かつてアメリカの映画館で使われていた
ミラフォニックシステムに使われたTA-7396バッフル
このスピーカーシステムは
フロントホーンは同じでも、
そのバッフル面の大きさで型番が違うようだ
バッフルの形状で複数の型番があるようです
普段我々がTA7396と呼んでいるフロントホーンは
ASR4520と言う型番で、7396システムのスピーカーセクションと記載されている
このASR4520を平面にした.同寸法のバッフルをASO8120と呼び
これがスピーカーセクションの上に乗る
高さは2メートル70センチ近くにもなる
この両端に幅550㎝、高さ2.7メートルの巨大なバッフルが付いた超大型システムを
TA7396baffle と呼ぶようだ
実際にはASR4520にASO8127ハウジングと呼ばれる骨組みがセットされて
フロントホーンに、三つの大きなバッフルをつけたのがこのシステム
なるほど
やっとTA7396がフロントホーンスピーカーではなく
バッフルと呼ばれる訳が分かった
ホーン部分はTA7396のシステムの、
ほんのスピーカー取り付けの一部分であり
この7396スピーカーは幅3.350×高さ2700の
ホーン付き巨大バッフルがこのシステムのだ
スピーカーセクションの、ASR4520ホーン部分だけでは、当然ながらバッフル効果は無く
ホーンはスピーカーシステムの一部に過ぎない
バッフルを取り付けないで
7396システムを語ることは出来ないであろう
このての後面開放システムでバッフルは重要
我が家のフルレンジ後面開放実験でもバッフル無しと、有りでは
量感、量感、クオリティー共にバッフルがなければ物足りない
このシステムにバッフルは必要不可欠
私のALTEC 817にもミニ・バッフルを取り付けてあるが、
こんな小さなものでもその効果はかなりあった
・・・・
だが
残念ながら我が家は狭いので
無理
バッフル無しの
フロントホーンASR54520のみで制作を行うしかありません
ですから
TA7396バッフルではなく
ASR4520フロントフォーンスピーカーと呼べばいいのかな?
バッフルの大きさで音の量や質は、かなり変わるのは分かっていますし
バッフル部分が無ければ、このフロントホーン部分も
意味が無いかもしれませんが、
悲しいかな我が家では物理的に無理
TA-4181A 18インチウーハーから
15インチの ALTEC 515FCウハー
ユニットは三インチのダウン
全体の大きさも同様に、約12パーセントのサイズダウン
それでも、バッフル無しで、幅1570の、かなり大型のスピーカーになります
MONOで1台ならまだしも、贅沢にstreoで使いたい、
そのため二台で幅3メートルを越えてしまう
一般の家庭ではなかなか持ち込ずらいシステムですね
一般家庭用に両サイドを切って販売しているメーカーさんもありますが
たしかに家庭に持ち込むには、その方が一般的だと思います、
気持ちは分かりますが
今回はオリジナルをそのままユニットに合わせてサイズダウンで
バッフル無しでも、効果はあると信じて続けます、
このフロントホーンシステムの大きな特徴は、
やはり真ん中のデフェーザー
菱形の筒状の箱がスピーカーユニットのすぐ前に置かれている
最初はなんでスピーカーの前にこんな箱を置くんだろう
こんな音を邪魔するものがあったら、音がこもってしまって、
良い音がするわけがない
と思っていましたが、
手持ちのALTEC 817 BOXで行ってみて初めてその効果が実感できた
デフェーザー効果のメリットは
音にハリが出る
音の雑味、濁りが消える
リアリティーがあり躍動感が増す
デメリットとしては
量が減る
高域が落ちる
音が遅れる
デフェーザーの調整が上手く出来ないと音がこもる
現在のデフェーザーは可動だったので、
前や後ろに動かしてその効果を確認出来るが
正直なかなかポジションが決まらない
まだまだ様々なディフェーザーの効果が有ると思うが、
フロントホーンがカーブした817ではその効果が不十分
やはりオリジナルに準じたものを作るしかない
と、今回の計画を始動しました
オリジナルの理論も、技術も何も語れない私では、
真似しかないが
それも叶いそうにありません
完全、縮小コピーはおろか
TA7396、スピーカーシステムの一部分だけかもしれませんが
頑張って縮小版を製作したいと思います
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