先日のブログで低音ホーンについて誤解があったようですね
私が言いたかったのはコンプレッションドライバー+ホーンの高域に
コーン紙のウーハーの低域は、音が合わない!
と書きました、
違和感を覚えた方からご意見も多くいただきましたが
「お前はモロにその組み合わせじゃないか〜」
と言われる方も多いでしょうが、
実は違うんですよね〜
・・・・、
また、自論を書くと反論の嵐ですが、
あえて書きます、
金属振動板を使ったコンプレッションドライバー&ホーンの密度の高い中高域の音と
紙のコーン紙をバスレフ方式などでバッフル面に付け、コーン紙の素材の音がそのまま出るような、低域の組み合わせは
お互いの良さを出し合えない、音のバランスの悪い組み合わせだと思います
特性のバランスではなく、音質のバランスが悪いのです!
一般によく言われますが
コーンは高域には向かない
ドライバーは低域には向かない
それは
紙のコーン紙は高域では動きが鈍く擦れ気味になり、切れのいい奇麗な音が出ない
コンプレッションドライバーで低域を出すには、ドライバーもとてつもなく重く大きくなり、
ホーンも長くなり一般的ではない
だから適材適所の組み合わせで、上ドライバー、下コーン紙で組み合わせて、
トータルの数値的特性だけを見れば、
この組み合わせが簡単でベスト
と、なるのはわかります
マルチスピーカーをバランスよく鳴らすなら、
音色の合う振動板で、しかも同じ方式で鳴らすことだと思います。
バランスが取れた音、質も、圧も、量もバランス良く
それはよくわかるんですが
結論から言うと私は「紙」の振動板が好きなんです
躍動感、量感、音圧、リアリティーも含めて紙のスピーカーが好きなんです
B&Wやコンデンサーの音の良さに惹かれた時もありましたが
オーディオ再生音楽に感動して、楽しく夢中になったのは紙だったのです
紙のコーンは高域にむかないといいますが、
実は私はかつて、コーンツイターで感動してJBLにハマって行っていきました
大昔の話で恐縮ですが、憧れのJBLのLE-8Tを買った店の奥の暗いところで
JBL4310スタジオモニターを聴いた事があります
当時最高のサウンドと信じていたLE8Tサウンドが、霞んでしまうような、遥か上をいく生々しいサウンドでした
とにかくボーカルが素晴らしかった、ソウル風のボーカルだったと思いますが、
その熱が伝わってくるというか、そこで熱唱してるというか
暗闇から浮き出る、生々しく力強い躍動感溢れる音に興奮した感覚は今でも残っています。
オールコーン紙によるスリーウエイ、4310そのサウンドは紙臭くも、カサついた音もしない、
今思えば一体感のあるリアルなサウンドでした
また脱線しますが・・・・、
LE8Tの次はこれだ〜と思い、一生懸命バイトして買いに行きました
が、
あれは古い中古品で1台しかないからもう無いよ、でも
最新型はもっと音が良いよ、これから長く使うなら新品がいいよ!
と言われて最新型の4311Bを買ってしまったのです
くっそ~
4311Bの新品を箱から出した時の、独特の匂いと感動を今でも覚えていますが
その音は、4310とは全く違う、とんでもない怪音でした
販売店にすぐに戻り、そのとんでもない音の事を伝えると
そりゃ、新品なんだから当たり前ですよ、ちゃんとエージングしなきゃ鳴るわけないでしょ
そうだね、押入れに布団で包んで、FM放送を一月もガンガン鳴らせば大丈夫だよ、
やってごらん
と言って、追い返され、ほんとにそれをやってみたが
一月はやらなかったが二週間ぐらい、目一杯鳴らし続けたが
全く効果なし、相変わらずのシャカシャカ、バスバス、ドンドンの冴えない音
結局、短期間で手放してしまった悲しい思い出のスピーカーだった
販売店は〇〇ちゃんは新品を自分ごのみにエージングするより、鳴らし込んだものの方がいいかもね
とか言われて展示品のアルニコのL300が大金のローンと共に我が家にやってきた
4311Bのカサついた高域と違い、ツヤのある力強い音に惚れこみ
その反動で、やはり、コーン紙のツイターやスコーカーはダメだ、
と思い込んでしまったか、
その後コーンツイターを使うことはありませんでした
今思えば、
あの4310は当時のJBLの職人技が生きていたスピーカーだったのではないでしょうか
ハーツフィールド、パラゴン、オリンパス、ランサーどれも特性だけではない
これらはJBL職人技が光るスピーカーだと思います
そんな感性鋭いコンシュマースピーカー職人集団が作り出した、最初のスタジオモニタースピーカー
それが4310や4320だったのだと思います、
それがやがて、職人技から、特性重視となってきたのでしょうか?
それともコスト削減の問題なのでしょうか?
いかに特性が優れていても、私同様誰が聴いてもあのLE-25ツイーターは煩かったのでしょうね
スピーカーの周りをなんと吸音スポンジで囲っても、
うるさいものは煩かったです
くっそー、あの時4310を手に入れていれば俺の人生変わったもしれないのにー
また、話を元に戻します
金属振動板のコンプレッションドライバーとコーン紙の組み合わせですが
振動板の音質が合わないなら、
合わせる方法を考えればいいのだと思いませんか
もちろん金属と紙が同じ音がするわけがありません、
ですが違和感無く鳴ればいいのです
また脱線してしまうかわかりませんが、
なんでコンプレッションドライバー&ホーンは、振動板の音が「あまり」しなんだと思います?
私はその一つは正しくは、フェイズプラグと言うのかイコライザーなのかディフェーザーと言うのかわかりませんが
振動板の前についている、振動した空気を圧縮する、イコライザーの存在だと思います。
以前どこの御宅だったか忘れましたが、コンプレッションドライバーのバックカバーを外して
反対向きで聴いておられる方がいました
そのオーナー曰く、この方が変に圧縮されないスムーズな自然な音だ、と言っていました
なるほど、わかる気もするが、解せない
なんか、いまいちの音がする、これならドームスコーカーを使った方がいいのでは、
音圧も音の透明度も全く感じられ無い、普通の音でしたが
聴き慣れたJBLの組合せでしたが、みょーに違和感があるというか、バランスが悪い
その違和感は振動板が見えていたせいなのか、その素材の音を感じ、
それが低域のコーン紙と全く音が合わない違和感だっと後で思いました
目で見えたから?、それが直接音を出していたから?
でも、目で見える素材の音、それもあるとお思います
スピーカーBOXや、コーン紙をコンコンと叩く人がいますが、気持ちはわかります、
たしかに電気信号を空気振動に変えた時、その一番外側の音は必ず出ると思います。
その素材の響きをコンクリートなどのように殺すか、
木や金属で響かせるか、これも音作りの個性だと思いますが、
当然、響く固有の音は、叩いても振動させても同じような音が出ます
まあ、うまく設計されたホーンを、ちゃんとデッドニングすれば、その素材の音はあまりしないですね
でも振動板が見えているとその音は当然すると思うんですよ
長い説明でしたが振動板が見えてるもの同士の、
コンプレッションドライバーとコーン紙の組み合わせは、音が合わない
これはご理解頂けたでしょうか
以前、私が書きましたが、
講釈や説明の長い音は、音が悪い!
と書きましたが、私も十分長いですね
でも続けます(笑)
異なる振動で音の一体感があるもの
あっ、
その本題に入る前に、一体何が音のバランスが悪いのか、
そのバランスの悪い製品がわからないと音の想像もできないですよね
そうですねー、どうせどんな機種を上げても信者がいて反論の嵐なんでしょうから
数値的な特性が良くても音が悪い、もとい、バランスが悪いその代表作
例えばですよ
仮にですよ
どうしても仮にでも挙げろと言われれば仕方ない、J✖L4343とでもしておきましょう(笑)
いえ、私がそう言ったんじゃないですよ、しかも仮にです
20数年前の私の4343です
ホーンとコーンのアンバランスの傑作ですよね
ひとつ一つのユニットは素晴らしいともいますがその組合わせが・・・・・、
しかも音の悪いネットワークを盛大に使って・・・・・
まあいいや、名器ですから、
中高域は素晴らしいですよね、ホーンは力強く、圧もあって、ホーンで音が加速するいい音です
ミッドバスはまあ仕方ないかな
問題はウーハー、この低音と中高域の音色は誰が聴いても合わないですよね?
音色が合わないのをメーカーもなんとかしようとしたのか試行錯誤は伺えますが
音が加速するホーンの早い音の中高音に
F0特性のためか、合わない音質に技術者がやけになったのか知りませんが
こともあろうに、軽さを売りにするコーン紙に、リングのオモリを入れて特性を下げた
低音は出るようになったかもしれないが、音色も、音の速さも合わない
それを少しでも合わせるためにミッドバスでごまかすが・・・、
低域の能率は下がり、システムとしてはやむを得ず高能率が魅力の中高域のホーンは
その魅力の一つを殺して、能率を下に合わせて下げる始末
結局双方の良さを発揮できない
F0を下げ低い音を出す必要性があったのはわかるが、
この4343が家庭でバランスよく音楽を聞くスピーカーとしては・・・・・・ですよね
さて、言いたいこと言ったから本題に入ります
家庭用でバランスがいいスピーカー、私は先程も上げたハーツフィールドやパラゴンオリンパスなどの音色を合わせる工夫がなされたものだと思います
国産で、これを感じたのはオンキョーGS-1
このスピーカーを私ごときがとやかく言える立場にありませんが
設計者は几帳面で神経質な完璧主義者、あらゆる歪を排除した理詰めのスピーカーだが
理論だけでは名器は生まれない、このホーンも理論によって制作され、感性によって修正がなされたものだと思う
これは我がWE22も同様、理論で設計されたが、その後は幾度もの試作を重ね
人の声が最も自然に聞こえるように修正されたものだと聞いている
理論も大切、でも感性が無ければ完成できないないのもがスピーカーだと思う
コーン形状スピーカーが放つ波形を、理論で補正したものが
GS1の特徴ウーハー全面に取り付かられたフェイズプラグ
完璧主義者が音質合わせに付けたものでは無いのは百も承知だが
私はこのフェイズプラグによってバランスが取れたと思っている
太古の資料を見てもWEミラフォニック以降もランシング・シャラホーンも
コンプレッションドライバーとコーン紙ウーハーがバランス良くなっているシステムは
低域に何らかの処理がなされ、結果、振動板が見えない物が多い
私の結論
力強く加速する中高域ホーンの音色に
合う低音は
異質の素材で振動しても、力強く加速する低音でなければ合うはずがない
加速する音と、佇む音が同居して音色が合うはずがない
ホーンとバッフルを合わせてバランスが取れるなんてことは・・・・・、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〇〇✖✖▽□だと思う
(どうせ文句言われるなら言い切ってやる)
合わない!、
音色も位相もバランスも合わない・・・・・・・・・・・・・、と思います
□▽△✖〇〇〇・・・、
(だめだ最後の本音が書けない、これ以上友達を失いたくない)
私は紙のコーン紙のリアリティーが情熱が迫力が好きです、でもコーン紙スピーカーでは全帯域は賄えません
それを補う広域のコンプレッションドライバーとホーンを活かすセッティング
紙のコーン紙の低音を加速させて下さい、吸わせず、消さず、加速です
コンプレッションウーハーしか認めないT氏に言わせれば、所詮は「紙」
歪んで反応の悪い紙のコーンですが
コーン紙にしか奏でられない熱い音の世界を持っているとお思います
私は、強固な振動系を持つユニットを最強の磁気回路に最大の電圧をかけ駆動し
前面に圧とディフェーザーによるフェイジングを施し
大型ストレートホーンで加速
後面はユニット個別に内部反響を無くしたBOXで適度な圧を加えて、音を加速することができました
結果WE22Aが解き放つ中高域に、劣らない低音が奏でられたと思っています
これで私の想いを全て書きました・・・・・
くだらない私的なブログを最後まで読んでくれた”友よ”ありがとう
これからも頑張って楽しみましょうね
ほんとにありがとうございました
・・・・・・・・・、
別に、最後のブログではありません、また懲りずに書きます(笑)
、
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