カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-408 『映画 インモータルズ』

2012年05月22日 | 日記








昨晩もブログ仕上げてからDVD「インモータルズ」を観たんですが「なんやのん、これ?」って感じ。

R-15指定作品だから、ちょっと「エロいんかな~?」って、期待してツタヤで借りたんだけど「オレの弱い残酷ものやんかいな」

古代ギリシャの時代ものだから、或る程度は野蛮なんだろうとは思っていたけど「きつかったね」







槍は身体を貫くは、胴体真っ二つやは、脳天かち割りやは、首飛ぶは、チンポコ潰しやは、眼ん玉潰しやは、身体バラバラやは、

喉切り裂きやは、鮮血飛びまくりやはで 「こんな時代に生まれた人は大変やったろうねえ~」












パイドラ(フリーダ・ビントー)処女の間は、未来を垣間見る能力を備えている。









ギリシャ神話を題材に描かれているらしいんだね。

人間が誕生するより遥か昔、光と闇の神々の戦争が起きた。戦いは、光の神が勝利し闇の神は奈落の奥底に封印された。

時は流れ、古代ギリシャの時代。世界支配を企む残忍な王ハイペリオン(ミッキー・ローク)に対し、







人間の姿に身をやつした主神ゼウスに子供時代から鍛えられた勇者テセウス(ヘンリー・カヴィル)が、その野望を阻止せんと立ち上がる。

ハイペリオンは、闇の神の力を手に入れるため、地底に封印された闇の神タイタン族を復活させてしまったから「さあ、大変」なんて物語なんだけど、

物語より映像に重点を置いたような映画だね。





















ハイペリオンは、光の神が造った武器の一つで、闇の神を解放するための重要なカギ「エピロスの弓」を捜し求め、

軍隊を結集しギリシャの地を侵攻していく。弓がハイペリオンの手に落ちれば闇の神は復活し人類の破滅は免れない。


















この残忍な王ハイペリオンがエモくて「もう、ええわ」って感じ。こいつがミッキー・ロークとは見終わるまで解らんかったね。




























捕えられたパイドラを逃がした三人の娘が拷問死するんだけれど、此れが残酷で、牛を模した金属製の缶の中に閉じ込められ、外からジワジワと

焚き火で熱せられて全身やけどで苦しみながら死んでいくんだね。こんなもの、どんな奴が考えつくんだろうね?「やだねぇ~」






こういうのん観るとね、オレが、こんなとこ詰められたらどうする?って、考えてしまうのね。

問われたことには「素直に白状する」 平気で「裏切りますって云って協力的になる」 本気で協力的になってんのに「もう、用はない」なんて

云われて放り込まれたら「気が狂うだろうね」 きっと、相手も呆れるような見苦しい男になるだろうね。「想像するだけで汗かくよ」





















パイドラとテセウスはいつしか恋におちて。「残酷ものより、こっちのほうが遙かにいいよ」 気持ち良さそうやもんね。 

この手の映画の嫌いなのは、主役の愛するものや味方の者が、相手に捕らえられたら何されるや解らん時代だから「とても疲れるんだね」

ヒロインもおとなしく隠れて居ればいいのに「余計なことして見つかったりするんだよねぇ」 「バッカだねっ」って腹立つよ。






こんなときも考えるね。オレが「ここで隠れてじっとしとくんだよ」って云われたら、一生懸命に穴掘って土に埋もれて「どとんの術」で

二重の安全策を講じて動かないと思うよ。息も静かに、土が呼吸で動かないよう気を配って葉っぱも自然に被せて置くよ。「なんやねん、こいつ」

パイドラは、其のてん素直だったね。テセウスの云う通り、じっと隠れて居たから助かったね。「なかなかいい娘(こ)やね」




















CG技術が進化して群衆シーンなんて苦労が無くなったね。ひと昔前なんかエキストラ相手の撮影では、どう写せば誤魔化せるかで汗かいたんだろうね。



















ハイペリオンが引くエビロスの弓矢って新兵器なんよ。弓を引くと矢が現れる優れもの。こいつら皆、キモイ仮面被って「怖いよ」



















エビロスの弓矢の威力に腰抜かしたギリシャ軍を鼓舞して立ち直らせたテセウス。「仮面は臆病者が被ってるっ」

「切り裂けば血が出るただの人間だっ」 そうだ、そうだ。「おまえが返事してどうするんだよ」


















ギリシャを守る巨大な城壁の門も、ハイペリオンが引くエビロスの弓矢で破壊され野蛮人が怒涛の如く押し寄せる。テセウスの号令のもと

ギリシャの戦士が果敢に行く手を阻む。

天上から神たちが見守っている。しかし、主神ゼウスは「人間達の世界に手出しはならぬ」と、神々たちに申し渡す。



















テセウスの窮状を見かねて海の神ポセイドンが内緒で救いの手を差し伸べる。「恐るべきパワー」



















城壁の戦いの最中、ハイペリオンは封印された闇の神タイタンを解き放ちに向う。彼の手にはエビロスの弓が握られている。

テセウスたちが追う。しかし、矢は放たれて封印が解かれてしまう。タイタンが自由になったならば神の出番。人間に敵う相手ではない。

主神ゼウスは神々を従えタイタンの前に降り立つ。「タイタンは我等が倒す。テセウスよ、おまえはハイペリオンを倒せ」



















これからが、切り裂きのぶっ潰しのバラバラのコテンパンのひき肉のミンチの貫通の芋刺しの戦いが繰り広げられる。タイタンは沢山居るのよ。

CGと解っていても解らないほどリアルなんだね。ただ、天上からジェット機みたいに降りてきたり、消えたり、穏やかな海でさえ大津波に

変えるビッグパワーを持ちながら、なんで、タイタンどもと戦うときは、至って人間的なのかが理解に苦しむ。






そんな間の抜けたことしてるから、神々は次から次へと遣られてしまうんだよ。

ゼウスの娘の神も、はらわた貫かれて太腿切り裂かれてハチャメチャで死んじゃったじゃないか。「おまえらの考えてること、よぉー解らんわ」

観終わったあと「しんどぉ~」 感想は「しんどぉ~」 DVD返しに行くのん「しんどぉ~」




























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