今年3月20日欄に、「里山蜜源化計画」を打ち上げた。
放棄が進み荒れている棚田に、ヘアリーベッチという豆科植物を植えて、雑草を防ぐとともに花で景観を良くし、さらに養蜂の蜜源にしようという大構想だ(^o^)。
その後、忘れていたわけではない。しっかり根回ししていたのだ。
本日種子を養蜂家から受け取り、いこま棚田クラブに手渡してきた。このクラブは、生駒の西畑という棚田地帯に入って棚田の再生に取り組んでいる市民団体。地元と信頼関係を築いており、すでに農地だけで3haほど管理を任せられている。ここで試してもらうことにしたのだ。
予定地は、草がおい繁っているため、草刈りをしてから播くことになったので、本日は播種を経験できなかったが、とりあえず里山蜜源化計画のスタート! だ。秋に根茎を延ばして冬を越し、春に花をつけて一斉に伸び、地面を被覆してほかの草を寄せつけない。そして初夏には完全に枯れる。その後は耕して作付けしてもよいし、放置してもさほど雑草は繁ってブッシュになることはないという寸法だ。
花は赤紫や白。花が咲けば、ミツバチが蜜を集めるはず。今後は養蜂との連携も視野に入れている。
私は、林業と吉野ばかりに入れ込んでいるわけではなく、里山、そして生駒も忘れていないことの証明だよん。
※ちょうど稲刈り日和で、美しい棚田の風景が広がっていたが、デジカメが故障中のため紹介できないのが、残念!
http://www.niaes.affrc.go.jp/magazine/mgzn049.html
ところで、レンゲは毎年種をまいているんですかね。湛水状態だと種が死んでしまうように思うんですが
自分でググれといわれればそれまでなんですけど
ヘアリーベッチの写真です
http://wenarc.naro.affrc.go.jp/skk/labo/keisha/res_management/index.html
その点からも、ヘアリーベッチは期待がかかるわけです。ベッチもレンゲと同じく窒素固定をするので肥料にもなります。花も美しいし。
写真で見る家畜の有毒植物と中毒より
ヘアリーベッチ Vicia villosa
http://ss.niah.affrc.go.jp/disease/poisoning/plants/hairyvetch.html
和名はビロードクサフジですが,茎に毛の少ないタイプはナヨクサフジ(Vicia villosa Roth. subsp. varia (Host) Corb.)とよばれており
岡山理科大学総合情報学部植物生態学研究室より
ナヨクサフジ Vicia dasycarpa
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/leguminosae/nayokusafuji/nayokusafuji.htm
スズメノエンドウ(Vicia hirsuta)やソラマメ(Vicia faba)と同属ですね
飼料作物ですけど食べすぎには注意したほうがいいですね
アルファルファタコゾウムシという名前からすると輸入乾草といっしょにきたんでしょうか?
岡山理科大学総合情報学部植物生態学研究室より
ゲンゲ Astragalus sinicus
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/leguminosae/genge/genge.htm
社団法人日本養蜂はちみつ協会
http://bee.lin.go.jp/asc/jigyo-annai.html
レンゲ食害虫アルファルファタコゾウムシ防除対策
1987年ころから価値の高いみつ源となるレンゲを食害するこのゾウムシの駆除対策についてさまざまな実験を重ねその撲滅に努めている。
社団法人畜産技術協会
http://jlta.lin.go.jp/kokunai/houkoku_jigyo/h16_07.html
近年、重要なみつ源であるレンゲの食害を起こす病虫害の被害が急増し、その生産環境が脅かされる状況にあることから、病虫害に対する効果的な防除技術を早急に確立するとともに、レンゲに代る新たなみつ源の確保を図る必要がある。