森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

静岡時代の世論調査

2011-03-16 17:33:45 | ドーデモ体験談

昨夜は、静岡(富士宮)で震度6強の地震と聞いて仰天したが、その後何の被害の報告もなく、変な意味で納得。そして、30年も前の大学時代のことを思い出した。

大学に入学して、よくやったアルバイトが世論調査である。その中には、地震に関するアンケートが結構あった。というのも、当時から東海大地震が来る、来ると喧伝されていたからだ。

驚かされたのは静岡県民の意識の高さ。地震予知が間違ってもいいですか、という問いには、ほとんどがイエス。それで発表止めろという声はほとんどなかった。

そして当時の静岡県知事の言葉。「静岡に大地震が来ても大丈夫。心配なのは東京だ。あちらは何の準備もしていない」

静岡ではハードもソフトも震災対策はやっているという自負と、意識の低い東京が壊滅したら地方まで被害が及ぶ、ということを言いたかったように思う。

世論調査で各地の人々を訪ねて回るのは新鮮な体験だった。冬の寒い時期は、一緒にコタツに入れてもらいながら回答を取ったり、アパートを訪ねて気乗り薄の主婦を口説いて答えてもらったら、帰り際に飴ちゃん(^^;)を握らせてもらったり。逆に、訪れた家が葬式明けだったこともある。息子が亡くなっていたのだ。そうそう、伊豆半島まで出かけて温泉に一人泊まったこともあった。初めての一人旅だったかもしれない。

そんな経験が、今の職業に活かされているようにも思う。