奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

間取りと暮らし、家づくりで大切なのは何の為に家を建てるのかというを考える事、今現在の暮らしを見直しながら理想と現実の暮らし方を紐解きながら生活の基準を新しくデザインする時間を丁寧に。

2024年02月11日 | 家 住まい 間取り プラン

 

家づくりで大切なのは

何の為に家を建てるのか

というを考える事。

※アトリエにて住まい手さんご夫婦との注文住宅新築計画の打ち合わせ

 

今の暮らしを見直しながら

本当に大切だと思える

暮らしをイメージする事。

 

暮らしの価値観も様々です、

過ごし方を

どんな風にイメージしていますか?。

 

この日は和モダンの趣ある

注文住宅の設計をご依頼いただいている

住まい手さんご夫婦との

アトリエでの打ち合わせ。

 

暮らしの条件を丁寧に紐解きながら

家造りから始まる

暮らしのデザインを提案しつつ

過ごし方のイメージを整えています。

 

土地探しからスタートした

新築計画。

 

広く浅くではなくて

広く深く暮らしとその周辺、

生活の事を考える事で

住まい手さんにとってのゴールが

見えてきます。

 

間取りだけではなくて

計画中の住まいに

シミュレーションしながら暮らすことで

整う環境があります。

 

家造りではそういうところを大切にしながら

間取りを整えつつも

家の構成を考え

ご提案しています。

 

勿論「素材」や「建材」と呼ばれる

材料、仕様による違いも。

 

間取りが同じでも

素材が異なれば空間そのものも変わります。

 

床の仕上げ一つ考えてみても

価格も違えば

素材も仕上がりの雰囲気も

足ざわりも環境も

全てが変化します。

 

空間は良い意味でも悪い意味でも

素材一つで変わります。

 

暮らす心地を

どのようにデザインする事が

良い暮らしに繋がるのか?

 

住まい手さんの価値観と好みを

大切に考えながら

最適解の打ち合わせ。

 

色と質感の心地を紐解きながら

暮らしのビジョンを丁寧に。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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間取りと同じように連動して心地を左右する窓の事、窓のサイズや種類と同時に床からの高さ、天井からの高さで変化する室内からの印象とが建物の印象も窓の選択肢に。

2024年02月11日 | 家 住まい 間取り プラン

 

間取りと同じように

連動して心地を左右する窓の事。

窓のサイズや取付高さで、

室内の印象と環境が変わるという事。

 

窓の取付位置と大きさを

意識されたことはありますか?。

窓の取り付ける為の

床からの高さや、

窓の大きさによって、

室内で感じる部屋の広さと

印象が変わります。

 

実際に室内の空間が

広くなるわけではないので、

錯覚や、

人間のパーソナルスペースを

意識した設計の工夫です。

 

厳密には、

個人の身長などによって

誤差があるため、

あくまで一例になります。

 

そのままご活用するのではなく、

少しのテクニックと

デザインをまとめる必要があるので、

それぞれ設計者と

相談しながら理解したうえで

お話しをすすめてください。

 

理由もなく、

高さや取付位置を変えていくと、

全体のデザインが

崩壊していきます。

座った時を意識した窓の高さと

立っている時、

勿論建物の外からの

外観としての印象と

室内からの印象の違いも存在します。

 

窓の外の景色が

気持ちよく眺められるように、

椅子やソファー、

床に座った状態を加味して

低めに窓の高さを計画したり

意味をデザインして

窓の計画を行う事で

テーブル近くまで

窓が下がっていると、

座ったときに気持ちよく外が見えます。

あえて部屋や窓自体に

見える方向を意識して

角度を変て間取りや空間を

設計する事もあります。

 

窓の取付位置を少し下げて、

外の景色から、

樹木の緑や庭を

気持ちよく切り取れるように、

サイズを調整して、

取付高さを調整したり。

 

身長が180cm前後ある人は、

どのような窓でも

苦にはなりませんが、

160cm前後の身長の場合は、

窓の取付位置が

少し低い方が

室内で気持ちよく感じたり、

外への開放感がうまれ、

室内を広く感じるような

錯覚を覚えることがあります。

 

また、

西側の窓を小さくしたり

屋根の庇や軒との位置関係を計算して

西日を遮る効果を狙いつつ、

風景を意識できるように

窓のサイズを調整したり、

ホールから

見える景色が

絵画のように見えるよう

ピクチャーウインドウとして

デザインすることもあります。

庭や風景を

絵画のように見せる場合は、

少し低く取り付けるよりは、

少し腰高よりも

高めに取り付けるようにした方が

絵画のように見えますし、

場合によっては廊下全体を

外まで続いたように

切り抜く事もあります。

窓には、「光を取り込む」、

「風を取り込む」、「換気する」

などといった役割があります。

 

それに加えて、
室内から、

どのように見える景色を

デザインするのか?

ということも、

窓に必要なデザインのテーマです。

 

少しコンパクトな

子供部屋であれば、

少しだけ窓の取付位置を

下げてあげる。

 

そんな工夫も、

室内を広く豊かに過ごすための

工夫になります。

 

コストダウンを考えようとすると、

通り一遍に、

窓の高さを揃えて配置をして、

窓の大きさも

小さめに計画したり。

 

窓の取付高さが、

そろっていないと、

現場監督の調整作業や
大工さんの作業が

少し手間取ってしまう事も

あるのですが、

少しのコストアップをしても、

その先に長く使う住まいから

見える窓に、

よりよい「楽しみ」がプラスされて、
「気持ちよく使える室内」になることは、

暮らしの環境に対して

大きな価値を見出せると思います。

 

断熱性能を高めようとすると、

極端に窓のサイズを

小さくする設計手法を取る

場合もありますが、

できる限り、

大きく大胆な窓も採用しつつ、

室内から

気持ちよく使える

窓のデザインにも

間取りと暮らしが繋がるように

意識を向けて設計の工夫を施しています。

 

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薪ストーブのある暮らし、インテリアとしても暖房器具としても調理器具としても魅力的な暮らしを生み出す暮らしの心地良さを間取りと空間に融合するデザインと設計の考え方。

2024年02月11日 | 家づくりアドバイス

 

 

薪ストーブのある暮らし、

暖かくてリラックスできる空間。

 

 

 

 

インテリアとしての

存在価値もそうですが、

調理器具・暖房器具

そして空間と

人の気持ちを癒す

「炎のゆらめき」がある暮らし。

 

薪ストーブのある生活も

素敵だなと思います。

 

 

暮らしの中で、

勿論・・・断熱などの

環境性能も、エアコン暖房も、

床暖房も効率的で

燃費が良いのですが、

薪ストーブの暖かさと効能を

体感してしまうと、

薪ストーブのらなではの効能の

虜になられる方も

いらっしゃいます。

 

 

エアコンの暖房と違い、

薪ストーブの暖房は、

「輻射熱」という

暖房方式になります。

 

エアコンに比べて、

人体に向けて熱を届ける力が

パワフルなのが、

薪ストーブでの暖房の

大きなポイントになります。

 

輻射熱とは、

熱の伝わり方の3種類の中のひとつです。

① 伝導

② 対流

③ 輻射(熱放熱)

のうちの、

3つめ「輻射」または、

「熱放射」という表現に該当します。

(薪ストーブもこれに該当します)

 

いろいろ言葉による、

熱移動の細かい内容を

分類する説明はありますが、

本当に「要約」した内容で

お伝えすると、

下の表現にまとめるようにしています。

(細かい分類では、異なることも)

① 伝導(接触)

 ・アルミ窓のフレームに触ると冷たいとき

 ・ホットカーペットやホッカイロなど

  接触すると暖かいなど

 

② 対流(送風)

 ・ドライヤーによる温風、冷風

 ・エアコンによる空調コントロール

 

③ 輻射(熱放射) (温冷熱波)

 ・太陽による暖かさがつたわる感じ(冬の日向ぼっこ)

 ・石焼き芋の

  石焼きからイモに熱を伝える

 ・薪ストーブによる暖房 

 ・エコウィンハイブリッド

 ・蓄熱暖房機

薪ストーブは、

「輻射(熱放射)」に該当するので、

・太陽の日向ぼっこ 

・石焼き芋

などと同じ効果が

得られるような

暖かさを感じることができます。

 

薪ストーブが、

暖房能力として、

パワフルなのはもちろんなのですが、

自然エネルギーに近い、

熱量の伝え方をするので、

人体には、

受け入れやすい。

親和性が高い。

という点も

薪ストーブが人気になる

大切なポイントだと思います。

 

太陽の熱が、

空間を超えて、

冬場に太陽の陽ざしのもとで、

日向ぼっこをするような感じが、

「輻射熱(熱放射)」となります。

 

このジンワリとした、

熱が体に伝わる感じが、

やはり体に優しくて、

いいなと思える瞬間ですよね。

 

これを体感できるようになると、

薪ストーブの暖房が良いなと思い、

離れられなくなるような・・・・・。

 

同時に、

火を見ることによって、

リラックスする

という「1/F ゆらぎ」効果も

得られる点から、

薪ストーブのある暮らしの

魅力は単なる

暖かさだけではありません。

 

(1/F ゆらぎ:「エフ分のイチ ゆらぎ」)

輻射熱の良い点としては、

石焼き芋がふっくらと

焼きあがるように、

輻射熱は遠赤外線として、

物体の内部まで熱を伝える能力が高い。

という点があります。

 

これによって、

じんわりと熱が伝わりやすい

暖房器具となり、

家中あたたかな空間を

実現することができます。

 

暖かい空間を実現しやすい

薪ストーブではありますが、

ポイントをおさえないと、

デメリットも出てきてしまいます。

 

大切なのは、

断熱性と気密性がしっかりと無いと、

暖めた空気が「スーッと」抜けてしまう。

 

ということになり、

保温性のない状態となってしまうため、

室内に暖めた熱が

とどまりにくい

状況になってしまいます。

 

特に気密性能は

薪ストーブの場合も

しっかりと必要になります。

 

薪ストーブを採用するにあたっても、

しっかりとした

断熱性能が大切になります。

 

そして、

薪ストーブも重さのある器具なので、

床下の補強や、

煙突の施工にも充分注意が必要です。

 

薪ストーブもしっかりと計画をして、

暖かな暮らし、癒しある暮らしの

一つのツールとして

考えてみてはいかがでしょうか?

 

設計や間取りは、

リフォームも新築も、

薪ストーブの対応は可能です。

 

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