いや~~本当に凄いことになってきた
全体的に軽やかに素早く立ち上がり
中音域の厚さ、彫りの深さは圧倒的な説得力で
艶やかな彩で、程よい柔らかさを持った高域で
低域は鳥が羽ばたくような軽やかな低音から、ゴジラのシコふみまで再現する
偽りの違和感のある音では無く
原音再生を目指すことも、魅惑の世界に酔わせることも出来る
そんな夢のようなスピーカーに、
我がALTEC817システムが育ってくれた
私は悲しいかな、音楽ジャンルにポリシーは
無い!
世間で言われるジャンルをあまり気にしない、
楽しめる音楽であれば、感動できる音楽であればなんでも良い
実に節操の無い人間である
好きな曲はある、魔笛のアリア、フィガロ、椿姫、カルメン、コウモリ・・・・・
でも呑んでスナックのカラオケでは歌えない
だからマイクの友は、中島みゆき、ユーミン、一青窈、高橋真梨子、HY・・・・
何を言っているのだかよくわからないが、音楽は好きだ
ジャンルは問えない
聞いて楽しい音楽ならそれで良い、感動できればそれで良い
本当にいろんなジャンルの曲を鳴らしてきた。
若い頃の黄色い声の松田聖子の後、シュターダやシュトライヒを聞いたり
チョンキョンファのバイオリンの後、豪快なJAZZをかけることもあった
そんな、ジャンルを問わない選曲にホントによく耐えて、応えてくれるようになった
愛しきALTEC、励磁システム
良い子に育ってくれたもんだと、感無量の思いである
可愛い我が子を千尋の谷へ突き落とすが如く、
過酷なアンプをつないで、貶しまくった事もしばしばあった
よくもいじけず、ぐれないで、ここまで育ってくれた、
おいちゃんは嬉しい
またまた何を言っているのかわからないが、
とにかくALTECがWEの如く
違和感の無い、強烈な個性的な魅力で
全ての音楽を見事に演出し、再生できるようになってきた
励磁ならではの磁束密度調整
中低域の515Fc、4本の電圧は同じ
2本ずつ変えたオーディオ的な調整も面白いが
原音であろう楽器が太ると言うか、大きなるというか、濁る、
今の所は4本同じがベスト
その4本を、標準最低電圧を大きく下回った
禁断の電圧 21,5ボルト
今まではゆったり朗々と鳴るが、締りが無く
打楽器がいまいちリズムを刻まなく、
張りが無くて、とても使い物にならなかった電圧だが
あら不思議、高域のALTEC 288Fcの、やはり今までは音が硬くて
とても使いモノにならなかった288Fc最高電圧
26ボルト
実に不思議である、
締まりのなかった低域がビシッと引き締まった
ものすごい量感とともに
長く聴いていると、知らずのうちに歯を食いしばっていた
288Fcの26Vも実に魅力的で艶やで、張りはあるが硬さが無い中高域になってきた
そう低域の緩みを高域が引き締め
高域の硬さを低域が和らげた
理想的なセッティング
こんなセッティング、今まで見た事も、聞いた事も無いセッティングである
こんなセッティングができるとは励磁ユニット恐るべし
レコードが止まら無い
次から次えと出てくる
音楽を、音楽と捉え、純粋にその感動を伝えようとした時代のレコードはどれも素晴らしい
だが音を集めて、偽りのユニットを使い虚像を絵描こうとした
屈折したものを抱いて録音したレコードはかなり違和感が残るが
やっぱり真面なレコードは録音がすごい
レコードは凄い