何もかもが、すこぶる嫌に為るときってあるね。
「もう、どうでもいいや」って、気分になって「何をする気も起きない」ときがある。全てが無意味に感じるときがある。
目的や目標ってのは、そういうときのために掲げて置くべきものなんだろうね。
外れそうになった車輪を、またレールに載せる気力を引き出してくれる。意地を目覚めさせるんだろうね。
もう、なにも考えずに「のんびり、流れるままに日々を過ごそうか」って、思ったりする。そう思ってもおかしい歳じゃない。
捨てたように生きているのに「まだ、なにか」って、諦めない思いが手探りをやめない。似合わない「しぶとさ」が自分の中にある。
歳喰ったら、仕事なんかとおさらばして「自由気侭」に生きるのが、目標だったけど「夢の剣(つるぎ)は折れたね」
そんじゃあ、死ぬまで働いてやるって「槍で目標掲げた」けど、飯喰うためだけに働き続けてくたばる人生に「なんの意義がある?」
喰うためなら、別段、目標など掲げなくとも、飢えたくなければ働くしかない。わざわざ槍で掲げた目標が恥ずかしくなるよ。
働かずに「貰えるものは貰います」なんて腐った根性は持ってない。飯は働いて喰え。生きるものの最低最期の誇りだろうが。
本当に困っている人のために生活保護制度がある。ズル賢くて浅ましい輩となまくらどもよ、おまえ達が「荒らし」のように群がるから、
見直しされてホントに困ってる人々が、尚、困ることになるんだよ。「ちょっとは、恥を知れよ」 弱い人々のための「駆け込み寺」じゃないか。
給付金貰って、其の足でパチンコへ行くって「ホンマかよ?」 そんな不届き物は、全員、射殺しろっ。
昨日だったかな? お昼を頂いてる間、テレビで知らない人が、神妙な顔してボソボソ何やら話しては頭下げている。
生活保護を不正受給してたお笑いの芸人さんらしい。仕事は年収5千万になるらしい。「オレから見れば大富豪だね」人気商売は明日の保証はない
ことから、常に振り出しに戻る不安を抱えていたって云ってる。「それはね、年収なんて恥ずかしくて云えない人たちも、皆、同じ思いだよ」
これしきの仕事でも、明日失えば路頭に迷う脅迫観念に尻を煽られているよ。あんたも苦しい時代を乗り越えてきたんだから解るでしょう?
お母さんが受給していたらしい。苦しい時代の延長線上の不正受給が発覚して吊るし上げ喰らってる。
自分と姉を女手ひとつで育ててくれたお母さんに「オレの稼いだ金だよ」って、孝行できる今の身分を見せてやれよ。
苦しさ、辛さから人は学び取る。優しくなるか、狡猾になるかの道は二つだね。
「夢」は、自分を動かすエネルギーだね。資源に限りがあるように夢もいつかは醒める。醒めて勢い失せて人は諦める。
「オレは、大人になりきれない子供の部分が多いから、未だに夢を追いかけてるよ」
夢は夢でしかないことなど解ってはいるんだけれど、改めてその夢の儚さを感じたときに「もう、どうでもいいや」って、虚脱するんだろうね。
思いが熱いときは前向きにしてくれるけれど、冷めて思えば背中を見せて萎えるよな自分が居るよ。
「必ず成らせて見せる」って思いを持ち続けてる。どこぞに置き忘れたことなどない。心の床の間に墨で大書した掛け軸をぶら下げている。
其の掛け軸は年季も入った上に、煙草のヤニで黄色くなって薄汚れてる。だけど、いつも真正面で向き合ってるね。
外面(そとずら)整えば、今度は内面(うちずら)問われることになる。
まかり間違って「大富豪」になっても、思い遣りの一言で折れた心を癒された日々を忘れずに生きたいもんだね。「そんな心配無用だよ」「放っとけっ」