森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

田舎の足りない土産物

2006-10-27 21:33:37 | 田舎・田舎暮らし

なぜか「吉野川」の項のコメントが続くので、こちらに改めて。

 

田舎の問題点は、経済面が大きいのだが、そこで目指すのは観光立地。名所づくりに温泉施設、展示施設、遊興施設づくり、あの手この手を考える。

が、もっとも客が金を落とすのは、物販である。名所を見せても金はほとんど落ちない。せいぜい名所近くの自動販売機のジュース類くらいではないか。入場料や体験lイベント収入は意外と少ないというか、コストがかかるので純益は上がりにくい。

それらは集客装置にすぎなくて、本当は来た人に何か物を売ることが、もっとも経済効果を上げる。あるいは宿泊させ、食べさせ飲ませるという物販が大切である。そんな金を落とさせる仕掛けがほしい。

 

ところが、田舎には、ろくに買うものがない。いや、買うものを売っているところがない。何もドコデモ煎餅とかミンナオナジ饅頭、あるいは中国製グッズや山菜を仕入れて販売しろというわけではないが、何か販売してほしい。
せっかく来た客は、潜在的にそこの思い出に結びつくものを欲しがっている。山村なら端材の木工品、農村なら規格外農作物でいい。記念になるなら石ころでも工夫次第で土産になる。

そして、確実に買える店をどこかわかりやすく用意してほしい。何か土産物を買おうと思って、販売所が見つからないことは少なくない。

道の駅は、地域づくりの拠点に育った成功例が多いが、物販と食事で金を落としやすいからだと言えよう。


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