とある週刊誌の記事である。
鳩山家子ども手当を叱れない「アラ団」を襲うパラサイト娘
中部地方に住む主婦Aさんは、結婚して別に住む娘(30
代)から「一緒にディズニーランドに行かない?」と誘われた。
娘には6歳と4歳の子どもがいる。
普通は孫の顔見たさに「喜んで!」となる場面だが、Aさんは身構えた。
このパターンは前にもあった。
Aさんに子守をさせ、自分たち夫婦だけで遊びたいという
魂胆なのだ。
おまけに旅費は全部Aさん持ちである。
結局Aさんは「おカネあげるから許して」と言って断ったという。
Aさんは還暦を迎えたばかりの、いわゆる団塊の世代。
自らも同年代で、家族問題に詳しいライターの小川有里さん
によると、彼らを中心とする「アラウンド団塊」の多くが今、結婚後も実家を頼ってはばからぬ「パラサイト娘夫婦」の餌食になっているという。
「結婚してもずっと実家から食材を送ってもらっているのでコメや野菜の値段を知らない娘がいます。
また、それぞれ実家の近くに住む姉妹がスIパーで買い物をする母親についてきて、自分が欲しいものを横からカゴに放り込んだり、実家に届いたお歳暮の品を巡って『私がもらっていく!』と骨肉の争奪戦まで起きているのです」(小川さん) 毎晩実家でご飯を食べるのはもはや当たり前。
さらに夫の分をパックに詰めて持って帰る。
母親が「たまには食事の支度を手伝って」と頼むと、娘は「楽をしに来ているのだから」と断る。
それでいて子どもを母親に預けて料理教室に通っているというから、何か何だかよく分からない。
孫の子守を押しつけられ業を煮やした父親が「少しは(おカ
ネを)入れろ」と言うと、「おカネ出すなら保育園に預ける」と言い放った娘もいる。
「この現象に最初気づいたのは4年ほど前、子ども(団塊
ジュニア)が30代になり、育児を始める時期と重なります。
私たち団塊世代は子育てに失敗したのではないか。
孫可愛さで甘い顔をしていると親だってナメられます」(同)
鳩山サンのご母堂の気前よさときたら……。(堀 和世)
なんとも、信じられない話し。
クローズアップ現代で、「〝助けて〟と言えない」というテーマの放送があったが。
このような娘夫婦、親の介護が必要になった時に、どういう態度をとるんだろう。
こんなに、甘えて成り立つ生活をして、親が死んだ後、リストラや大病等、まさかの事が起こって、生活が苦しくなると、どのように振る舞うのだろう。
それに、自分たちが、親と同じ年代になった時に、子どもに対して、どのように接するのだろう。
できれば、長生きして、その成り行きを見てみたいものだ。
「私たち団塊世代は子育てに失敗したのではないか。」というのがあったが、わたしが結婚して、子どもを育てていたら、起こりうることの一つであるということである。
わたしは、同輩の者が、結婚して子どもがいたりすると、葬式の喪主になってはくれるだろうと思えたり、死んだ後の後始末はしてくれるのではないかと思えたりして、密かに羨ましがっている。
が、しかし、このような話しを聞くと、まともに結婚して、孫ができたりしても、子孫は、不良債権でしかいないということになるかと思うと、切ないやら、寂しくなってくるやら、やり切れなくなる。
こうなると、わたしのように、独身で孤独死でもした方が救われるのかも┄┄?