LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

お隣さんからもらった金柑

2008-12-19 09:38:15 | Weblog
7年ぶりに「風邪ひいちゃったよー。」と騒いでいたら、
お隣に住んでいる”ちゃん”が金柑を差し入れてくれました。

トントン、とノックの音にドアを開けたら、
手のひらいっぱいに金柑を持った”ちゃん”が「これ、隣で採れた金柑。風邪に効くよ。」と、
金柑を手渡してくれたのです。



私が珍しく風邪をひいたのを知って、隣から金柑を採ってきて届けてくれるとは・・・。
「”ちゃん”って優しいとこあるんだなー。やっぱり妻になると余裕がでてくるんだろうか。」
と心の中でつぶやく私。
(彼女は11月21日に森のテラスで挙式をしたばかりの新妻です。)

「これ、煮て食べたらいいの?」と聞くと、
「いや、生のまま食べられるよ。」と言います。
金柑の甘露煮は皮のまま煮るものですが、
”ちゃん”の場合、採った金柑を皮ごと生で食べるのが
「一番おいしいよ。」と言うのです。

私もけっこうワイルドな女だと思いますけど、
”ちゃん”のワイルドさには負けます。
いつだったか”しゃけの炊き込みごはん”をおすそ分けしたとき、
彼女は手でごはんをすくってほおばり「おいしいね。」と言っていたのに
びっくりしたことを思い出しました。
彼女こそ天然の”野生児”のような人です。

「どれ、ひとつ生で食べてみるか。」と、金柑をひとつぶ食べてみました。
苦いのかなと思っていた皮は、不思議ですね
生だと少しも苦味を感じません。
皮と実が全体に甘くておいしいのです。
思うに柑橘類は、煮ると皮の苦味が強くなんじゃないでしょうか。
ですから甘露煮の場合は大量のお砂糖で煮る必要があるわけです。

「へえ、いい食べ方を教わったな。」と思いながら、
頂いた金柑を、一日一個食べています。
風邪が完治するまで、あと数粒の金柑を
ありがたく毎日食べようと思います。

”ちゃん”、「いい風邪薬をありがとうね。」

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