ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

奥多摩ハイキング入門編の定番 ――― 高水三山を時計回りで 2/2

2015年03月25日 | ハイキング/奥多摩

2015/02/28  岩茸石山の山頂ではほどほどの休憩だけにし、高水山へ向かいました。S子の体調も問題ないようです。


▲標高も低い里山ですから、スギやヒノキの植林が多いのです。そんな中、落葉広葉樹の森があると心がなごみますね。12:59ころ。


▲根っこだらけの山道です。表層の土が流失した結果でしょうから、あまり喜んではいけないのでしょうが、風情があって僕は嫌いではありません。13:13ころ。


▲高水山山頂の小さな祠には同じお札がたくさん奉納されていました。その裏にはいろいろな言葉も書かれています。13:18ころ。


▲高水山はアンテナみたいな塔もあって、山頂らしくありません。13:20ころ。


▲山頂を後にして下ると、すぐに常福院龍学寺に着きました。お寺の裏ではお寺の方が落ち葉焚きをしているようでした。13:30ころ。


▲このお寺はとても古い寺のようです。9世紀の創建だとか。今のお寺は1822年に再建された建物です。それでも、200年近く経っているのです。13:39ころ。


▲ここには浪切白不動明王が祭られているようです。模した刀が飾られていました。荒れた海で翻弄される船の上、一刀をかかげ祈念し、刀で浪を切り払って無事に乗り切った、そんな謂れがあるようです。13:40ころ。


▲この不動堂の前には写真の狛犬が置かれています。通常の獅子ではなく、これはどう見ても「犬」ですよね。耳の垂れた「狼」がいるのでしょうか? 13:40ころ。


▲手入れの行き届いたヒノキ林の中を歩きます。13:55ころ。


▲前方の山道から外れた尾根の上に、魅力的な休憩場所がありそうな、そんな雰囲気を僕に語りかけてくる場所がありました。誘いこまれるようにして、その場所へ登って周辺を探してみると、南向きの、風からも守られたポカポカの小さな空間がありました。
今日最後の休憩、暖かいので寝っ転がったりもして楽しみました。寝っ転がったまま、写真を撮ってみました。でも、この心地よさは写りませんね。14:34ころ。


▲再び下山を始めると、枯れススキの斜面が現われました。昔はここが萱場だったのでしょうか? 14:48ころ。


▲伐採された植林の跡地に広葉樹の苗が植えられているようでした。しかし、写真のように見える範囲でも数十本も倒れています。この白い筒は鹿から喰われる害を防ぐためのものですが、それが逆効果となって風のせいか、昨年の大雪のせいか、倒れてしまったようです。14:54ころ。


▲そろそろ里に出ます。最後に巨大な堰堤が現われました。15:07ころ。


▲里に出ました。15:08ころ。


▲民家のお庭にフクジュソウが咲いていました。15:09ころ。


▲こんなところにありました! あの高水山で見た祠に奉納されたお札です。あるおうちの軒先で無料のお札が置いてありました。自由に持って行っていいのですね。15:11ころ。


▲やなぎの芽です。種類は分かりませんが、薄紅色が綺麗でした。15:12ころ。


▲このあたりの家の庭や道端にはロウバイがたくさん植えられていました。もうほとんどの花は盛りが過ぎ、白っぽく枯れています。かろうじてまだ黄色みが残っていても、この写真程度でした。15:15ころ。


▲高源寺です。15:20ころ。


▲不動明王とかお地蔵さんなのでしょうか? 小さな小屋に囲われて安置されています。どうやら、地元の人々が最近ここに作ったようです。信心深い人々なのですね。15:37ころ。


▲軍畑駅へ到着です。この駅に来ると、いつも亡くなったDちゃんのことを思い出します。15:53ころ。

たまにはこんな人気コースのハイキングもいいものですが、まだまだ自分としては登山者があまりにも多いことに抵抗感があります。山に親しみ始めたころからそうなのですが、僕にとって山へ行くことは山の自然に溶け込むことであったりしますから、出来る限り他の登山者がいなかったり、人工物(登山道も含む)がなかったりすることが重要なのです。沢登りが好きなのも、そのせいだと思いますね。体力が続く限りそういう山登りを続けたいですし、体力が乏しくなってきても、例えば登山者の来ないような山中の秘密の場所(里からは近い)で焚火をして夜を過ごすような山との接し方を楽しみたいと思っているのです。

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