画は 岡本 太郎 (おかもと たろう)
1911年(明治44年) ~ 1996年(平成8年)
抽象美術、シュルレアリスム、原始美術 作
「電撃 1947」です。
今日は 岡本太郎の傑作、三枚です。
「太陽の塔」の 改築再建の番組がありましたが、
実は 絵がいいんですよ、縄文再発見は 慧眼でした。
☆晴れたり曇ったり。
偽ユダ大好き トランプ一家 & 福音系(ユダヤ教亜種)信者、
世界の厄災の元兇ども、
◆https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051401028&g=int
時事通信 2018/05/15
◎流血のガザ、怒りの抗議 = パレスチナ人「永遠に戦う」
【エルサレム 時事】パレスチナは14日、在イスラエル米大使館の
エルサレム移転に強く反発する「怒りの日」と定められ、
全土で抗議デモが吹き荒れた。
イスラエル軍は銃撃で対抗し、自治区ガザでは50人以上が死亡。
3月末から続くデモで1日の犠牲者としては最悪の事態になった。
イスラエル軍が放つ催涙ガスが容赦なく降り注ぐ中、
負傷して流血したパレスチナ人が担架に乗せられて次々と運ばれた。
イスラエル側は大規模な抗議行動が暴徒化する事態に備え警戒を強化。
治安部隊をほぼ倍増させて対応した。
自治政府の議長府があるヨルダン川西岸ラマラでも14日、
中心部のアラファト広場にパレスチナ人住民が集結した。
抗議に参加した自治政府職員リヤド・ムカハルさん(52)は
「われわれの土地を取り戻すため、戦いは永遠に続く」と語気を強めた。
女性職員のサファ・ドウェイクさん(39)は
「私も子供たちもイスラエル人と平和に共存したい。
国際社会は 米国とイスラエルの違法行為を止め、
パレスチナを強く支持してほしい」と世界に向かって訴えた。
イスラエル軍はこれまでに 戦闘機を使った空爆で、
ガザを実効支配しているイスラム原理主義組織ハマスが掘削したとされる
イスラエル領内への複数の地下トンネルを破壊した。
イスラエル軍は「ハマスは武装テロリストを使って
ガザの境界突破を企てている。イスラエル領内で虐殺を計画しているが、
それは許さない」と強調。
国際社会から批判を浴びている デモ隊への実弾使用
もいとわない強硬姿勢を貫いている。
◆https://tanakanews.com/180513korea.htm
田中 宇(さかい) 2018年5月13日
◎朝鮮戦争が終わる(2)
この記事は「朝鮮戦争が終わる」の続きです。
☆http://tanakanews.com/180430korea.htm
6月12日にシンガポールでトランプと金正恩の米朝首脳会談が
行われている最中に、中国の事実上の皇帝である習近平主席が、
同じくシンガポールを訪問するという話(観測・うわさ・可能性)が、
日本を中心とするマスコミで報じられている。
この話は、5月11-12日に日本で喧伝され、
それを引用する形で韓国などでも報じられた。
英語でこの件を報じているのはシンガポールの新聞だけだ。
米国のマスコミは全く報じていない。 中国政府はノーコメントだ。
最初の情報源は北朝鮮政府筋らしい。
日本のマスコミでは、習近平のシンガポ訪問理由について、
米朝がシンガポール会談で劇的に和解し、
中国が外されてしまうのを恐れ、割り込んでいくことにした、
だが米国が中国敵視なので
習近平が米朝会談に参加させてもらえる可能性は低い(中国ざまみろ)
といった「解説」が流されている。
私から見ると、せっかく特ダネを取ってきたのに
解説が全く的外れ(嫌中方向への歪曲)だね、という感じだ。
習近平が米朝会談に同期してシンガポールに行く話のすごい点は、
トランプ、金正恩、習近平という米朝中の3人の最高指導者がそろうと、
その場で朝鮮戦争の終戦協定に署名して、
朝鮮半島の対立を正式に終わらせられることだ。
朝鮮戦争は1953年に米朝中の3か国で「休戦協定」が結ばれ、
それ以来、現在まで、戦争状態(対立)は続いているが
戦闘は暫定的にやめている休戦状態になっている
(韓国は 当時の李承晩大統領が休戦に反対して 署名しなかった)。
休戦協定の後、数カ月内に正式な終戦協定を締結する予定だったが、
それが棚上げされたまま65年が過ぎている。
朝鮮半島の対立を解消するには、米朝中が「終戦協定」もしくは
「終戦宣言」を締結・共同発表する必要がある。
4月27日、金正恩と文在寅が板門店で劇的に会った
南北首脳会談の共同声明は、米国と中国も入れた4か国の会談を
今年じゅうに行なって朝鮮戦争の終戦を宣言することを盛り込んでいる。
あの南北会談は、朝鮮半島の対立を一気に解消したが、
南北だけでは対立の正式な終了を決められない。
対立の終了 つまり
朝鮮半島の終戦協定・宣言には、米国と中国の参加が不可欠だ。
シンガポールで、米朝会談が終わったところに習近平が登場すると、
その場で終戦協定を締結できる。
日本のマスコミが「解説」するとおり、習近平は米朝会談自体に参加しない。
会談の終わりを待ち、シンガポールの首相あたりと談笑して時間を潰す。
米朝会談で、予定通り金正恩が核廃棄を約束し、
トランプが米国の北敵視の終了を約束して会談が成功裏に終わると、
そこに習近平が入ってきて
(もしくはその前に 中朝と米中の短時間の2国間会談を経て)、
米朝が和解したので朝鮮戦争を終わらせよう と言って、
あらかじめ用意してある終戦協定(もしくは終戦宣言)に3人で署名する。
この瞬間に、朝鮮戦争は正式に終わり、和平の確立に向けた動きが始まる。
朝鮮戦争が正式に終結すると、すぐに 韓国が北朝鮮の経済開発を支援する話
になるので、韓国の文在寅もその場に来ていて、
終戦協定が署名された後(韓国も署名に入るかも)、
南北首脳が経済開発についての話を始める。
文在寅はすでに、膨大な資料を入れた「USBドライブ」を、
板門店での首脳会談で金正恩に渡してある。
南北の経済開発は、中国の「一帯一路」の一部となる構想なので、
習近平からも提案があるはずだ。
思惑どおり朝鮮半島の覇権を中国に引渡したトランプは、
その展開を尻目にエアフォースワンに戻っていく・・・。
私が現時点で空想(笑)するシナリオはそんな感じだ。
終戦協定が国際的な条約であるなら、議会が批准(承認)しないと発効しない。
中国と北朝鮮は独裁国なので、最高指導者が決めたことに議会が反対しない。
だが米国の議会にはトランプ敵視の議員が多く、
北朝鮮を許すことを承認しない可能性が高い。
米朝中が停戦協定に署名し、朝中の議会が批准しても、米議会が批准しないと
協定が有効にならない。 だが実のところ、この手の心配は無用だ。
以前の記事も書いたが、朝鮮戦争は法律的にみて、
米議会が開戦決議して始まった「戦争」でなく、
トルーマン大統領が宣言して始めた北朝鮮(米国非承認勢力)の「共産ゲリラ」を
退治する警察行為である。
議会でなく大統領が始めた戦いだから、大統領が終結を宣言すれば、
議会が反対しても終戦できる。
トランプと金正恩と習近平が署名すれば、朝鮮戦争は終わる。
(米朝会談で北の核廃棄と在韓米軍撤退に向かう)
米国や日本の 軍産複合体(国務省や外務省、マスコミなど)は、
北朝鮮が核兵器を完全廃棄(CVID)したと言っても、
まだ隠し持っているはずだと米国が濡れ衣をかけ続ければ
核廃絶は達成されず、北を「永遠のCVID未達(CVID地獄)」に
落とし込んで 米朝和解を反故にできる と考え
「米朝和解の実現は 困難だ」と豪語している。
「米朝会談は失敗し、米国が北朝鮮を先制攻撃したがる状況が再現する」
との軍産系プロパガンダも席巻している。
だがこの件も、イラク戦争の時のように
米国が単独でCVIDの判定権を持つのでなく、
中国やロシアが 米国と対等に判定権を持つ多極型の合議体制 でやるなら、
現実的なところでCVIDが達成され、米朝和解が阻止されずにすむ。
(朝鮮戦争が終わる)
そもそも北朝鮮は、米国との交渉の道具に使うために核兵器を完成したと
宣言しただけで、実際は核兵器がまだ完成していない可能性もある。
その場合、もとから核を持っていないのだから
「完全非核化」がさらにやりやすい。 これも以前の記事に書いた。
金正恩や習近平は「完全非核化を やる」と何度も明言している。
北が核兵器の一部を隠し持ち、中国がそれを黙認するつもりなら、
こんな明言をせず、もっと含みをもたせた表現をするはずだ。
さもないと、もし今後、米国が再び北を敵視し、それに呼応して北が
「実はまだ核兵器を持ってるぞ」と言い出した時、中国のメンツが丸潰れになる。
それを考えると、北は核兵器を完成していないのに
完成したと言っている疑いが増す。
トランプは、こわもてっぽく「北が核廃絶しない限り和平しない」と言う一方で、
自信満々に「南北会談は必ず成功する。失敗予測は偽ニュースだ」と豪語している。
この間、国務長官になったポンペオが何度も訪朝して
北と打ち合わせを重ねるとともに、米朝会談に対するトランプの自信が増している
ことが、ツイートなど彼の発言口調からうかがえる。
金正恩が本気で核廃絶するつもりである
(一部を隠し持つなら よっぽどうまくやるつもりである)ことを米側が感じ取り、
米朝会談の成功に自信をつけていると考えられる。
米朝会談が成功するなら、習近平が会談にあわせてシンガポールに来て、
米朝中が朝鮮戦争の終戦協定を締結する可能性も高まる。
だから、習近平がシンガポールに来る話は、無根拠なガセネタでない。
少なくとも現時点で本当に検討されている話だと考えられる。
習近平がシンガポールに来るなら、それは、必ず終戦協定が署名されると
中国政府が判断したことになる。
中国は国家的なメンツとして、「皇帝」を、豹変しやすいトランプや金正恩に
恥をかかされるために シンガポールくんだりまで出向かせるわけにいかない。
米朝会談のあと習近平も参加して停戦協定に署名する予定であるとしたら、
会談の会場が板門店でなくシンガポールになったことも理解できる。
万が一、米朝会談が失敗して停戦協定の署名が行われない場合、
シンガポールなら、各国外交官の外遊時の寄港地に良く使われる場所であり、
米朝会談と関係なく習近平が「たまたま近くを通りかかっただけ」だと強弁でき、
中国は何とか皇帝のメンツを保てる。
板門店だと、そうはいかない。
他の関係諸国の首脳(文在寅や安倍晋三??)も「たまたま通りかかっただけ」
と言いつつ、米朝会談の成功・不成功によって行動を切り替えられる。
このように事態は、米朝会談の成功、朝鮮戦争の終結に向けて動いている。
トランプの自信満々さから考えて、現時点で、
米朝会談の失敗を予測するのはお門違い(意図的な歪曲)だ。
それなのに日本ではマスゴミが、いまだに
「米朝会談は必ずや失敗し、米国が北を先制攻撃する事態が復活する」と
大々的に「分析」している。
この方向の分析を表明する言論人の発言が、大きく扱われる。
これは「裸の王様」のクライマックスのような、大間抜けな構図だ。
なぜこんな大間抜けな構図が意図的に演出されるかというと、それは、
対米従属一本槍の 日本の上層部(官僚機構)が、
米朝会談が成功し、朝鮮戦争が終戦し、
朝鮮半島が平和になって 在韓米軍が撤退し、
次は在日米軍の撤退になるという現状を、国民に感じ取らせたくないからだ。
国民に気づかせないことで、官僚機構は一日でも長く、
対米従属を大黒柱とする 自分らの隠然独裁体制 を続けたい。
あとは野となれ山となれだ。
黒船が近づいているのに 開国に対応する準備を最後までせず、
いち早く英国の傀儡となった薩長に 倒幕されてしまう。
戦争に負けるのに、最後まで何もせず 無条件降伏するしかなくなる。
我が国はこの百年、いつもこうだ。
今回書いたような、今起きていることの全体を見ると、
おそらく今年じゅうに 朝鮮半島の対立が終わり、
半島から米国勢が出て行き、在日米軍の縮小・撤退が取り沙汰される
ところまで行く。
マスコミや著名評論家たちは「米朝会談が必ず失敗し、
トランプが再豹変して 北を先制攻撃してくれるはず」といった
「トランプ神風」への願掛けを お経のように唱えているが、
彼らを信じるのはもうやめた方が良い。
↑
さぁて、日本から「在日米軍」が スンナリ撤退するかな?
思いやり予算付きのレジヤーランド、本土でできぬ訓練やりたい放題の 楽園からさ。
日本勤務で預金ができるそうで、米兵・軍属、へばり付いて離れたくなかろうw
甘やかして すっかり強欲な「タカリ屋」を育てた、買弁・自民党&白蟻官僚ども。
岡本太郎、二枚目、
「Night 1947」です。
ロシア人と支那人は違う、対米「呉越同舟」でしかない、
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-99bb-1.html
マスコミに載らない海外記事 2018年5月12日 (土)
◎欧米は、なぜロシア人を好まないのか
☆https://journal-neo.org/2018/03/08/
why-the-west-cannot-stomach-russians/
Andre Vltchek 2018年3月8日 Strategic Culture Foundation
ロシアやソ連の話となると、報道や歴史的説明はぼやけてしまう。
欧米で、連中はそうしており、結果的に、その全ての‘属国’でもそうだ。
おとぎ話が現実と混ざり合い、世界中の何十億人もの人々の潜在意識に、
作り話が巧妙に吹き込まれる。
ロシアは巨大な国で、実際領土の点で地球上最大の国だ。
人口密度は極めて低い。 ロシアは奥が深く、ある古典に書かれている通りだ。
“ロシアを頭で理解することは不可能だ。信じるしかない。”
概して欧米精神は、未知で霊的で複雑なものごとを好まない。
‘大昔’から、特に十字軍や、ひどい植民地主義者による
世界の隅々への探検以来、西洋人は、略奪された土地土地で行った、
自らの“高貴な行い”に関するおとぎ話を聞かされてきた。
何事も明快で単純でなければならない。
“有徳のヨーロッパ人が 野蛮人を啓蒙し、キリスト教を流布し、
実際、これらの暗く哀れな原始的な連中を 救っていたのだ。”
もちろん、更に 何千万人もの人々が 手かせ足かせをつけられ
“新世界”に奴隷としてつれてこられる過程で、何千万人もの人々が亡くなった。
金銀や他の略奪品や、奴隷労働が 過去(そして今でも)ヨーロッパの
あらゆる宮殿、鉄道、大学や劇場をあがなったのだが、
虐殺は大半の場合、何か抽象的で、欧米大衆の神経過敏な目から
遙かに離れているので、それは問題にならない。
特に“善と悪”の道徳的定義のような話題となると、西洋人は平易さを好む。
たとえ真実が体系的に‘改ざん’されていようとも、
たとえ現実が完全にでっち上げられようとも全くかまわないのだ。
重要なのは、深い罪の意識も、自己省察もないことだ。
欧米の支配者たちと世論形成に影響力がある連中は、
国民を - 彼らの‘臣民’ - を知り尽くしており、たいていの場合、
支配者連中は 国民が要求しているものを 与えている。
支配者と支配される人々は、概して共生しているのだ。
彼らはお互いに文句を言い続けているが、
だいたい彼らは同じ目的を共有している。
他の人々が、その富で、その労働で、そして、往々にして、その血で、
彼らために 支払いを強いられているかぎり、
裕福に暮らすこと、大いに裕福に暮らすことだ。
文化的には、ヨーロッパと北米の国民の大半は、
自分たちの贅沢な生活のつけを払うの をいやがっている。
生活が極めて‘贅沢’なことを認めることすら 彼らはひどく嫌う。
彼らは犠牲者のように感じるのが好きなのだ。
彼らは自分たちが‘利用されている’と感じるのが好きなのだ。
他の人々の為に 自らを犠牲にしていると想像するのが好きなのだ.
それに何よりも彼らは 本当の犠牲者を憎悪する。
何十年も、何世紀にもわたって、
彼らが殺害し、強姦し、略奪し、侮辱してきた人々を。
最近の‘難民危機’は、自分たちの犠牲者に対して、
ヨーロッパ人が感じている悪意を明らかにした。
彼らを豊かにし、その過程であらゆるものを失った人々が
屈辱を与えられ、軽蔑され、侮辱された。
アフガニスタン人であれ、アフリカ人であれ、中近東人であれ、南アジア人であれ。
あるいは、ロシア人は独自の範疇に入れられるのだが、ロシア人であれ。
*
多くのロシア人は白人に見える。
彼らの多くはナイフとフォークで食事し、アルコールを飲み、
欧米の古典音楽、詩、文学、科学と哲学に秀でている。
欧米の目から見て、彼らは‘普通’に見えるが、
実際には、そうではないのだ。
ロシア人は常に‘何か他のもの’を望んでいる。
彼らは欧米のルールで動くことを拒否する。
彼らは頑固に 違っていることを、そして孤立することを望んでいる。
対立し、攻撃された際には、彼らは戦う。
先に攻撃することはまれで、ほぼ決して侵略しない。
だが脅された場合、攻撃された場合は、
彼らはとてつもない決意と力で戦い、そして彼らは決して負けない。
村々や都市は侵略者の墓場に変えられる。
祖国を防衛する中で、何百万人も亡くなるが、国は生き残る。
しかも、決して教訓を学ばず、この誇り高く、固く決心した並外れた国を
征服し、支配するという邪悪な夢を 決してあきらめずに、
西欧人の大群が 何世紀も ロシアの土地を攻撃し燃やして、
それが何度も何度も起きている。
欧米では、自らを守る人々、彼らに対して戦う人々、そして、
とりわけ勝利する人々は好まれない。
*
それはもっと酷いものだ。
ロシアには 大変な習慣がある …
自らとその国民を守るのみならず、植民地化され略奪された国々や、
不当に攻撃されている国々をも守って、他の人々のためにも戦うのだ。
ソ連は世界をナチズムから救った。
2500万人の男性、女性と子供という恐ろしい代償を払いながらも、
やりとげたのだ。
勇敢に、誇り高く、利他主義で。
こうしたこと全て、利己的でなく、自己犠牲的で、
常に欧米自身の信念と真っ向から衝突し、
それゆえ‘極端に危険なので’ この壮大な勝利ゆえに、
欧米は決して ソ連を許さないのだ。
ロシア国民は立ち上がった。
1917年革命で戦い勝利した。
完全に平等主義の、階級の無い、人種的に偏見のない社会を作りだそう
としていたので、史上の何よりも欧米を恐れさせた出来事だった。
私の最近の本書「The Great October Socialist Revolution Impact
on the World and the Birth of Internationalism
(大10月社会主義革命: 世界に対する衝撃と国際主義の誕生)」
で書いた出来事、国際主義も生み出した。
ソビエト国際主義は、第二次世界大戦勝利の直後、直接、間接に、
全ての大陸で、何十もの国々が立ち上がり、
ヨーロッパ植民地主義と北アメリカ帝国主義 と対決するのを大いに助けた。
欧米、特にヨーロッパは、ソ連国民総体が、そして特にロシア人が、
自分たちの奴隷解放を助けたことを 決して許さない。
そこで、人類史における最大のプロパガンダの波が実際うねり始めたのだ。
ロンドンからニューヨーク、パリからトロントまで、
反ソ連の精巧に作り上げられた蜘蛛の巣や、
密かな反ロシア・ヒステリーが、怪物のように破壊的な力で解き放たれた。
何万人もの‘ジャーナリスト’、諜報機関職員、心理学者、
歴史学者や学者たちが雇われた。
いかなるソ連のものも、いかなるロシアのものも
(称賛され‘でっちあげられる’ことが多い ロシア反体制派連中を除いて)
許されなかった。
大10月社会主義革命と、第二次世界大戦時代前の残虐行為が
組織的にねつ造され、誇張され、更に欧米の歴史教科書やマスコミの言説に
深く刻みこまれた。
そうした話の中では、若いボルシェビキ国家を破壊することを狙って、
欧米によって行われた残忍な侵略や攻撃については何も書かれていない。
当然、イギリス、フランス、アメリカ、チェコ、ポーランド、日本、ドイツや
他の国々のぞっとするような残虐行為には全く触れられていない。
一枚岩の一方的な 欧米プロパガンダ言説中に、
ソ連とロシアの見解が入り込むことは全く許されないのだ。
従順な羊同様、欧米大衆は、与えられる虚報を受け入れてきた。
最終的に、欧米植民地や‘属国’で暮らす多くの人々も、同じことをした。
大変な数の植民地化された人々は、
その窮状を、自分たちのせいにするよう教えられてきた。
極めて不条理ながらも、どこか論理的なできことが起きた。
ソ連に暮らす多くの男性や女性や子供たちまでが
欧米プロパガンダに屈したのだ。
不完全ながらも、依然、大いに進歩的な自分たちの国を改革しよう
とするかわりに、彼らはあきらめ、冷笑的になり、積極的に‘幻滅し’、
堕落し、素朴にも、しかし、とことん親欧米派になったのだ。
岡本太郎、三枚目、
「Wounded Arm 1936」です。
滞仏中、25歳の傑作、モデルは岡本太郎自身だとか。
*
これは、歴史上、ロシアが欧米に打ち破られた 最初で、
最後である可能性が極めて高い。
欺瞞によって、恥知らずのウソによって、
欧米プロパガンダによって、それが起きた。
続いて起きたことは、大虐殺とさえ表現できよう。
ソ連は、まずアフガニスタンに誘い込まれ、更に現地での戦争によって、
アメリカ合州国との軍拡競争によって、
そして様々な敵対的な欧米の国営ラジオ局から
文字通り溶岩のように流れ出すプロパガンダの最終段階によって、
致命的に傷ついた。 もちろん国内の‘反体制派’も重要な役割を演じた。
欧米の‘役に立つ馬鹿’ゴルバチョフのもとで、
事態はひどく奇怪なことになった。
彼が自分の国を破壊するために雇われていたとは思わないが、
彼は国を追い詰めるためのありとあらゆることを実行した。
まさにワシントンが彼にして欲しいと望んでいたことを。
そして、世界の目の前で、強力で誇り高いソビエト社会主義共和国連邦は
突然苦痛に身を震わせ、更に大きな叫び声を放って崩壊した。
苦しみながらも、すばやく死んだ。
新しい超資本主義、盗賊、オリガルヒ支持で、
当惑するほど親欧米のロシアが生まれた。
ワシントン、ロンドンや他の欧米の権力中心から 愛され、
支持された アル中のボリス・エリツィンに支配されたロシアだ。
それは全く不自然な、病めるロシア -
身勝手で冷酷な、誰か他の連中のアイデアで作りあげられた -
ラジオ・リバティとボイス・オブ・アメリカ、BBC、闇市場、
オリガルヒと 多国籍企業のロシアだった。
欧米は、ロシア人がワシントンで何かに‘干渉している’と今、
大胆不敵に言うのだろうか? 連中は狂ったのだろうか?
ワシントンや他の欧米の首都は‘干渉’しただけではない。
彼らはあからさまにソ連をばらばらにし、更に連中は、
その時点で半ば死んでいたロシアを 蹴飛ばし始めた。
これは全て忘れさられたのか、それとも欧米の大衆は、
あの暗い日々に起きていたことに、
またしても 全く‘気がつかなかった’のだろうか?
欧米は、困窮し傷ついた国に唾棄し、
国際協定や条約を順守することを拒否した。
欧米は何の支援もしなかった。
多国籍企業が解き放され、ロシア国営企業の‘民営化’を始め、
基本的に、何十年にもわたり、ソ連労働者の汗と血によって築き上げられた
ものを盗みとっていった。
干渉?
繰り返させて頂きたい。
それは 直接介入、侵略、資源略奪、恥知らずな窃盗だ!
それについて読んだり、書いたりしたいのだが、
もはやそれについて多くを聞けなくなっているのではなかろうか?
今、ロシアは被害妄想だ、大統領は被害妄想だと言われている!
欧米は真顔でウソをついている。
ロシアを殺そうとしてきたのではない振りをしているのだ。
あの時代 … あの親欧米時代、
ロシアが欧米の準属国、あるいは半植民地と呼ぼうか、になった時代!
外国からは一切、慈悲も、同情もなかった。
多くの阿呆連中 - モスクワや地方の台所インテリたちが -
突然目覚めたが 遅すぎた。
彼らの多くが 突然食べるものが無くなったのだ。
彼らは要求するように言われていたものを得た。
欧米の‘自由と民主主義’と、欧米風資本主義、
要するに、完全崩壊を。
‘当時’がどうだったか良く覚えている。
私はロシアに帰国するようになり、モスクワ、トムスク、ノヴォシビルスク、
レニングラードで働きながら、不快な目にあった。
ノヴォシビルスク郊外のアカデム・ゴロドクから来た学者たちが、
酷寒の中で、暗いノヴォシビルスクの地下鉄地下道で蔵書を売っていた…
銀行取り付け … 老いた退職者たちが飢えと寒さで亡くなっていた、
コンクリート・ブロックのがっしりしたドアの背後で…
給料が支払われず、飢えた炭鉱夫たち、教師たちが…
最初で、願わくは最後に、ロシアは 欧米の死の抱擁を受けたのだ!
ロシア人の平均余命は突然、
サハラ砂漠以南のアフリカ最貧諸国の水準に落ちた。
ロシアは 酷い屈辱を与えられ、大変な苦痛を味わった。
*
だがこの悪夢は長くは続かなかった。
ゴルバチョフとエリツィンの下で、しかし何よりも欧米による命令下の
あの短いながらも 恐ろしい年月に起きたことは、
決して忘れられず、 決して許されまい。
ロシア人は、もはや決して望まないものを、はっきり理解している!
ロシアは再び立ち上がった。
巨大な、憤って、自分の人生を自分のやり方で生きると 固く決意した国が。
困窮し、屈辱を受け 略奪され、欧米に従属していた国が、
わずか数年で 自由で独立した国となったロシアは、
再び地球上で最も発展した強力な国々に加わった。
そして、ゴルバチョフ以前のように、欧米帝国による、
不当で非道な攻撃を受けている国々を、
ロシアは再び 助けることができるようになった。
このルネサンスを率いている人物、
ウラジーミル・プーチン大統領は手強いが、
ロシアは大変な脅威を受けており - ひ弱な人物の時期ではない。
プーチン大統領は完璧ではない(実際、完璧な人がいるのだろうか?)が、
彼は本物の愛国者で、国際主義者でもあると、あえて言いたい。
現在欧米は、再びロシアと、その指導者の両方を憎悪している。
何の不思議もない。
ワシントンと、その副官連中にとり、
無敗で強く自由なロシアは 想像できる限り最悪の敵なのだ。
これは、ロシアではなく、欧米の感じ方だ。
これまでロシアに対してなされたあらゆることにも関わらず、
何千万人もの命が失われ、破壊されたにもかかわらず、
ロシアは常に、妥協し、忘れるのではないにせよ、
許しさえする用意ができている。
*
欧米の精神には酷く病的なものがある。
欧米は 完全無条件服従 以外の
いかなるものも受け入れることが出来ないのだ。
欧米は支配していなければならず、管理していなければならず、
あらゆることの頂点 でなければならないのだ。
自分たちは例外だと感じなければならないのだ。
地球全体を殺戮し、破壊する際でさえ、世界の他の国々に対し、
自分たちがより優れていると感じる と主張するのだ。
例外主義というこの信念は、
もう何十年も、実際には現地でいかなる重要な役割も果たしていない
キリスト教以上に、遙かに欧米の本当の宗教なのだ。
例外主義は 狂信的で、原理主義で、疑問の余地がないものなのだ。
欧米は、自分たちの言説が 世界のどこであれ
得られる唯一のものだ とも主張する。
欧米は 道徳の指導者、進歩の指針、唯一の資格ある 裁判官兼導師と
見なされるべきなのだ。
ウソの上にウソが積み重なっている。
あらゆる宗教同様、似非現実が不条理であればある程、
それを維持するのに使われる手法は益々残酷で過激なものとなる。
でっちあげが、ばかばかしければ、ばかばかしい程、
真実を抑圧するのに使われる技術は 益々強力になる。
現在、何十万人もの‘学者’、教師、ジャーナリスト、芸術家、
心理学者や他の高給の専門家が、世界の至るところで、
帝国に雇われている、たった二つの目的のために - 欧米の言説を称賛し、
その邪魔をするありとあらゆるもの、あえて異議を唱えるものの
信頼を損なうために。
ロシアは欧米から最も憎悪されている敵対者で、
ロシアの緊密な同盟国 中国はほぼ第二位だ。
欧米が仕掛けるプロパガンダ戦争が余りに狂っており、余りに激しいので、
ヨーロッパや北米市民の一部の人々さえもが、
ワシントンやロンドンや他の場所から発せられる話を疑問視し始めつつある。
どこを見回しても、とんでもないウソ、半ウソ、半真実のちゃんぽんだらけだ。
複雑で、先に進みようのない陰謀論の沼だ。
アメリカの内政に干渉し、シリアを守っているかどで、
無防備で、恫喝されている国々を支持しているかどで、
強力なメディアを持っているかどで、運動選手へのドーピングのかどで、
依然として共産主義者であるかどで、もはや社会主義ではないかどで、
ロシアは攻撃されつつある。
要するに、ありとあらゆる想像可能なことや、想像を絶することで。
ロシア批判は 実に徹底的に不条理なので、
人は極めて正当な疑問を問い始める。
“過去はどうなのだろう? 過去のソ連、特に革命後の時期と、
二度の世界大戦間の時期に関する 欧米の言説は一体どうだったのだろう?”
この現在の欧米の 反ロシアと反中国プロパガンダを分析すればするほど、
ソ連史に関する欧米の言説について研究し、書きたいという決意が強くなる。
将来、この問題を、友人たち、ロシア人とウクライナ人の歴史学者たちと
必ず調べることを計画している。
*
欧米の目から見ると、ロシア人は‘反逆者’なのだ。
過去も、現在も、彼らは略奪者に与するのではなく、
‘世界の惨めな人々’の側に立ち続けてきた。
祖国を売ることを、自国民を奴隷にすることを拒否した。
彼らの政府は、ロシアを 自給自足の 完全に独立した 繁栄する
誇り高く自由な国 にするために、できる限りのあらゆることをしている。
世界の独特な部分では、‘自由’や‘民主主義’や他の多くの言葉が
全く違うものを意味することを想起されたい。
欧米で起きていることは、ロシアや中国では決して‘自由’とは
表現されないし、逆のことも言える。
ヨーロッパや北アメリカの挫折し、崩壊しつつあり、
ばらばらになった利己的社会は、もはや自国民すら鼓舞できない。
彼らは、毎年何百万人も、アジアや、中南米や、アフリカにまで脱出しつつある。
空虚さ、無意味さや、心情的な冷たさから逃れてゆくのだ。
だが、彼らに生き方や、良くない生き方を教えるのは、
ロシアや中国の仕事ではない!
一方、ロシアや中国のように偉大な文化は、
自由とは何かやら、民主主義とは何かなどと、西洋人に教えられる必要もなく、
教えられたくもないのだ。
彼らは欧米を攻撃してはおらず、同じ見返りを期待している。
何百もの大虐殺に、あらゆる大陸の、何億人もの殺害された人々に、
責任がある国々が、 いまだに人に図々しくお説教を垂れているのは
実になさけないことだ。
多くの犠牲者たちは、おびえる余り発言できない。
ロシアはそうではない。
優しいながらも、必要とあらば自らを守ると固く決意した人々で構成されている。
自分たちも、この美しいながらも、酷く傷つけられた地球上で
暮らしている他の多くの人類も。
ロシア文化は壮大だ。
詩、文学作品から、音楽、バレー、哲学に至るまで …
ロシア人の心は柔らかで、愛と優しさで働きかけられれば容易に溶ける。
だが何百万人もの無辜の人々の命が脅かされると、
ロシア人の心も筋肉も素早く石と鋼へと変わるのだ。
勝利だけが世界を救える そのような時期、ロシアの拳は固くなるが、
ロシア兵器についても同様だ。
加虐的ながら臆病な欧米には、ロシア人の勇気にかなうものはいない。
不可逆的に、希望も未来も 東に向かって移動しつつある。
そして、それこそが、ロシアが欧米からしゃにむに憎悪される理由だ。
↑
ロシアは強い、
☆https://jp.sputniknews.com/russia/201805144876887/
スプートニク日本 2018年05月14日
◎ロシア第5世代戦闘機 との対決で
米F−22機が勝つチャンスは?
ナショナル・インタレストが計算【写真】
米国の専門家は米ステルス戦闘機「F−22(ラプター)」が「空の王」だ
という考えがちだが、ロシアの第5世代多用途戦闘機Su57の開発後は、
その優位性が疑問視される。米誌ナショナル・インタレストが伝えた。
同誌記事によると、ロシア機が新型エンジンを搭載すると、
ラプターにとっての強敵となりうる。
ラプターの重要な利点だと常に考えられてきたステルス性は、
Su57との対決では無意味になりうる。
Su57はラプターの電子機器を「失明させる」可能性があるからだ。
しかし、両機は近い将来に 最先端照準システムと空対空ミサイルを搭載する。
そうした場合、戦いの結果を予測することは余りに難しい。
そのためおそらく、勝利するのは
より熟練したパイロットが操縦する機体だろうと 同記事は結論付ける。
さらば、ユダ米「欠陥ふっかけ兵器」! だと思うが、
洗脳された馬鹿どもが、いまだ盲信から冷めないw
1911年(明治44年) ~ 1996年(平成8年)
抽象美術、シュルレアリスム、原始美術 作
「電撃 1947」です。
今日は 岡本太郎の傑作、三枚です。
「太陽の塔」の 改築再建の番組がありましたが、
実は 絵がいいんですよ、縄文再発見は 慧眼でした。
☆晴れたり曇ったり。
偽ユダ大好き トランプ一家 & 福音系(ユダヤ教亜種)信者、
世界の厄災の元兇ども、
◆https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051401028&g=int
時事通信 2018/05/15
◎流血のガザ、怒りの抗議 = パレスチナ人「永遠に戦う」
【エルサレム 時事】パレスチナは14日、在イスラエル米大使館の
エルサレム移転に強く反発する「怒りの日」と定められ、
全土で抗議デモが吹き荒れた。
イスラエル軍は銃撃で対抗し、自治区ガザでは50人以上が死亡。
3月末から続くデモで1日の犠牲者としては最悪の事態になった。
イスラエル軍が放つ催涙ガスが容赦なく降り注ぐ中、
負傷して流血したパレスチナ人が担架に乗せられて次々と運ばれた。
イスラエル側は大規模な抗議行動が暴徒化する事態に備え警戒を強化。
治安部隊をほぼ倍増させて対応した。
自治政府の議長府があるヨルダン川西岸ラマラでも14日、
中心部のアラファト広場にパレスチナ人住民が集結した。
抗議に参加した自治政府職員リヤド・ムカハルさん(52)は
「われわれの土地を取り戻すため、戦いは永遠に続く」と語気を強めた。
女性職員のサファ・ドウェイクさん(39)は
「私も子供たちもイスラエル人と平和に共存したい。
国際社会は 米国とイスラエルの違法行為を止め、
パレスチナを強く支持してほしい」と世界に向かって訴えた。
イスラエル軍はこれまでに 戦闘機を使った空爆で、
ガザを実効支配しているイスラム原理主義組織ハマスが掘削したとされる
イスラエル領内への複数の地下トンネルを破壊した。
イスラエル軍は「ハマスは武装テロリストを使って
ガザの境界突破を企てている。イスラエル領内で虐殺を計画しているが、
それは許さない」と強調。
国際社会から批判を浴びている デモ隊への実弾使用
もいとわない強硬姿勢を貫いている。
◆https://tanakanews.com/180513korea.htm
田中 宇(さかい) 2018年5月13日
◎朝鮮戦争が終わる(2)
この記事は「朝鮮戦争が終わる」の続きです。
☆http://tanakanews.com/180430korea.htm
6月12日にシンガポールでトランプと金正恩の米朝首脳会談が
行われている最中に、中国の事実上の皇帝である習近平主席が、
同じくシンガポールを訪問するという話(観測・うわさ・可能性)が、
日本を中心とするマスコミで報じられている。
この話は、5月11-12日に日本で喧伝され、
それを引用する形で韓国などでも報じられた。
英語でこの件を報じているのはシンガポールの新聞だけだ。
米国のマスコミは全く報じていない。 中国政府はノーコメントだ。
最初の情報源は北朝鮮政府筋らしい。
日本のマスコミでは、習近平のシンガポ訪問理由について、
米朝がシンガポール会談で劇的に和解し、
中国が外されてしまうのを恐れ、割り込んでいくことにした、
だが米国が中国敵視なので
習近平が米朝会談に参加させてもらえる可能性は低い(中国ざまみろ)
といった「解説」が流されている。
私から見ると、せっかく特ダネを取ってきたのに
解説が全く的外れ(嫌中方向への歪曲)だね、という感じだ。
習近平が米朝会談に同期してシンガポールに行く話のすごい点は、
トランプ、金正恩、習近平という米朝中の3人の最高指導者がそろうと、
その場で朝鮮戦争の終戦協定に署名して、
朝鮮半島の対立を正式に終わらせられることだ。
朝鮮戦争は1953年に米朝中の3か国で「休戦協定」が結ばれ、
それ以来、現在まで、戦争状態(対立)は続いているが
戦闘は暫定的にやめている休戦状態になっている
(韓国は 当時の李承晩大統領が休戦に反対して 署名しなかった)。
休戦協定の後、数カ月内に正式な終戦協定を締結する予定だったが、
それが棚上げされたまま65年が過ぎている。
朝鮮半島の対立を解消するには、米朝中が「終戦協定」もしくは
「終戦宣言」を締結・共同発表する必要がある。
4月27日、金正恩と文在寅が板門店で劇的に会った
南北首脳会談の共同声明は、米国と中国も入れた4か国の会談を
今年じゅうに行なって朝鮮戦争の終戦を宣言することを盛り込んでいる。
あの南北会談は、朝鮮半島の対立を一気に解消したが、
南北だけでは対立の正式な終了を決められない。
対立の終了 つまり
朝鮮半島の終戦協定・宣言には、米国と中国の参加が不可欠だ。
シンガポールで、米朝会談が終わったところに習近平が登場すると、
その場で終戦協定を締結できる。
日本のマスコミが「解説」するとおり、習近平は米朝会談自体に参加しない。
会談の終わりを待ち、シンガポールの首相あたりと談笑して時間を潰す。
米朝会談で、予定通り金正恩が核廃棄を約束し、
トランプが米国の北敵視の終了を約束して会談が成功裏に終わると、
そこに習近平が入ってきて
(もしくはその前に 中朝と米中の短時間の2国間会談を経て)、
米朝が和解したので朝鮮戦争を終わらせよう と言って、
あらかじめ用意してある終戦協定(もしくは終戦宣言)に3人で署名する。
この瞬間に、朝鮮戦争は正式に終わり、和平の確立に向けた動きが始まる。
朝鮮戦争が正式に終結すると、すぐに 韓国が北朝鮮の経済開発を支援する話
になるので、韓国の文在寅もその場に来ていて、
終戦協定が署名された後(韓国も署名に入るかも)、
南北首脳が経済開発についての話を始める。
文在寅はすでに、膨大な資料を入れた「USBドライブ」を、
板門店での首脳会談で金正恩に渡してある。
南北の経済開発は、中国の「一帯一路」の一部となる構想なので、
習近平からも提案があるはずだ。
思惑どおり朝鮮半島の覇権を中国に引渡したトランプは、
その展開を尻目にエアフォースワンに戻っていく・・・。
私が現時点で空想(笑)するシナリオはそんな感じだ。
終戦協定が国際的な条約であるなら、議会が批准(承認)しないと発効しない。
中国と北朝鮮は独裁国なので、最高指導者が決めたことに議会が反対しない。
だが米国の議会にはトランプ敵視の議員が多く、
北朝鮮を許すことを承認しない可能性が高い。
米朝中が停戦協定に署名し、朝中の議会が批准しても、米議会が批准しないと
協定が有効にならない。 だが実のところ、この手の心配は無用だ。
以前の記事も書いたが、朝鮮戦争は法律的にみて、
米議会が開戦決議して始まった「戦争」でなく、
トルーマン大統領が宣言して始めた北朝鮮(米国非承認勢力)の「共産ゲリラ」を
退治する警察行為である。
議会でなく大統領が始めた戦いだから、大統領が終結を宣言すれば、
議会が反対しても終戦できる。
トランプと金正恩と習近平が署名すれば、朝鮮戦争は終わる。
(米朝会談で北の核廃棄と在韓米軍撤退に向かう)
米国や日本の 軍産複合体(国務省や外務省、マスコミなど)は、
北朝鮮が核兵器を完全廃棄(CVID)したと言っても、
まだ隠し持っているはずだと米国が濡れ衣をかけ続ければ
核廃絶は達成されず、北を「永遠のCVID未達(CVID地獄)」に
落とし込んで 米朝和解を反故にできる と考え
「米朝和解の実現は 困難だ」と豪語している。
「米朝会談は失敗し、米国が北朝鮮を先制攻撃したがる状況が再現する」
との軍産系プロパガンダも席巻している。
だがこの件も、イラク戦争の時のように
米国が単独でCVIDの判定権を持つのでなく、
中国やロシアが 米国と対等に判定権を持つ多極型の合議体制 でやるなら、
現実的なところでCVIDが達成され、米朝和解が阻止されずにすむ。
(朝鮮戦争が終わる)
そもそも北朝鮮は、米国との交渉の道具に使うために核兵器を完成したと
宣言しただけで、実際は核兵器がまだ完成していない可能性もある。
その場合、もとから核を持っていないのだから
「完全非核化」がさらにやりやすい。 これも以前の記事に書いた。
金正恩や習近平は「完全非核化を やる」と何度も明言している。
北が核兵器の一部を隠し持ち、中国がそれを黙認するつもりなら、
こんな明言をせず、もっと含みをもたせた表現をするはずだ。
さもないと、もし今後、米国が再び北を敵視し、それに呼応して北が
「実はまだ核兵器を持ってるぞ」と言い出した時、中国のメンツが丸潰れになる。
それを考えると、北は核兵器を完成していないのに
完成したと言っている疑いが増す。
トランプは、こわもてっぽく「北が核廃絶しない限り和平しない」と言う一方で、
自信満々に「南北会談は必ず成功する。失敗予測は偽ニュースだ」と豪語している。
この間、国務長官になったポンペオが何度も訪朝して
北と打ち合わせを重ねるとともに、米朝会談に対するトランプの自信が増している
ことが、ツイートなど彼の発言口調からうかがえる。
金正恩が本気で核廃絶するつもりである
(一部を隠し持つなら よっぽどうまくやるつもりである)ことを米側が感じ取り、
米朝会談の成功に自信をつけていると考えられる。
米朝会談が成功するなら、習近平が会談にあわせてシンガポールに来て、
米朝中が朝鮮戦争の終戦協定を締結する可能性も高まる。
だから、習近平がシンガポールに来る話は、無根拠なガセネタでない。
少なくとも現時点で本当に検討されている話だと考えられる。
習近平がシンガポールに来るなら、それは、必ず終戦協定が署名されると
中国政府が判断したことになる。
中国は国家的なメンツとして、「皇帝」を、豹変しやすいトランプや金正恩に
恥をかかされるために シンガポールくんだりまで出向かせるわけにいかない。
米朝会談のあと習近平も参加して停戦協定に署名する予定であるとしたら、
会談の会場が板門店でなくシンガポールになったことも理解できる。
万が一、米朝会談が失敗して停戦協定の署名が行われない場合、
シンガポールなら、各国外交官の外遊時の寄港地に良く使われる場所であり、
米朝会談と関係なく習近平が「たまたま近くを通りかかっただけ」だと強弁でき、
中国は何とか皇帝のメンツを保てる。
板門店だと、そうはいかない。
他の関係諸国の首脳(文在寅や安倍晋三??)も「たまたま通りかかっただけ」
と言いつつ、米朝会談の成功・不成功によって行動を切り替えられる。
このように事態は、米朝会談の成功、朝鮮戦争の終結に向けて動いている。
トランプの自信満々さから考えて、現時点で、
米朝会談の失敗を予測するのはお門違い(意図的な歪曲)だ。
それなのに日本ではマスゴミが、いまだに
「米朝会談は必ずや失敗し、米国が北を先制攻撃する事態が復活する」と
大々的に「分析」している。
この方向の分析を表明する言論人の発言が、大きく扱われる。
これは「裸の王様」のクライマックスのような、大間抜けな構図だ。
なぜこんな大間抜けな構図が意図的に演出されるかというと、それは、
対米従属一本槍の 日本の上層部(官僚機構)が、
米朝会談が成功し、朝鮮戦争が終戦し、
朝鮮半島が平和になって 在韓米軍が撤退し、
次は在日米軍の撤退になるという現状を、国民に感じ取らせたくないからだ。
国民に気づかせないことで、官僚機構は一日でも長く、
対米従属を大黒柱とする 自分らの隠然独裁体制 を続けたい。
あとは野となれ山となれだ。
黒船が近づいているのに 開国に対応する準備を最後までせず、
いち早く英国の傀儡となった薩長に 倒幕されてしまう。
戦争に負けるのに、最後まで何もせず 無条件降伏するしかなくなる。
我が国はこの百年、いつもこうだ。
今回書いたような、今起きていることの全体を見ると、
おそらく今年じゅうに 朝鮮半島の対立が終わり、
半島から米国勢が出て行き、在日米軍の縮小・撤退が取り沙汰される
ところまで行く。
マスコミや著名評論家たちは「米朝会談が必ず失敗し、
トランプが再豹変して 北を先制攻撃してくれるはず」といった
「トランプ神風」への願掛けを お経のように唱えているが、
彼らを信じるのはもうやめた方が良い。
↑
さぁて、日本から「在日米軍」が スンナリ撤退するかな?
思いやり予算付きのレジヤーランド、本土でできぬ訓練やりたい放題の 楽園からさ。
日本勤務で預金ができるそうで、米兵・軍属、へばり付いて離れたくなかろうw
甘やかして すっかり強欲な「タカリ屋」を育てた、買弁・自民党&白蟻官僚ども。
岡本太郎、二枚目、
「Night 1947」です。
ロシア人と支那人は違う、対米「呉越同舟」でしかない、
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-99bb-1.html
マスコミに載らない海外記事 2018年5月12日 (土)
◎欧米は、なぜロシア人を好まないのか
☆https://journal-neo.org/2018/03/08/
why-the-west-cannot-stomach-russians/
Andre Vltchek 2018年3月8日 Strategic Culture Foundation
ロシアやソ連の話となると、報道や歴史的説明はぼやけてしまう。
欧米で、連中はそうしており、結果的に、その全ての‘属国’でもそうだ。
おとぎ話が現実と混ざり合い、世界中の何十億人もの人々の潜在意識に、
作り話が巧妙に吹き込まれる。
ロシアは巨大な国で、実際領土の点で地球上最大の国だ。
人口密度は極めて低い。 ロシアは奥が深く、ある古典に書かれている通りだ。
“ロシアを頭で理解することは不可能だ。信じるしかない。”
概して欧米精神は、未知で霊的で複雑なものごとを好まない。
‘大昔’から、特に十字軍や、ひどい植民地主義者による
世界の隅々への探検以来、西洋人は、略奪された土地土地で行った、
自らの“高貴な行い”に関するおとぎ話を聞かされてきた。
何事も明快で単純でなければならない。
“有徳のヨーロッパ人が 野蛮人を啓蒙し、キリスト教を流布し、
実際、これらの暗く哀れな原始的な連中を 救っていたのだ。”
もちろん、更に 何千万人もの人々が 手かせ足かせをつけられ
“新世界”に奴隷としてつれてこられる過程で、何千万人もの人々が亡くなった。
金銀や他の略奪品や、奴隷労働が 過去(そして今でも)ヨーロッパの
あらゆる宮殿、鉄道、大学や劇場をあがなったのだが、
虐殺は大半の場合、何か抽象的で、欧米大衆の神経過敏な目から
遙かに離れているので、それは問題にならない。
特に“善と悪”の道徳的定義のような話題となると、西洋人は平易さを好む。
たとえ真実が体系的に‘改ざん’されていようとも、
たとえ現実が完全にでっち上げられようとも全くかまわないのだ。
重要なのは、深い罪の意識も、自己省察もないことだ。
欧米の支配者たちと世論形成に影響力がある連中は、
国民を - 彼らの‘臣民’ - を知り尽くしており、たいていの場合、
支配者連中は 国民が要求しているものを 与えている。
支配者と支配される人々は、概して共生しているのだ。
彼らはお互いに文句を言い続けているが、
だいたい彼らは同じ目的を共有している。
他の人々が、その富で、その労働で、そして、往々にして、その血で、
彼らために 支払いを強いられているかぎり、
裕福に暮らすこと、大いに裕福に暮らすことだ。
文化的には、ヨーロッパと北米の国民の大半は、
自分たちの贅沢な生活のつけを払うの をいやがっている。
生活が極めて‘贅沢’なことを認めることすら 彼らはひどく嫌う。
彼らは犠牲者のように感じるのが好きなのだ。
彼らは自分たちが‘利用されている’と感じるのが好きなのだ。
他の人々の為に 自らを犠牲にしていると想像するのが好きなのだ.
それに何よりも彼らは 本当の犠牲者を憎悪する。
何十年も、何世紀にもわたって、
彼らが殺害し、強姦し、略奪し、侮辱してきた人々を。
最近の‘難民危機’は、自分たちの犠牲者に対して、
ヨーロッパ人が感じている悪意を明らかにした。
彼らを豊かにし、その過程であらゆるものを失った人々が
屈辱を与えられ、軽蔑され、侮辱された。
アフガニスタン人であれ、アフリカ人であれ、中近東人であれ、南アジア人であれ。
あるいは、ロシア人は独自の範疇に入れられるのだが、ロシア人であれ。
*
多くのロシア人は白人に見える。
彼らの多くはナイフとフォークで食事し、アルコールを飲み、
欧米の古典音楽、詩、文学、科学と哲学に秀でている。
欧米の目から見て、彼らは‘普通’に見えるが、
実際には、そうではないのだ。
ロシア人は常に‘何か他のもの’を望んでいる。
彼らは欧米のルールで動くことを拒否する。
彼らは頑固に 違っていることを、そして孤立することを望んでいる。
対立し、攻撃された際には、彼らは戦う。
先に攻撃することはまれで、ほぼ決して侵略しない。
だが脅された場合、攻撃された場合は、
彼らはとてつもない決意と力で戦い、そして彼らは決して負けない。
村々や都市は侵略者の墓場に変えられる。
祖国を防衛する中で、何百万人も亡くなるが、国は生き残る。
しかも、決して教訓を学ばず、この誇り高く、固く決心した並外れた国を
征服し、支配するという邪悪な夢を 決してあきらめずに、
西欧人の大群が 何世紀も ロシアの土地を攻撃し燃やして、
それが何度も何度も起きている。
欧米では、自らを守る人々、彼らに対して戦う人々、そして、
とりわけ勝利する人々は好まれない。
*
それはもっと酷いものだ。
ロシアには 大変な習慣がある …
自らとその国民を守るのみならず、植民地化され略奪された国々や、
不当に攻撃されている国々をも守って、他の人々のためにも戦うのだ。
ソ連は世界をナチズムから救った。
2500万人の男性、女性と子供という恐ろしい代償を払いながらも、
やりとげたのだ。
勇敢に、誇り高く、利他主義で。
こうしたこと全て、利己的でなく、自己犠牲的で、
常に欧米自身の信念と真っ向から衝突し、
それゆえ‘極端に危険なので’ この壮大な勝利ゆえに、
欧米は決して ソ連を許さないのだ。
ロシア国民は立ち上がった。
1917年革命で戦い勝利した。
完全に平等主義の、階級の無い、人種的に偏見のない社会を作りだそう
としていたので、史上の何よりも欧米を恐れさせた出来事だった。
私の最近の本書「The Great October Socialist Revolution Impact
on the World and the Birth of Internationalism
(大10月社会主義革命: 世界に対する衝撃と国際主義の誕生)」
で書いた出来事、国際主義も生み出した。
ソビエト国際主義は、第二次世界大戦勝利の直後、直接、間接に、
全ての大陸で、何十もの国々が立ち上がり、
ヨーロッパ植民地主義と北アメリカ帝国主義 と対決するのを大いに助けた。
欧米、特にヨーロッパは、ソ連国民総体が、そして特にロシア人が、
自分たちの奴隷解放を助けたことを 決して許さない。
そこで、人類史における最大のプロパガンダの波が実際うねり始めたのだ。
ロンドンからニューヨーク、パリからトロントまで、
反ソ連の精巧に作り上げられた蜘蛛の巣や、
密かな反ロシア・ヒステリーが、怪物のように破壊的な力で解き放たれた。
何万人もの‘ジャーナリスト’、諜報機関職員、心理学者、
歴史学者や学者たちが雇われた。
いかなるソ連のものも、いかなるロシアのものも
(称賛され‘でっちあげられる’ことが多い ロシア反体制派連中を除いて)
許されなかった。
大10月社会主義革命と、第二次世界大戦時代前の残虐行為が
組織的にねつ造され、誇張され、更に欧米の歴史教科書やマスコミの言説に
深く刻みこまれた。
そうした話の中では、若いボルシェビキ国家を破壊することを狙って、
欧米によって行われた残忍な侵略や攻撃については何も書かれていない。
当然、イギリス、フランス、アメリカ、チェコ、ポーランド、日本、ドイツや
他の国々のぞっとするような残虐行為には全く触れられていない。
一枚岩の一方的な 欧米プロパガンダ言説中に、
ソ連とロシアの見解が入り込むことは全く許されないのだ。
従順な羊同様、欧米大衆は、与えられる虚報を受け入れてきた。
最終的に、欧米植民地や‘属国’で暮らす多くの人々も、同じことをした。
大変な数の植民地化された人々は、
その窮状を、自分たちのせいにするよう教えられてきた。
極めて不条理ながらも、どこか論理的なできことが起きた。
ソ連に暮らす多くの男性や女性や子供たちまでが
欧米プロパガンダに屈したのだ。
不完全ながらも、依然、大いに進歩的な自分たちの国を改革しよう
とするかわりに、彼らはあきらめ、冷笑的になり、積極的に‘幻滅し’、
堕落し、素朴にも、しかし、とことん親欧米派になったのだ。
岡本太郎、三枚目、
「Wounded Arm 1936」です。
滞仏中、25歳の傑作、モデルは岡本太郎自身だとか。
*
これは、歴史上、ロシアが欧米に打ち破られた 最初で、
最後である可能性が極めて高い。
欺瞞によって、恥知らずのウソによって、
欧米プロパガンダによって、それが起きた。
続いて起きたことは、大虐殺とさえ表現できよう。
ソ連は、まずアフガニスタンに誘い込まれ、更に現地での戦争によって、
アメリカ合州国との軍拡競争によって、
そして様々な敵対的な欧米の国営ラジオ局から
文字通り溶岩のように流れ出すプロパガンダの最終段階によって、
致命的に傷ついた。 もちろん国内の‘反体制派’も重要な役割を演じた。
欧米の‘役に立つ馬鹿’ゴルバチョフのもとで、
事態はひどく奇怪なことになった。
彼が自分の国を破壊するために雇われていたとは思わないが、
彼は国を追い詰めるためのありとあらゆることを実行した。
まさにワシントンが彼にして欲しいと望んでいたことを。
そして、世界の目の前で、強力で誇り高いソビエト社会主義共和国連邦は
突然苦痛に身を震わせ、更に大きな叫び声を放って崩壊した。
苦しみながらも、すばやく死んだ。
新しい超資本主義、盗賊、オリガルヒ支持で、
当惑するほど親欧米のロシアが生まれた。
ワシントン、ロンドンや他の欧米の権力中心から 愛され、
支持された アル中のボリス・エリツィンに支配されたロシアだ。
それは全く不自然な、病めるロシア -
身勝手で冷酷な、誰か他の連中のアイデアで作りあげられた -
ラジオ・リバティとボイス・オブ・アメリカ、BBC、闇市場、
オリガルヒと 多国籍企業のロシアだった。
欧米は、ロシア人がワシントンで何かに‘干渉している’と今、
大胆不敵に言うのだろうか? 連中は狂ったのだろうか?
ワシントンや他の欧米の首都は‘干渉’しただけではない。
彼らはあからさまにソ連をばらばらにし、更に連中は、
その時点で半ば死んでいたロシアを 蹴飛ばし始めた。
これは全て忘れさられたのか、それとも欧米の大衆は、
あの暗い日々に起きていたことに、
またしても 全く‘気がつかなかった’のだろうか?
欧米は、困窮し傷ついた国に唾棄し、
国際協定や条約を順守することを拒否した。
欧米は何の支援もしなかった。
多国籍企業が解き放され、ロシア国営企業の‘民営化’を始め、
基本的に、何十年にもわたり、ソ連労働者の汗と血によって築き上げられた
ものを盗みとっていった。
干渉?
繰り返させて頂きたい。
それは 直接介入、侵略、資源略奪、恥知らずな窃盗だ!
それについて読んだり、書いたりしたいのだが、
もはやそれについて多くを聞けなくなっているのではなかろうか?
今、ロシアは被害妄想だ、大統領は被害妄想だと言われている!
欧米は真顔でウソをついている。
ロシアを殺そうとしてきたのではない振りをしているのだ。
あの時代 … あの親欧米時代、
ロシアが欧米の準属国、あるいは半植民地と呼ぼうか、になった時代!
外国からは一切、慈悲も、同情もなかった。
多くの阿呆連中 - モスクワや地方の台所インテリたちが -
突然目覚めたが 遅すぎた。
彼らの多くが 突然食べるものが無くなったのだ。
彼らは要求するように言われていたものを得た。
欧米の‘自由と民主主義’と、欧米風資本主義、
要するに、完全崩壊を。
‘当時’がどうだったか良く覚えている。
私はロシアに帰国するようになり、モスクワ、トムスク、ノヴォシビルスク、
レニングラードで働きながら、不快な目にあった。
ノヴォシビルスク郊外のアカデム・ゴロドクから来た学者たちが、
酷寒の中で、暗いノヴォシビルスクの地下鉄地下道で蔵書を売っていた…
銀行取り付け … 老いた退職者たちが飢えと寒さで亡くなっていた、
コンクリート・ブロックのがっしりしたドアの背後で…
給料が支払われず、飢えた炭鉱夫たち、教師たちが…
最初で、願わくは最後に、ロシアは 欧米の死の抱擁を受けたのだ!
ロシア人の平均余命は突然、
サハラ砂漠以南のアフリカ最貧諸国の水準に落ちた。
ロシアは 酷い屈辱を与えられ、大変な苦痛を味わった。
*
だがこの悪夢は長くは続かなかった。
ゴルバチョフとエリツィンの下で、しかし何よりも欧米による命令下の
あの短いながらも 恐ろしい年月に起きたことは、
決して忘れられず、 決して許されまい。
ロシア人は、もはや決して望まないものを、はっきり理解している!
ロシアは再び立ち上がった。
巨大な、憤って、自分の人生を自分のやり方で生きると 固く決意した国が。
困窮し、屈辱を受け 略奪され、欧米に従属していた国が、
わずか数年で 自由で独立した国となったロシアは、
再び地球上で最も発展した強力な国々に加わった。
そして、ゴルバチョフ以前のように、欧米帝国による、
不当で非道な攻撃を受けている国々を、
ロシアは再び 助けることができるようになった。
このルネサンスを率いている人物、
ウラジーミル・プーチン大統領は手強いが、
ロシアは大変な脅威を受けており - ひ弱な人物の時期ではない。
プーチン大統領は完璧ではない(実際、完璧な人がいるのだろうか?)が、
彼は本物の愛国者で、国際主義者でもあると、あえて言いたい。
現在欧米は、再びロシアと、その指導者の両方を憎悪している。
何の不思議もない。
ワシントンと、その副官連中にとり、
無敗で強く自由なロシアは 想像できる限り最悪の敵なのだ。
これは、ロシアではなく、欧米の感じ方だ。
これまでロシアに対してなされたあらゆることにも関わらず、
何千万人もの命が失われ、破壊されたにもかかわらず、
ロシアは常に、妥協し、忘れるのではないにせよ、
許しさえする用意ができている。
*
欧米の精神には酷く病的なものがある。
欧米は 完全無条件服従 以外の
いかなるものも受け入れることが出来ないのだ。
欧米は支配していなければならず、管理していなければならず、
あらゆることの頂点 でなければならないのだ。
自分たちは例外だと感じなければならないのだ。
地球全体を殺戮し、破壊する際でさえ、世界の他の国々に対し、
自分たちがより優れていると感じる と主張するのだ。
例外主義というこの信念は、
もう何十年も、実際には現地でいかなる重要な役割も果たしていない
キリスト教以上に、遙かに欧米の本当の宗教なのだ。
例外主義は 狂信的で、原理主義で、疑問の余地がないものなのだ。
欧米は、自分たちの言説が 世界のどこであれ
得られる唯一のものだ とも主張する。
欧米は 道徳の指導者、進歩の指針、唯一の資格ある 裁判官兼導師と
見なされるべきなのだ。
ウソの上にウソが積み重なっている。
あらゆる宗教同様、似非現実が不条理であればある程、
それを維持するのに使われる手法は益々残酷で過激なものとなる。
でっちあげが、ばかばかしければ、ばかばかしい程、
真実を抑圧するのに使われる技術は 益々強力になる。
現在、何十万人もの‘学者’、教師、ジャーナリスト、芸術家、
心理学者や他の高給の専門家が、世界の至るところで、
帝国に雇われている、たった二つの目的のために - 欧米の言説を称賛し、
その邪魔をするありとあらゆるもの、あえて異議を唱えるものの
信頼を損なうために。
ロシアは欧米から最も憎悪されている敵対者で、
ロシアの緊密な同盟国 中国はほぼ第二位だ。
欧米が仕掛けるプロパガンダ戦争が余りに狂っており、余りに激しいので、
ヨーロッパや北米市民の一部の人々さえもが、
ワシントンやロンドンや他の場所から発せられる話を疑問視し始めつつある。
どこを見回しても、とんでもないウソ、半ウソ、半真実のちゃんぽんだらけだ。
複雑で、先に進みようのない陰謀論の沼だ。
アメリカの内政に干渉し、シリアを守っているかどで、
無防備で、恫喝されている国々を支持しているかどで、
強力なメディアを持っているかどで、運動選手へのドーピングのかどで、
依然として共産主義者であるかどで、もはや社会主義ではないかどで、
ロシアは攻撃されつつある。
要するに、ありとあらゆる想像可能なことや、想像を絶することで。
ロシア批判は 実に徹底的に不条理なので、
人は極めて正当な疑問を問い始める。
“過去はどうなのだろう? 過去のソ連、特に革命後の時期と、
二度の世界大戦間の時期に関する 欧米の言説は一体どうだったのだろう?”
この現在の欧米の 反ロシアと反中国プロパガンダを分析すればするほど、
ソ連史に関する欧米の言説について研究し、書きたいという決意が強くなる。
将来、この問題を、友人たち、ロシア人とウクライナ人の歴史学者たちと
必ず調べることを計画している。
*
欧米の目から見ると、ロシア人は‘反逆者’なのだ。
過去も、現在も、彼らは略奪者に与するのではなく、
‘世界の惨めな人々’の側に立ち続けてきた。
祖国を売ることを、自国民を奴隷にすることを拒否した。
彼らの政府は、ロシアを 自給自足の 完全に独立した 繁栄する
誇り高く自由な国 にするために、できる限りのあらゆることをしている。
世界の独特な部分では、‘自由’や‘民主主義’や他の多くの言葉が
全く違うものを意味することを想起されたい。
欧米で起きていることは、ロシアや中国では決して‘自由’とは
表現されないし、逆のことも言える。
ヨーロッパや北アメリカの挫折し、崩壊しつつあり、
ばらばらになった利己的社会は、もはや自国民すら鼓舞できない。
彼らは、毎年何百万人も、アジアや、中南米や、アフリカにまで脱出しつつある。
空虚さ、無意味さや、心情的な冷たさから逃れてゆくのだ。
だが、彼らに生き方や、良くない生き方を教えるのは、
ロシアや中国の仕事ではない!
一方、ロシアや中国のように偉大な文化は、
自由とは何かやら、民主主義とは何かなどと、西洋人に教えられる必要もなく、
教えられたくもないのだ。
彼らは欧米を攻撃してはおらず、同じ見返りを期待している。
何百もの大虐殺に、あらゆる大陸の、何億人もの殺害された人々に、
責任がある国々が、 いまだに人に図々しくお説教を垂れているのは
実になさけないことだ。
多くの犠牲者たちは、おびえる余り発言できない。
ロシアはそうではない。
優しいながらも、必要とあらば自らを守ると固く決意した人々で構成されている。
自分たちも、この美しいながらも、酷く傷つけられた地球上で
暮らしている他の多くの人類も。
ロシア文化は壮大だ。
詩、文学作品から、音楽、バレー、哲学に至るまで …
ロシア人の心は柔らかで、愛と優しさで働きかけられれば容易に溶ける。
だが何百万人もの無辜の人々の命が脅かされると、
ロシア人の心も筋肉も素早く石と鋼へと変わるのだ。
勝利だけが世界を救える そのような時期、ロシアの拳は固くなるが、
ロシア兵器についても同様だ。
加虐的ながら臆病な欧米には、ロシア人の勇気にかなうものはいない。
不可逆的に、希望も未来も 東に向かって移動しつつある。
そして、それこそが、ロシアが欧米からしゃにむに憎悪される理由だ。
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ロシアは強い、
☆https://jp.sputniknews.com/russia/201805144876887/
スプートニク日本 2018年05月14日
◎ロシア第5世代戦闘機 との対決で
米F−22機が勝つチャンスは?
ナショナル・インタレストが計算【写真】
米国の専門家は米ステルス戦闘機「F−22(ラプター)」が「空の王」だ
という考えがちだが、ロシアの第5世代多用途戦闘機Su57の開発後は、
その優位性が疑問視される。米誌ナショナル・インタレストが伝えた。
同誌記事によると、ロシア機が新型エンジンを搭載すると、
ラプターにとっての強敵となりうる。
ラプターの重要な利点だと常に考えられてきたステルス性は、
Su57との対決では無意味になりうる。
Su57はラプターの電子機器を「失明させる」可能性があるからだ。
しかし、両機は近い将来に 最先端照準システムと空対空ミサイルを搭載する。
そうした場合、戦いの結果を予測することは余りに難しい。
そのためおそらく、勝利するのは
より熟練したパイロットが操縦する機体だろうと 同記事は結論付ける。
さらば、ユダ米「欠陥ふっかけ兵器」! だと思うが、
洗脳された馬鹿どもが、いまだ盲信から冷めないw
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