奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしを豊かにする間取りの考え方と生活環境を改善する間取りの設計デザインを考える際に必要な生活の知識と知恵、動線計画の深掘りは大切。

2024年02月08日 | 家 住まい 間取り プラン

快適で効率的な

生活空間を求める方にとって、

住宅の間取りと

動線計画は非常に重要な要素です。

※二階間取り鳥瞰図提案事例

 

※一階間取り鳥観図提案事例

 

人の移動ルートとなる

動線計画を入念に考えることは、

家族の日常生活をスムーズにし、

快適さを高めるための

鍵となります。

 

生活動線の基本と、

生活動線をスムーズにするための

ポイントについて。

 

生活動線の種類。

生活動線とは、

日常生活で自然と通る経路のことです。

 

この動線は、

日常生活の利便性や

効率化に大きな影響を与え、

大きく分類すると

4つの動線があると言われています。

 

水回り(トイレ・洗面・バスルーム)といった

サニタリースペースへの

経路である

衛生動線や、

起床してから学校や

勤務地へ行く準備をする

通勤動線、

そして来客動線、家事動線があります。

 

家事動線の重要性。

家事動線は、

先ほど紹介した4つの動線の中でも

特に重要な動線です。

 

生活の中でも

家事に割く時間が多いため、

この動線を整えることが

重要になってきます。

※勿論生活環境により、

 動線の重要性は各家庭により異なります。

 

注文住宅を建てる際には

生活動線の計画を入念に。

 

日常生活をスムーズに過ごすためには、

生活動線をスムーズにできるように

間取りを計画することが大切。

 

生活動線を計画する際のポイント。

 

ダイニング、キッチン、リビングの配置

ダイニング、キッチン、

リビングを近くに配置することで、

料理や食事の準備がスムーズに行えます。

この配置’レイアウト)は、

家族のコミュニケーションを促進し、

共有空間での時間を

より楽しめます。

 

また、家事動線と

家族が集まる空間をつなげることで、

子供が小さい頃は

時間の密度を調整しやすくなります。

 

寝室や子供部屋へのアクセスの良さ

寝室や子供部屋への

スムーズなアクセスは、

家族のプライバシーを守りつつ、

生活の利便性を

高める重要な要素です。

 

適切な配置により、

家族がストレスなく過ごせる

空間をつくり出せます。

 

特に、

夜間や早朝の移動を考慮した

動線設計は、

家族全員の快適な生活に

寄与します。

 

バリアフリーへの対応。

バリアフリー設計は、

家族構成やライフスタイルの変化に

対応するために重要です。

 

段差の少ない設計や

手すりの設置は、

高齢者や車いす利用者にも

安全で快適な生活環境を提供します。

勿論、玄関での段差や

移動の中心となるホールや廊下の

広さも曲がりやすさを

意識する事が重要です。

 

将来的な変化に備えた間取りは、

長期的な住み心地の良さを

保証することに繋がります。

 

回遊動線を取り入れた家事動線の確保。

回遊動線を取り入れること

意識した家事動線の設計は、

家族がストレスなく

移動できる住空間をつくり出します。

 

部屋間の移動が

スムーズであることは、

日々の家事を

快適に行うために不可欠です。

 

家事動線の中に

回遊動線という

行き止まりなく部屋間を

ぐるぐる移動できる間取りを

組み込むことで、

移動時のストレスが緩和される

空間が実現できるようになります。

 

家造りの間取りの中で、

人の移動するルートとなる

動線の最適化は、

日々の家事や生活の負担を軽減し、

過ごしやすさに寄与する

重要な要素です。

 

家族に最適な

住宅設計を行うためには、

キッチンやリビングなどを

どのようなスタイルで

近くに配置したり、

回遊動線を意識したりした

動線計画を熟慮べきかを

イメージする事が重要です。

 

住まい手の暮らし目線で

全体像を把握できる設計が大切なので

マニュアルではなくて

実際に「生活感」をどのように工夫できるのかを

前もって設計者に確認する事が大切です。

 

アイロン掛けや選択、

キッチンでの調理やゴミ出し等

色々な家事要素を

普段から実践している

建築家・設計者なら

各家庭による家事の持つ意味

生活の持つ意味の違いが

分かると思います。

 

建築は体験です。

育児も家事全般もそうですよね。

 

注文住宅を検討される方は、

日々の生活を

スムーズにする動線を

意識してみてください。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

-------------------------------------

■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

-------------------------------------

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

建築確認・検査・審査省略制度の対象範囲が変わります、リノベーションやリフォームでも詳細な打ち合わせと工事中の変更の有無によって住まい手さんの入居時期との関係性も。

2024年02月08日 | リフォーム・リノベーション

リフォームやリノベーションの事、

建築基準法等、

法律に基づいて考慮していて

手続き不要だった内容にも

来年の4月から建築基準法が改正され、

今までやっていた

リノベーションが

手続き不要ではなくなる

ケースもあります。

 

建築の設計実務者界隈では

話題になっていますが、

実際にリノベーションを検討している

エンドユーザーさん(住まい手さん)にとっては、

全然知らない情報かもしれません。

 

工事業者さん、

リフォーム業者さんも

知らないケースもありますね。

 

勿論、構造やリフォームする内容

地域によって以前からも

手続きは必要でしたが

以前手続き不要だった

工事内容でのリフォームも、

2025年度からは

詳細を検討して

確認申請が必要になります。

 

まずは状況整理が先決です。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

-------------------------------------

■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

-------------------------------------

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする