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80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

ゲームボーイ・任天堂

2006-10-21 20:49:18 | レトロゲーム機1985-
 ゲームボーイは、任天堂より1989年に12,800円で発売されました。世界中で1億台以上販売された、ゲーム機史上もっとも売れたハードです。ゲーム&ウォッチの開発者、横井軍平氏によって生み出されましたので、ゲーム&ウォッチの正統な後継機といっても良いのではないかと思います。(写真:後左/初代GB、廉価版GB、GBポケット、GBカラー、前/GBASPファミコンカラー)

 湾岸戦争時に兵士に暇つぶしのために配られたとか、ボケモンが欧米でも記録的なヒットを飛ばしたとか、本当に話題(伝説)には事欠かない機種です。バーチャルボーイ・N64など次世代機で任天堂が苦戦していた時期にも、(ポケモンのヒットにより)コンスタントに売れ続けて、任天堂を支える役割を果たしていました。また最近のミクロまで含めれば、15年以上売れ続けているハードという事にもなります。(アドバンス以降は上位互換の後継機種になりますが)

 すでに初代の発売当時でも、携帯機といえどもカラーが当たり前だったようです。それでも横井軍平氏は価格と電池の持ちを優先して白黒の液晶を使ったのだそうです。ゲームウォッチや後年開発したワンダースワンでも、電池の持ちという事(気軽に遊べるという事)に非常にこだわったみたいです。(ゲーム&ウォッチ・TEBLE TOPは電池2本で3年間、ワンダースワンは電池1本で30時間以上遊べる仕様になってる)。そういう開発の哲学が、この世界的なゲーム機を生んだ事は間違いないのでしょう。

 初代発売時は、テトリスと平安京エイリアンを遊ぶ為に手に入れた覚えがあります。初代機は今から考えると本体も大きく、液晶なども見やすいとは言い難いものでしたね。(液晶画面に線が入ってしまうことも結構あった様に思います)。その後WIZ外伝を遊ぶ為にポケット、GBC版WIZやブラックオニキスを遊ぶ為にGBカラーを手に入れましたが、丈夫になり小型化されてどんどん使いやすくなりました。特にゲームボーイカラーでは、携帯機として1つの完成を見たように思います。

 ゲームボーイは中古で簡単に手に入りますから珍しいものではありませんが、カラーバリエーションや限定版が多いことでも有名です。通常版に希少価値が付く事はありえませんが、限定版をコレクションしてみるのも面白いかもしれません。(GBASPシャア専用カラーとか欲しいですね)

メガドライブ・セガ

2006-10-19 23:27:54 | レトロゲーム機1985-
 これはセガが1988年に発売した、世界初の家庭用16ビットゲーム機メガドライブです。ファミコンに対抗して発売していたセガマークⅢの後継機種にあたります。ボディ前面にでかでかと金色の文字で16BITなどと刻印してありますが、当時16ビットなんていったらPC-98など何十万もするビジネス用PCの世界でしたから、それだけ衝撃的でなおかつ誇らしい事だったのですね。時期的には、PCエンジン(8ビット)が発売された後、スーパーファミコン(16ビット)の発売される前あたりの位置にあたります。

 メインCPUに、シャープX68000というパーソナルワークステーションとも呼ばれた当時の最先端のパソコンやスペースハリアーなどのアーケードゲームにも使われていた、高性能のCPU68000が使われています。おまけにサブCPUにはPC-88やMSXなど、当時8ビットPCのメインCPUとして使われていたZ80が使われていましので、盆と正月がいっぺんに来たようなとんでもない贅沢なゲーム機だったんですね。メガアダプターを付けるとZ80が前面に出てきてマークⅢと互換性のある8ビット機として使えて、スーパー32Xというパワーアップブースターをつけると32ビット次世代機としても使えるという実に器用な機械です。おまけにメガCDという周辺機種と合体させてCD-ROMまで使うことが出来ます。


 日本では、その個性の強さからそこまで普及しませんでしたが、アメリカなどではジェネシスとしてかなりの成功を収めたようです。またその個性の強さから、今でもかなり根強い人気があるようです。今現在でも、ハードオフなどのリサイクルショップなどでわりと結構見かけますし、プレ値などは付いてないので、2,000円~前後でわりと簡単に手に入ると思います。

PCエンジン・NECホームエレクトロニクス

2006-10-16 23:01:00 | レトロゲーム機1985-

 PCエンジンは、1987年にNECホームエレクトロニクス社より発売されました。ファミコンの次の市場を狙った次世代機の一番乗りで、セガのマスターシステムとほぼ同時期の登場でした。(写真左が初代エンジン、右がコアグラⅡ、後がPCエンジンDUO)

 メインCPUは8ビットなのですが16ビット並みに高性能のカスタムチップを使用していて、グラフイック関係の処理は16ビットで行なっていたようです。当時の雑誌記事を読むと68000(16ビットCPU)を使った試作機も作った様ですが、意外に処理が重かったため、あえて8ビットのカスタムチップを開発したという事のようです。結局FXが発売されるまで、スーパーファミコンやメガドライブ(16ビット)と最後まで互角に戦いましたので、ある意味最強の8ビット機と言っても良いのではないかと思います。またPCエンジンは機種や周辺機器が多いことでも有名で、CD-ROM機や携帯機、パソコンやLDと一体型になった物などいろいろな機種が出ています。
 
 発売当時の印象としては、大きなキャラが動かせる速いハードだなという感じでした。当初の目玉となったのはアイレムのR・TYPEでしたが、印象に残ったのは画面の半分はあるかというような巨大キャラが動き回るTHE功夫やカトちゃんケンちゃんの方でした。また妖怪道中記や源平討魔伝(ナムコ)、アウトランやアフターバーナー(セガ)などの移植ゲームもかなりの再現度を誇ってました。後期はCD-ROMの機能を生かしたアニメ処理や声優を使ったゲームなど、いろいろな可能性を拡げたようです。(ブームになったときメモもこのハードが最初のようです)


 個人的には90年もだいぶ過ぎて相当安くなってから、ブルート等の中古ショップで初代白エンジンを買って遊んだ覚えがあります。当時X68000に移植されて話題を呼んでいた源平討魔伝が、PCエンジンでもかなりの完成度で再現されていましたのでそれで遊びたかったんですね。

 現在買う場合ですが、PCエンジンのCD-ROM系と携帯系のハードは今でもかなりの値段で取引されています。(もともとの値段が高いですからプレミアが付いているという訳ではないのですが)。また人気も高いため、手頃な値段の物があるとあっという間になくなってしまいます。ショップでも割とよく見かけるので見つけにくいものではないですが、競争が激しいため手頃な値段で見つけるのはなかなか難しいかもしれません。

セガマークⅢ・セガ

2006-10-15 13:47:54 | レトロゲーム機1985-

 セガ・マークⅢは、セガが1985年にファミコンに対抗するため発売したゲーム機です。価格は15,000円でSG-1000・SG-1000Ⅱとの互換性を保っていました。海外ではマスターシステムの名で販売され、のちに国内でもFM音源ユニット等を内蔵されたかたちで販売されました。国内ではセガ以外からほとんどゲームが発売されなかったため、ファミコンにはかないませんでしたが、この機種あたりから熱狂的なセガファンが生じたように思います。

 当時ファミコンは持っていなかったのですが、これは所有していました。ある時BeepやテクノポリスなどのPC誌を立ち読みしていたら、マークⅢ版スペースハリアーの発売前の開発画面が掲載されていました。当時88やMSXなど8ビットPCで遊んでいましたから、8ビット機であれが再現されるということが信じられませんでした。当時の8ビット機は処理速度が遅かったですから、スペースハリアーのような大きなキャラを高速で動かす事がどれだけ不可能な事か実感として知っていたのです。
 
 結局スプライトを使わずに背景にキャラを書くという方法で移植されていたのですが、それでもかなりインパクトがあったと思います。(それで衝動買いしてしまいました)。その後も完成度はともかく、アウトランやアフターバーナーなどの体感ゲームが次々と移植されていきました。(当時は、家庭用に移植されるだけでも凄いことでした)。またファンタジーゾーンや北斗の拳、ファンシースターなど名作も多かったですね。

 最近になってソフトバンクが発行していたBeep誌が復刻されましたが、当時の記事が縮小されたかたちでそのまま再現されています。(Beepはセガを熱心に取り上げていた)。これを見ていると、熱心にPC誌を読んでいた当時の空気をふと思い出してしまいます。(デパートの書店で何時間も飽きずに立ち読みをしていましたね・・・疲れたらPCコーナーにいって展示されてるゲームで遊んだりして)
 
 現在手に入れる場合、マークⅢは(プレ値というほどではありませんが)ファミコンに比べて数も少ないため意外と高いです。またおいてあった場合でも、わりと直ぐ売れてなくなってしまいます。手頃な値段の物(5,000円~程度)を見つけた時は、とりあえず買いかもしれませんね。