森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

田舎暮らし記事

2006-09-15 11:33:44 | 田舎・田舎暮らし

ちょっと出遅れましたが、現在発売中の、雑誌「ON!」(ビジネス社)に、

「誤算・誤解だらけの田舎暮らし」という記事書きました。

 

全体に『田舎で暮らす!』の論調を移したような感じの記事です。

この雑誌、「仕事は男の本懐!」と名打っていますが、特集が「趣味を仕事にして人生大儲け!」なんて記事が入っているとおり、ビジネス雑誌というよりは人生雑誌でしょうか。だから田舎暮らしの記事も載る。ほかに政治家になる方法も書いてある。「本を書く」という記事もある。これも私に書かせてくれ(笑)。

 

ともあれ、田舎暮らしという選択肢が、(男の?)生き方の一つとして取り上げられているんだな、と妙な感慨を持った。本来は住む場所、あるいは仕事場所の一つにすぎない地域を表す田舎という言葉が、人生になってしまった。

田舎の過大評価は禁物だが、それほど田舎への期待と潜在力があるということか。


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19 コメント

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根無し草 (でがわ)
2006-09-16 11:18:57
田舎への期待というより、都会暮らしは

(正確にはサラリーマン暮らし)

根無し草、であることを、深層として

実感しているからでしょう。



米作っている人との違いはそこですから。



ですから、地方に移り住んでも

リーマン暮らししているなら

結局は、根無し草なわけで

その辺を理解していないと

田舎幻想にはまるんじゃないでしょうかね。
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田舎のイメージ (田中淳夫)
2006-09-17 00:09:19
かつて「田舎」には、侮蔑的なニュアンスがあったものですが、今や憧れ?の地のイメージになってしまった。



でも、これらイメージは森の写真を見て「いいなあ」と言っているのと同じレベルではないですかね。本物の森を訪ねれば、虫には刺されるし、汚れるし、きついし……。

それでも田舎がいい、と言える人こそ、根っこを持った田舎指向なのでしょう。
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田舎暮らししています (島人)
2006-09-17 09:21:16
実際、田舎暮らしは大変です。

仰るとおり、他人から見える部分は、森の写真・海の写真等の良い部分だけなので…。



我が家は、家族でIターンして1年未満です。

そりゃあ、色々元から居る人は言ってはくるし、都会よりも隣人との暮らしに気を使います。

ただ良いのは、一応悪気は無いらしい…ということでしょうか?

ただ、自分達のポリシーがあって田舎暮らしを始めるのなら、暮らしやすいです。現に私は、毎日パラダイスだと思って暮らしています。

大変なのは、主人の方。

人口分布が、老齢人口へほぼ偏っているために、若いとは言えないうちの主人にも、村の仕事がたくさん廻ってきます。都会暮らしは、町内の活動等は、全て主婦の仕事でしたが田舎は、男の仕事です。

なので、やはり私にとってはパラダイスです。

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Iターン1年生! (田中淳夫)
2006-09-17 23:56:26
おお、Iターン1年生ですか。興味深いなあ。島人というところを見ると、島暮らし? どこかなあ。そのうち取材させてください(^o^)。連絡先、教えてね。



いろいろ問題はあっても、「私にとってパラダイス」と言えるなんて素敵です。
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林業の年収は (Unknown)
2006-09-18 01:15:13
今週の週刊ダイヤモンド調べによると業種別所得で林業は「年収」40万…

母数が林業では数千だったけど、兼業・専業は載ってないのでわかりませんが

兼業入ってないとそんな数字にはならないと思うのだけども



年収40万円…ワーキングプアどころの話ではないですね



という事で仕事がないので田舎を離れて職を探ざるを得ないのですが



若年失業率、高齢化率、有効求人倍率、etc…希望のない数値が並びますね



限界集落も多いですし、ああ、ここもこの世代で集落が消えるのだなと感じるところも多い



でも町中にいると木は所々にあっても森も林も無い

息苦しさを覚えるときもあるのですが
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林業は生業か (田中淳夫)
2006-09-18 12:11:50
年収40万円で暮らせるわけないから、本業は別にあるということでしょう。すでに林業が生業ではなくなっていることは間違いありません。



でも、稼いでいる人もいるのだけどね。
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生業としての気概 (某G県から)
2006-09-18 21:51:54
私がいつも仕事でお世話になっている方は、自分は「森林所有者ではなく林業経営者である」と自らを鼓舞するが如く常々発言し、事実、林業を本職として専ら素材生産によって生計を立てておられます。



でも、そんな方でも「補助金が無ければ生業として成立しない」のが今の林業であり、森林資源の蓄積がかつて無いほど充実してきたとはいえ、このロジックが近い将来に解消されるのか、残念ながら未だ疑問です。



所謂、林業の専門家である「林業経営者協会」に所属する方たちであっても、ほとんど林業で食べているわけではありませんから、幾ら耳障りの良い提言をしても何処かしら空虚に感じるのと同じと考えるのは飛躍しすぎでしょうか。



田舎暮らしというテーマからは少しばかり逸れましたが、私が考える田舎暮らしの魅力の一つとして「地元住民の笑顔」を欠かすことは出来ないと思います。



その笑顔の理由が「林業やってて良かった」というものなら、これに勝る喜びはありませんね。
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田舎の生業 (田中淳夫)
2006-09-18 23:54:53
田舎の生業(なりわい)とは何でしょう。



よく百姓は百の仕事をこなすからだ、と言われます。これは農業には多くの作業があることを意味するように思われていますが、実は農業以外の仕事も加えるようです。米や野菜も作るけど、山仕事もするし、土木作業も機械いじりもする、農産物の加工も販売もする。事務もする。時には勤めにも出る。株も動かす。それぞれ少しずつ稼いで、暮らしを維持したのです。



おそらく林業も同じだったんでしょう。専業状態では食えないのは昔も同じなのかもしれません。

それでも「俺の生業は、林業だ」と言える誇りを保ってほしいと感じています。
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島でくらすということ (島人)
2006-09-21 18:06:45
ここは、鹿児島県トカラ列島です。

いつでもお訪ねください。

ただし、余裕を持って一週間ほどの日程を組まないと厳しい場所です。





台風13号で電話線は切れるし、

共同の温泉は壊滅状態にはなるし…。



でも、夜の空は最高。

昨日も天の川が見えました。

上を向いて歩くのが最高です。

やっぱり、パラダイスですよね。

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トカラ列島 (になみ)
2006-09-21 21:31:14
島人さんのコメント読んでて目が止まってしまいました。

星いいなぁ。台風は、大変でしたでしょう。

私は東京に来て、台風きてるのに電車は走るしみんな出歩いてるし店は閉まらないのでびっくりしました。

もう一度田舎に戻りたいなぁ。

本気で田中さんの田舎シリーズを読まねば…

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