奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住まいと暮らしのデザイン設計・・・LDKと中庭と分割の程度・・・・狭小「ミニマム」なサイズ感で豊かさが生まれるデザインに。

2016年12月05日 | (仮称)シンプルに暮らすコンパクト回廊の

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談建築家

山口哲央のホームページの検索へ

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

※中庭スタディ模型

 

 

住まいと暮らしのデザイン色々と・・・・・。

屋外に計画する豊かさの持つ意味は大きいですね。

 

 

住まいの空間を豊かにする

ひとつの手法として、

「大きなもの」をひとつでなく

「小さなもの」を適切にという

「メソッド」があります・・・・・。

 

※中庭+LDKスタディ模型

 

 

それを「GARDEN」庭に

使うように。

 

 

大きな中庭がドーンとひとつあるより、

小さな中庭が所々に

沢山散在しているという

イメージです。

 

※中庭+玄関ホール+LDKスタディ模型

 

そうすると、

室内に居ながらにして、

前にも/後にも/左にも/右にも

庭が顔を出してくれるようになります。

 

 

住宅の「内部」にいた筈なのに、

あそこにもここにも

沢山の豊かな「外部」

チョロチョロと顔を出してくるのです。

 

 

この手法で設計デザインする

小ぶりな庭は「サイズ」だけでは計れない

豊かさが生まれますからね。

 

プライバシーや見たくないモノを遠ざける工夫として、

半透明や格子やスリット(隙間)による

視界の調整をデザインしますよ。

 

これによって、隣家や道路との視線は

遮りながらも明るさを適度に

確保できるようになりますから・・・・・。

 

 

半透明に壁をデザインする事も

そういう価値の一つです。

 

 

室内と庭(中庭)が視覚的にすべて連続して

一体になることで、

住まいが実際以上の広さ感覚を持ち始めます。

 

 

そしていまひとつ、

間仕切り壁が「透明ガラス」の枠組みを

壁に埋め込む事で、

室内と中庭の境目が消滅してゆきます。

 

 

室内に居てもに居るみたいで、

に居ても室内にいるような感覚・・・・。

 

 

これこそが、建築の空気に

他では味わえない

ダイナミックな魅力を

与えてくれることになります。

 

 

室内に居ても、

雨や空や月が

とても近く感じられるということです。

 

 

中庭の持つ魅力を

設計デザインの価値で考えている途中・・・・・・。

 

 

 

 

Produce Your Dream>>>>>>>>>>>>>---------------------
建て主目線+αの提案・・・「建築と住まい手とその暮らしを豊かに」
建築設計事務所 建築家 やまぐち建築設計室ホームページ 
http://www.y-kenchiku.jp/
 住まいのご相談「ご依頼」はお気軽にホームページからどうぞ
「無料相談のお申込み・御相談・問い合わせ」
http://www.y-kenchiku.jp/
・建て替え・中古住宅・間取りのご相談土地取得の相談
リフォーム 二世帯住宅・ビフォーアフター・住みやすい家
ウッドデッキ シンプルナチュラル スリット 和風 シンプル
純和風 モダン 和モダン インテリア リホームプラン
住宅 木の家 二階建て 平屋 デザイン 設計 建築家のリフォーム
「住まいを設計するという事は暮らし方を設計するという事」
木の家・設計・建築家・建築士・設計家・奈良県・橿原市・新築
奈良 中古住宅 リフォーム リノベーション 家 新築 平屋住宅
デザイン 2階建て 豪邸 高級住宅 建築家の設計デザイン 豪邸設計
狭小住宅 数寄屋住宅 人気建築家 有名建築家 売れっ子建築家
 --------------------------------------------------<<<<<<<<<

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜のつまみ食いは・・・・・。

2016年12月05日 | グルメ つまみ食い 夜食

 

 

 

今夜のつまみ食いは・・・・・・「ういろばー」。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

室内を飾る本質のデザイン・設計で生まれる価値をカタチとそれとは異なる印象の感じ方で設計を昇華の途中・・・・・陰影と格子と空間美。

2016年12月05日 | (仮称)暮らしと共に「め・で・る」家。

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談建築家

山口哲央のホームページの検索へ

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

 

住まいの新築工事・・・・・イロイロと。

現在、奈良・橿原市内で工事進行中の

(仮称)暮らしと共に「め・で・る」家新築工事。

 

 

建物の佇まいを昇華の途中で

タイル張りでの表情が全体に広がっているところ。

 

 

勿論・・・建築単体で完成では無く

庭(庭園)も含めてこの住宅(家)の質として

良い意味で同調していくように

そちらもデザインと選択で昇華途中ですが、

その話しはまた今度・・・・・・。

 

モダンな和室の天井と連動する仕掛けを

建具でデザインしています。

 

 

そして、まだ工事は行っていませんが

その周辺の「壁」にも

このデザイン建材・・・・朝日ウッドテックの

クールジャパンシリーズを利用して

表情の調整を行うんです。

 

障子建具のデザイン・・・・・。

 

 

勿論、そこだけに目を向けるのではなく

建築全体の印象のデザインとして・・・・・・。

 

今は、内部の表情を昇華の途中ですよ。

和紙と障子と格子と木部・・・・・・。

紙障子を透かした日光が心身に心地よく、

その拡散が美的にも魅力的な空間を

浮かび上がらせるように・・・・・。

魅力的な特徴と美の意識を

玄関へ入った際に「正面」で感じる質感に・・・・・。

 

この日は「和室」と「玄関ホール」で表情が見える

建具(障子)のデザインについて細部を

微調整の段階・・・・・。

 

 

障子を閉じたとき、

障子を開けたとき、

それぞれのシーン(場面)に応じて

デザインが出現する事を設計していますよ・・・・・。

建具によって光の色と質感で

自在に空間を操る陰影となるように。

現場での打ち合わせ途中・・・・・。

 

 

障子建具が玄関の正面にきます。

その際の印象にも心地よさと共に

遊び心を設計デザインしていますよ。

 

 

陰影がか重なる事で模様のように

浮かび上がるという価値で・・・・・。

 

※室内サークル窓と階段手すりの重なりによる

立体的な奥行のあるデザイン

 

 

以前に(仮称)もてなしの家で

設計デザインに取り入れた「重ねるデザイン」を

ある意味カタチを変えて提案すると

陰影を操る価値も生まれますからね。

 

 

デティールは全体も細部も同時に昇華していきます。

連動する事がデザインです・・・・・。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書の時間に建築を想う・・・・・思想の重みと誠実なデザインが持つ意味を改めて問うように・・・・・。

2016年12月05日 | 掲載誌、雑誌、専門書籍

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談建築家

山口哲央のホームページの検索へ

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

先日とある小説を読み終わりました・・・・・。

 

いわゆるアトリエの

建築設計事務所を舞台にした

お話です・・・・。

 

 

世に建築家を主人公にした

小説やドラマはあまたありますが、

どれもこっちが恥ずかしくなるような設定が多くて、

中にはそういう人もいるんでしょうけど、

おおよそ事実とかけ離れていることも多く、

そういうものを目にするたび、

社会の建築家に対する誤解や

偏見(ときに悪意)が

反映されているようで

実は・・・・微妙にへこみます。

 

 

でも、この小説は実にリアルです・・・・・。

こんなに誠実に、そしてさわやかに

建築に対する愛情や哲学を散りばめた

小説ははじめてです。

 

 

実際に僕が建築家の立場から読んでも

違和感を感じないどころか、

そのまなざしには共感するところも多く、

登場する「先生」の言葉には

尊敬の念すら覚えます・・・・・。

 

 

「建築というのは、トータルの計画が大事で細部はあとでいい」

というものではけっしてないんだよ・・・・・・。

(中略)細部と全体は同時に

成り立ってゆくものなんだ(胎児の)指は

びっくりするくらい早い段階でできあがる。

(中略)建築の細部というのは

胎児の指と同じで、主従関係の従ではないんだよ。

指は胎児が世界に触れる先端で、

指は世界を知り、

指が世界をつくる。

椅子は指のようなものなんだ。

椅子をデザインしているうちに、

空間の全体が見えてくることだってある・・・・・。

 

 

「設計をするとき」、火事になりにくい家、

地震で崩れ落ちない家をできるかぎり心がける。

それは建築家の大事な仕事だ・・・・・。

でもかりにだよ、東京全体が焼け野原になるような

大震災があったとして、

自分の家だけが燃えず崩れずでいいのか?。

(中略)防災をあまりに徹底した家というのは

これは非常時の要塞であって、

住宅ではない・・・・・・。

居心地がいいかどうか、

はなはだ怪しい、要塞に住むなんて。

 

 

つねに災厄を考えながら

暮らすようなものだからね・・・・・。

 

「建築は芸術ではない」現実そのものなんだよ・・・・。

 

 

主人公である建築家・「村井俊輔」のモデルとなっているのは、

建築をかじっている人であれば

その思想・・・・断片的なエピソードから、

故・吉村順三 先生であることは

容易に察しがつきます・・・・・多分。

 

 

そして村井事務所の家具担当で

ちょっと皮肉っぽい「内田さん」は

誰がモデルになっているかも、

また村井のライバルで

国家的建築家・船山が

誰を差しているのかも想像がつくことでしょう・・・・・。

 

実際、作者の松家さんは

「内田さん」に自宅を設計してもらった

クライアントさんでもあります。

 

また村井の北欧建築に対する造詣の深さや、

アスプルンドやアールトの建築を語る場面も多く出てきます。

 

知らなかった事実も

多く書かれていて

勉強になりました・・・・。

 

 

ちなみに、

ストーリーはそんなコテコテの

建築小説ということではありませんよ。

 

 

そこがいいところです・・・・・。

 

 

ベースは設計事務所を舞台に

スタッフの目から描いたラブロマンスであり、

夏の間は軽井沢にある「夏の家」に

事務所の拠点を移す村井事務所の、

国立現代図書館コンペを巡っての

スタッフ相互の心理や人間関係などを

丁寧に描いた作品です・・・・・・。

 

 

あまりネタバレしないように。

 

 

建築が好きな方には

特にお勧めの小説ですよ。

 

 

勿論・・・・建築に無知な人でも

十分に引き込まれると思いますので、

是非・・・・読書を楽しみたい時間読んでみてください。

 

 

 

Produce Your Dream>>>>>>>>>>>>>---------------------
建て主目線+αの提案・・・「建築と住まい手とその暮らしを豊かに」
建築設計事務所 建築家 やまぐち建築設計室ホームページ 
http://www.y-kenchiku.jp/
 住まいのご相談「ご依頼」はお気軽にホームページからどうぞ
「無料相談のお申込み・御相談・問い合わせ」
http://www.y-kenchiku.jp/
・建て替え・中古住宅・間取りのご相談土地取得の相談
リフォーム 二世帯住宅・ビフォーアフター・住みやすい家
ウッドデッキ シンプルナチュラル スリット 和風 シンプル
純和風 モダン 和モダン インテリア リホームプラン
住宅 木の家 二階建て 平屋 デザイン 設計 建築家のリフォーム
「住まいを設計するという事は暮らし方を設計するという事」
木の家・設計・建築家・建築士・設計家・奈良県・橿原市・新築
奈良 中古住宅 リフォーム リノベーション 家 新築 平屋住宅
デザイン 2階建て 豪邸 高級住宅 建築家の設計デザイン 豪邸設計
狭小住宅 数寄屋住宅 人気建築家 有名建築家 売れっ子建築家
 --------------------------------------------------<<<<<<<<<

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする