毎日放送でも取り上げた違法伐採。
今どき、日本で違法伐採なんぞあるのか? ぐらいに思っていたのだけど、結構あるのだそうだ。ようするに森林計画を破った伐採や、盗伐のことだ。国産材が金にならないのに、なぜ違法なことまでして伐るのか。
伐るのは、やはり天然林の大木とか高値の広葉樹のようだ。高値といってもかつてに比べて値段は随分下がっているはずだが、それでも目先の金がいるのだろうね。そして、先のことを考えない。もう、林業を廃業するつもりだからやるのだろう。
実は、国有林に多い。というより林野庁絡みが多い。さらにいうと、森林組合と裏でつながっていたりする。だから通常では公になりにくい。
山奥の違法伐採を取り締まるのは、ほとんど無理。必要なのは、木材取引にトレーサビリティを取り入れることだろう。産地とか所有者情報を示さないと取引できないようになれば、盗伐しても木が売れなくなるからだ。とくに銘木には取り入れてほしい。
ただ、私が懸念するのは、こちらをクローズアップすると、またぞろ「伐採反対」運動ばかりが注目されて、「木を伐って森を守る」意識が薄れてしまうことである。
300本の木を伐ってる間に普通ばれるだろうと思うのは、私だけでしょうか。
あるいは間伐ついでに太い木を伐るとか、本数を異常に多く伐るなど、いろいろあるでしょうね。国有林も、たくさん伐って儲けなくてはいけないから(借金返済のため)、黙認というよりは内々で通じている可能性もあります。
さらに脱法的な伐採もありますね。私も、貴重な天然林を大面積に皆伐して全部パルプにしている現場に出くわしたことがあります。批判されようと、規制に引っかからないよう法の網をくぐっていたら、手も足も出ない。
ヤマリン、ムネオ
むかしリクルートのUターンビーイングに
ヤマリンに就職した人の体験談がのっていましたけど
そのヤマリンも結局、倒産しました
あれも国有林の伐採絡みでした。その処分をゆるめるかどうかという話だったはず。
鈴木宗夫が受け取ったのが、本当に賄賂なのかどうか、裁判で争っていますが、それ自体はたいした金額ではないんですけどね。たしか500万円くらいだったかな。