奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

圧迫感の無い空間で快適な暮らしを考えるように、過ごし方のイメージと負荷の掛かり具合をデザインと設計、間取りの工夫で解消する心地よさを感じる住まいのカタチ建築家とつくる家。

2023年11月13日 | 設計の事デザインの事

 

圧迫感の無い空間で

快適な暮らしを考えるように。

※濃い色の床材を仕様の選んでも家具の姿勢を低くして

 周辺の統一感を出すと圧迫感は解消されます

 

このブログを読んでいる皆さんも

自宅で家具を置く際に

この配置では圧迫感を感じてしまうかも

こうすると圧迫感を軽減できるかも

と考えたりする事も

あるかと思います。

 

では、その「圧迫感」とは

いったい何なのか?

※濃い色の床材を仕様の選んでも家具の姿勢を低くして

 周辺の統一感を出すと圧迫感は解消されます・間取りにも抜けを計画

 

強く押さえつけられている感覚。

息苦しい感じ。

または、大きく迫っていて

威圧されている感じ

(索引:Weblio 辞書)と辞書などにはあります。

 

日常で感じる原因としては

要因『身体的なもの』体調不良が引き起こすもの(臓器・器官の不調)

要因『精神的なもの』狭い、窮屈・(モノや人が自分や空間に対して)近い

(空間が)暗い要因『環境的なもの』怖い

慮や恐縮・対峙する相手が好戦的

緊張などがあげられます。

 

これはいわゆるストレスのこと。

 

人は圧迫感をストレスと感じる

という事です。

 

要因のいくつかは、

ある意味個人的なものであり、

住環境でカバーできる事が全てではありません。

 

ただし、

そのなかでも空間が

引き起こす圧迫感=ストレスを

軽減するためにできることは

数多くあります。

 

空間に起因する圧迫感を受ける際の

人の心理状況と

それを軽減するための

空間の考え方・・・・・。

 

おおよそ、

住まいの空間で人が感じる

圧迫感(ストレス)と、

心理状況にはこのようなものがあります。

 

○背の高い家具ばかり置いてある

押し迫ってくるような重圧感

倒壊の不安感

 

○家具と家具(もしくは壁)の間が狭い。

実際以上の空間の狭小感

接触への恐怖感

 

○人と人(例えば隣り合ったダイニングチェア)同士が近い。

必要以上に近すぎる距離感

相手の動作の待機、

予測をしなければならない状態

 

○空間が暗い

精神的な陰鬱感・本能的な(悪い意味の)緊張感

 

○そもそも空間が狭小。

物理的な矮小感

他者との比較においての差。

 

これらはすべて「圧迫感」を引出し、

ストレスを起因するものです。

 

では逆に「圧迫感を受けにくい空間」とは

何かを考えていけば、

快適さが増して開放的な空間を

つくることができるようになります。

 

明るいだけが全てではありませんが

明るさはそういった意味での緊張を和らげます。

 

ストレスの掛かり具合についても

色々ありますよね。

 

良い結果を生む場合と

そうではない結果を生む場合、

暮らす人の持つ価値観や思い等から

良い結果に繋がる具合がどうなのか?

という事を模索する事が大切なんです。

 

○広い空間

圧迫感が少ない

 

○空間自体が狭くても、

空間を広く「感じる」ことが出来る事が重要

 

○空間を開放的にする工夫で

広く感じることができる、明るく見せ

 

○「視覚効果」を

上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴む

 

こういったことができれば

圧迫感が少ない空間を

つくることが出来るようになります。

 

暮らしの環境と住み方をイメージして

様々な改善の意味を考えるように。

 

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注文住宅の設計デザインと暮らしの価値観、間取りの中心となりやすいリビングだからこそ、考えておきたい設計デザインの方向性、一階リビングなのか二階リビングでの計画とするべきなのか?

2023年11月13日 | 暮らしの事イロイロ

 

一戸建ての注文住宅で

間取りやプランのお話しをさせていただく際に

考え方としてリビングは

1階それとも 2階どちらが良いか?

という事も話題に出させていただきます。

※一階LDK+和コーナーのある家事例

 

どちらがお勧めか?

という事ではなくて

暮らしの考え方として・・・・・。

 

間取りで変わる

暮らしの利点。

 

注文住宅の間取りづくりで

まず考えるのは、

日常的によく使う事となる「リビング」の配置。

※リビング階段とつながる吹抜けと広いウッドデッキのある家事例

 

※LDKと繋がる広い芝生庭のウッドデッキ事例

 

庭とつながった1階リビングか、

バルコニーやベランダと繋がる

2階リビングか・・・・・。

 

土地によっては随分密集度の違いもありますし

眺望の差もあります。

 

勿論日当たりも・・・・・。

 

暮らしの中心となりやすいリビングだからこそ、

利便性はもちろん、

家族の理想的な暮らしを

叶えられるかが大切なポイント。

 

それぞれの魅力や特性を知って、

自分たちに合った配置を検討する事が大切。

 

土地の特性や

ご家族のライフスタイルに合わせて、

毎日がもっと楽しくなる、

居心地のよいリビングの提案となるように。

 

リビングの配置によって

寝室や子ども部屋などの

生活動線も変わってくるから、

「快適に生活できるのか?」といった点も重要です。

 

1階リビングと2階リビング、

それぞれの魅力がどうなのか?

どんな暮らし方が

自分たちにあっているか、

想像しながら

間取りづくりを考える事・・・・・。。

 

1階リビングでは、

庭やウッドデッキなどを設置すれば、

ガーデニングなどの

庭遊びが楽しめるほか、

階段の上り下りの負担が少ないなどの利点があります。

 

生活動線を1階にまとめることで、

家事が効率的になるのもありがたいところ。

 

しかし、周辺環境や立地によっては、

1階リビングは通行人の視線が気になったり、

太陽の光が十分に

差し込まなかったりといった問題も。

 

十分に工夫された中庭や

条件の変換ができればよいですが

そうする事が出来ないケースも。

 

リビングや庭の位置を工夫して

プライバシーを考慮したり、

窓の位置や吹き抜けなどで

光が入るよう工夫することも大切です。

※一階から二階リビングに繋がる階段事例

 

一方、2階リビングでは、

階段の行き来が増えやすいものの、

※ホームエレベーターを利用する事も一考です。

 

視界が上がることによって

周囲の視線が気になりにくく、

眺望によって開放感を感じられるという

魅力もあります。

※二階リビングの家(LD+K)事例

※二階リビングの家(LD+K)事例

 

光が入りにくい立地でも、

遮るものの少ない2階であれば、

日が良く入り、

明るいリビングが計画できます。

 

※二階の特徴で屋根形状を利用して開放的なLD+K提案に(事例)

 

「リビングの配置がなかなか決められない」という方は、

どのような暮らしを実現したいか、

家事をどのようにしているか、

休日は何をするかなど、

自分たちの「実際の生活」を見直す事から

始めてみるのが大切。

※キッチンからの眺め・屋根の形状を利用して2階リビングの開放的な空間提案(事例)

 

 眺望や生活動線、

日当たりやプライバシーなど、

リビングに求めることの優先順位は人それぞれ。

 

両者の魅力や特性を理解したうえで、

自分たちの暮らしにあった

リビングと間取りの計画を

考える事が大切です。

 

注文住宅では、

ご家族の家族形態やライフスタイル、

趣味などを大切にし、

立地や周辺環境に適した

リビング設計を提案することが出来ます。

 

単なる1・2階という違いだけでなく、

家族の生活スタイルや

家事動線にあわせて

必要な設備・部屋を設けられるのは、

注文住宅ならではの魅力です。

 

日当たりやプライバシーなど、

リビングの設置場所によって

不安になりがちなことも、

窓の配置場所や室内の構成

間取りなどの工夫によって、

デメリットも魅力に変える事が出来ます。

 

喜怒哀楽に寄り添いながら

家族がいつでも

快適に暮らせる住まいを

丁寧に考えてみませんか?

 

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