奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

実際の生活をシミュレーションしながら暮らしのイメージを持つ間取り計画の重要性、日常的に利用する家電と間取りの相性も実生活を見越した設計と生活基準デザインする事が大切。

2024年02月28日 | 家 住まい 間取り プラン

実際の生活を

シミュレーションしながら

暮らしのイメージを持つ間取り計画の重要性。

※キッチン周辺のコンセント計画に限らず間取りと暮らし全体を見通したコンセントの配置は重要

 

「もう少しじっくり考えておけばよかった・・・」。

分譲住宅やメーカー住宅、

工務店住宅を購入した人を対象にした

あるアンケートの結果によれば、

打合せをしたにもかかわらず、

実際に暮らし始めてから

実感する小さな不便はけっこう多いようです。

 

大きな失敗ではないけれど、

それゆえに見落としてしまいがちな

小さなことが「多くの不便さ」を生み出します。

 

そんな中のひとつに「普段使いのコンセント」があります。

 

特に水回り周辺としてのキッチンでは、

電子レンジや炊飯器、

電気ケトルにコーヒーメーカーなど、

コンセントを必要とする

電気製品がたくさんあります。

 

そのため周辺にコンセントを

多めにつけたにもかかわらず、

際に電気製品を所定の場所に置いたら、

コードの長さが足りずに

コンセントまで届かない・・・・・・。

 

といった不具合が

発生することもあります。

 

コーヒーメーカーを

キッチンの

バックカウンターで使用される方もいれば、

ダイニングテーブル側で

使用される方もいるように、

その使い方や

生活スタイルは人それぞれです。

 

そのため、

建築業者が思う

当たり前の位置と

実際に使用する位置での

基本的なコンセントの条件が

十分でない場合が多々あります。

 

こうした失敗を減らすには、

実際の生活を想定した

間取りと電気関係の配置計画、

シミュレーションしてみる事と、

現場での確認作業が大切です。

 

間取りを検討する際に

持ち込む電気製品や家具などを

ある程度同時に考えて検討する事。

 

僕がいつも間取り検討の際に

家電と家具のレイアウトを

意識するのはそういう部分も含めて

レイアウトの必然性を

デザインしているからです。

 

コンセントやスイッチ類を

ある程度の段階で意識する時間。

 

図面の中に書き込み、

その図面を見ながら

生活をイメージ出来るかどうか?

 

春夏秋冬、

朝から夜まで、

平日や休日といった違いも含めて

生活の様々なシーンを想像しながら

わが家の使い勝手を

シミュレーションする時間も

間取り検討には重要です。

 

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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