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リタイアーのよもやま話

VTR250

2013-04-23 22:27:12 | 日記

 大型免許を取る気になった理由の一つは、
大型に乗ると、CB400SFの運転が楽になる
ということを誰かが、ネットで書いていたから
である。

そして、大型の免許の教習の間は、とり
あえず、大型バイクの経験ができる。
ということでもあった。

そう思ったのは、大型の免許を取得して
も、足つきの問題で、ペーパードライバ
ーになるだろうという諦めがあったから
だ。

しかし、CB750で教習してみて、それは杞
憂であることに気付いた。

教習所の車庫は、奥へすこし下り坂になっ
ているので、車庫からバイクを出すのが、
大変である。ほんとに。

しかし走り出してしまうと、これが、実に
楽しいのである。いや、シートに座って
いるだけでも、楽しい。

スカイウェイブやCB400SFで教習した時には
一度も感じたことがなかった爽快感である。

本当に意外だった。

何しろ、あんなに苦痛だった一本橋がなんの
不安なく渡れている。

しかし、CB750では、リードのように行き止
まりのある住宅街や細い農道は走れない。

駐車する路面も選ぶ。

どんなに、楽しくても、CB750は、3ナンバ
ーの車で通れる道路しか走れない。(大げさ
だが)費用対効果が悪すぎる。

リードの不満を解消できるバイクとして、
CB400SFに期待したが、レンタルで乗って
みたところ、想定外のストレスを感じ、
それ以来どんなバイクに乗ろうかと、呻吟
することになった。

そんななか、VTR250のカタログを見やって
いるうちに、突然思うことがあった。

それはリゾートホテルの玄関に乗り付ける
のに、VTR250が一番絵になる。である。

それも、マグナレッド。


もちろん、粋な喫茶店、図書館等もよく似合う。

もしかして、銀座だって似合うのではなかろうか。

VTR250のカタログを制作者は、心憎いことを
するものだ。

革ジャンを着なくても、似合うバイク。

結局、思った。もしかして、バイク選びの視点
として、ファッション性に拘るということも、
当人が納得いけば、良いのではないのかと。

とにかく、いろいろとバイクを比べていると、
あまりにも情報が多すぎて、一体全体自分の
本音ってなんだろうとこんがらがってしまう。

結局、時計のカルバンクラインを選んだように。
で、いいのではと。


このVTR250、積載性はない。ヘルメットホルダー
は不便で、タンデムだって不得手だし、もちろん、
400㏄に比較すれば、パワーもない。とにかく、
不便なバイクである。

人によっては、その他にも、いろいろとケチをつけて
いる。

しかし、このカタログを見ているうちに、リトルモン
スターとも言うべきイタリア的なファッション性に
拘ろうという視点も、ありなのではと思ってしま
った。

まるで、ヤマハのSR400と同じ境地のようにも
思えるが。

リッツ・カールトンの玄関に横付けして、一番
絵になるバイク、VTR250┄┄。

ただたんに、マグナレッドの赤の魅力とそのフォ
ルムの持つ「贅沢性」だけが取り柄のバイクと
いうのもありではないかと、思ってしまった。

もちろん、かなりの独断と偏見とは思うのだが。