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80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

ゲーム&ウオッチ・ドンキーコング・任天堂

2006-10-09 21:06:10 | 電子ゲーム
 任天堂が1982年に6,000円で発売したゲーム&ウォッチ・ドンキーコングです。前年にヒットしたアーケード版のドンキーコングを携帯機用に移植したものです。同年売り上げ2位のモンスターパニックの2倍以上を売り上げ、ゲームウォッチの中でも最高の売り上げを記録したそうです。

 オリジナルは4面構成の(当時としては)複雑なゲームですが、小さな画面の中にオリジナルのイメージを残したまま上手にアレンジされ、ゲーム自体もよくできていました。それまで1画面だったものを値段を据え置いたまま2画面にして発売されましたので、当時としてはかなりのインパクトがあったのだと思います。自分は当時持っていなかったと記憶してますが、そうとう遊んだ覚えがあります。またここで始めて使われた十字キーが、ファミコンに用いられた事も有名です。

 NDSが発売された時にあちこちで言われてましたが、雰囲気が非常に似ています。外人さんで実際に、ゲームウォッチ・ドンキーコング版DSを作った方もいるみたいです。意外と重く玩具らしからぬ高級感もあって、当時買ってもらえた子供はかなり嬉しかっただろうと感じます。任天堂は昔から携帯機に強かった事が、あらためて実感としてわかります。

 ゲームウォッチが発売されてからは、安価で持ち運びにも便利な液晶ゲームが主流になりました。(電卓や腕時計型のものまで発売され、かなりのブームでした)。学校などでも持ち込み禁止になったり、友達どうしで交換されるようにもなりました。またゲームウォッチはコレクション性も高いため、今でも非常に高い値段で取引されているようです。(ドンキーコングは数が出たためか、そこまで値段は付かないようですが)

ゲーム&ウォッチ・マンホール・任天堂

2006-10-07 16:05:46 | 電子ゲーム


 任天堂より1981年に5,800円で発売された、ゲーム&ウォッチ(ゴールドシリーズ)のマンホールです。前年1980年に5種類(ボール・フラッグマン・バーミン・ファイア・ジャッジ)が発売されたのですが、それが好評だったため翌年ゴールド3種類(マンホール・ヘルメット・ライオン)が続編として発売されました。(区別をするため前年のものはシルバーとも呼ばれます)


 ゲーム&ウォッチは、任天堂のクリエーター横井軍平氏によって生み出されました。サラリーマンが電車のなかで電卓で遊んでいるのをみて、大人が時間つぶしに気軽に遊べるゲームができるのではないかと思いついたのだそうです。そのため初めは文具用品とも思えるような、シックで高級感のある大人向けのデザインで登場しました。また実際に電卓と同じチップが使われているそうです。それが子供達に好評で売れたため、キャラクター性などを強化した新シリーズが翌年にも追加されてゆきます。その後もワイドスクリーン、マルチスクリーン、NEWワイドと続々と発売され続けました。


 ゲームセンターあらしも、第7巻でこのゲームと対戦しています(第7巻ゴキブリ大戦争)。設定はマンホールの中でゴキブリをあやつる怪人、ゴキブリ大統領と戦うという話です。ゴキブリが集まってドット絵をかたちどったスクリーンで、マンホール内にてマンホール対決をするという、なかなか秀逸なアイデアが今見ても感心させられます。このようにゲームセンターあらしにはただ戦うだけではなく、ゲームの設定を上手に生かして話に盛り込んだ物が多かったように思います。

 当時ゴールドシリーズは、新しいアイデアが盛り込まれたシルバーよりもちょっと高級感のあるアイテムとして見えていました。もうしばらくするとゲームウォッチのヒットに触発された後発メーカーが、大量の液晶ゲームを市場に送り込んできてかなり手に入れ易く(一般的なものに)なるのですが、まだこの頃までは高価な玩具として高嶺の花でした。

参考:ゲームセンターあらし第7巻 ゴキブリ大戦争/小学館

モンスターパニック・エポック社

2006-09-30 14:22:21 | 電子ゲーム
 エポック社のPOCKET DEGIT COMシリーズのモンスターパニックです。ファミコン登場以前の1980年代初頭頃には、任天堂ゲーム&ウォッチに代表されるような、液晶を使ったゲーム(LCDゲームまたは、電子ゲームなどど呼ばれる)が流行っていました。なかでもゲーム&ウォッチは世界的に爆発的なヒットとなり、それがファミコンを開発する為の基盤ともなったのだそうです。

 ゲーム&ウォッチで一番売れたのはドンキーコングなのだそうですが、そのドンキーコングと同じ年に発売され、その年の売り上げで2位を記録した物がこれだった様です。相当売れたようで、当時自分では持っていた記憶がないのですが、かなり遊びこんだ記憶があります。(友達と交換などしてましたから、この辺記憶がかなり曖昧です)。この黄色い本体を覚えている人も多いのではないでしょうか。

 ゲームの内容としては、洋館の中を5種のモンスターを避けたり退治しながら出口を目指すといった物でした。登場するモンスターに対して様々なアクションをとる必要があるため、動きが多彩になりギミックが多い事が子供にうけたのだろうと思います。ゲーム&ウォッチは、物を避けたり受け止めたりといった比較的単純な動作を繰り返すパターンの物が多かったですが、エポック社は動きにストーリー性を持たせ画面内を移動してゆく形式の物が多かったような気がします。

 もちろんゲームセンターあらしもこのゲームで対戦しています。ちなみにあらしが、アニメ化された時のTVスポンサーはエポック社だったそうです。