さなア~と言う呻き声を聞きながら、長い夜を過ごしている。
悲しくて、一人になると泣けてくる。
昼間は、父も長女もいたから、泣きはしなかったけど。
昨日は、落ち着いてるように見えた母だった。
昼過ぎから、夜7時まで、母の側に長女といた。
何を喋っているのか、わからない時もあったけど、孫の名前を呼んだり、気を付けて帰りなさいとか、よく話してくれた。
酸素濃度も、90%を超えていた。
もしかしたら、元気になるかもしれない。
そんな風にさえ、思えた。
痰の吸引器には、透明な痰が吸い取られていたし、一昨日の吸引器の中は赤かったから、少しは良くなっているのかと思った。
なので、昨日は、泊まらずに帰った。
今日は、父を連れて、仕事が偶然連休の長女と、昼過ぎに三人で来た。
痰の吸引器の中は、再び赤い。
口の周り、鼻の穴の周りには、血が付着していた。
既に、何度も吸引をしたようだった。
酸素濃度が、上がらない。
普通の人は、97以上らしい。
母は80台を彷徨い、痰が絡み始めると50台にまで下がった。
苦しそうに、胸が痛いと言っている。
泣き言を絶対に言わない母が、痛みを訴える。
あ~と呻く声が、大きくなる。
酸素が血液に入らない、身体のあちこちが、不全になる。
父は、疲れ果てている。
85歳だもの、無理もない。
長女が、連れて帰ってれた。
ホント、頼りになる娘を産めた。
育てたのは、今、死の淵にいる母みたいなもんだけれど。
だからこそ、娘はおばぁちゃんの側にいたがるんだろな。
担当医師が、今日のレントゲンの結果を話してくれた。
入院した日、転送した日、今回。
三枚を比べる。
黒い部分が、極端に少ないのが、昨日の母の肺だ。
蜘蛛の巣は、母の肺に巣を作ってる。
最早、黒い部分が無いほどに。
母の身体が辛い時、私の身体も辛くなる。
昔から、そうだった。
母が転ぶと、私も転んだ。
母が熱を出すと、私も熱が出る。
今は、母の息が苦しい。
私も、上手く息ができない。
段々、また、酸素濃度が低くなってきた。
大丈夫だろうか。
身体中が、浮腫んでいる
大丈夫?としか、聞けない。
頑張れ!とは、もう言いたくない。
もう、頑張らなくていい。
がん末期の人には、ホスピスがあるのに、肺炎末期の人は、苦しいまんまなのか?
痛みを取っやってほしい。
生きている限り、苦しいのだろうか。
生きていり限り、痛いのだろうか。
浮腫んでパンパンになった母の顔。
皺がなくて、こんなに若く見える。
十年前の、大学病院のICUにいた母を思い出した。
母が生きたいならば、全力で応援しなきゃいけない。
仮に、動けなくても、、
胃に穴を開けても、、
神様、仏様、宏史、、
先に死んでしまった、仲良しのご近所のおばちゃん達、もう、母を連れて行ってもいいよ。
母が、どんなにか皆んなと会いたいか。
あんなに仲良しだった、靴屋のおばちゃん。
母は、おばちゃんが死んだことすら、知らないけど。
薬屋のおばちゃん、豆腐屋のおばちゃん、クリーニング屋のおばちゃん、
もう、母を頼みます。
連れて行ってあげて欲しい。
ヒロシ、約束守れない。
ごめん。
最後まで、姉ちゃんは、励ませないかもしれない。