ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

仕事がらみではありますが、人生二度目のスノーボードを体験してきました

2015年03月28日 | 仕事ですけど

2015/03/03  仕事がらみで南アルプス北端の前衛峰である入笠山の富士見パノラマスキー場へ行って来ました。スキーもスノーボードもまったく出来ない自分ですから、滑る楽しさは期待できないのですが、少しは上達して滑ることができるようになりたい気持ちもないわけではありません。そんな過程を楽しみたい思いはあったのです。
同様の仕事がらみで2年前に新潟県方面のスキー場でスノーボードを人生で初めて体験しましたから、今回もスノーボードでの挑戦です。


▲初日の午後にスキー場に到着です。15:01ころ。
スキー場に入って、左を見るとこの写真です。キッズコーナーがあって、その左が初心者コース。そこへ上がるリフトも見えます。

この写真を撮った場所で、少し滑ってみました。2年前には超緩傾斜ではそれなりに滑ることができるようになっていました。ところが、ところが、全然滑れません! 完璧に忘れてしまっているのです! ショック!


▲真ん中のコースがこれです。ここも初心者コースですが、見えている奥の右側のさらに上部に斜面が続いていて、そこは中級コースなのだそうです。ですから、僕はこのコースへは近づきませんでした。15:02ころ。


▲スキー場のゲートを形成している建物です。さらにその下にも建物はあります。向うに見えているのは八ヶ岳。15:02ころ。


▲僕のスノボーです。小さなザックを背負って滑ります。このボードやウェアやシューズは宿泊したホテルでレンタルしたもの。15:05ころ。


▲ボードの上に立つことすら困難な超初心者ですが、とにかく上に行かなくては、という気持ちはあります。でも、ボードに片足を固定したままリフトに乗ること、乗る場所へ進むこと自体にも大きな不安がありました。そんな風に悩んでいたら、リフトにスキー教室の大人数の子供たちが並びました。時間がかかりそうなので、歩いて上へ行くことに。僕でも大丈夫な超緩やかな斜面がないかと思って上へ行ったのですが、初心者向きコースとは言え、僕にとってはとっては急斜面。ないないと思いながらずいぶん高くまで登ってきました。それがこの写真。15:18ころ。

その後、リフトにも乗れるようになり、初心者コースの下部のいちばん傾斜の緩いあたりでは数十メートル転ばずに滑ることができるようになりました。


▲一緒に行った仲間たち。他にもう二人います。写真の中の3人はまったくの初心者。若者だという点が、僕とは違うのですが・・・・ 16:22ころ。

このあとホテルに戻りました。食事はバイキング形式なのですが、とてもレベルの高い美味しい料理でしたね。
僕は早めに寝ましたけれど、他のメンバーは夜遅くまでウノなどして遊んでいたようです。

2015/03/04  夜のうちに雪が降りました。ホテルの窓から外を眺めると、一面真っ白になっています。でも、気温がぐんぐん上がったからでしょう、すぐに積もった雪は消えていき、純白の景色は消えていきました。


▲2部屋に分かれて泊まっていました。この部屋は僕が止まった部屋。朝食をすませて、スキー場へと出発します。9:28ころ。


▲仲間スタッフのN村さん。他のメンバーの動向を携帯で連絡して把握中。11:18ころ。
向うに見えている八ヶ岳には雲がかかっていました。


▲昼食をスキー場最上部の「スピカ」で全員集合して食べました。手前の3人がこれからこのコースを滑降していくのですが、そのうち二人はスノーボード初体験! 一人は昨日のうちにそれなりに滑ることが出来るようになっていましたが、もう一人は昨日の最後ころでも、数メートルでさえ滑ることは出来なかったのです。それが・・・・!
僕からすると、突然に要領を掴んでしまったようなのです。この中級者向けの標高差700mを滑ってみる気になるのですから! そのチャレンジスピリットは若者の特権なのでしょうか?! そうは思いたくも、思いもしませんが、ここでそれが出来ていることは実に羨ましい! 13:12ころ。


▲僕はというと、初心者3人のうちのもう一人、滑ることに情熱を失った若者と雪山散策に出かけることにしました。入笠山の手前にある入笠湿原まで歩こうと思ったのです。13:25ころ。

実は、3年前の3月に入笠山へは来たことがあるのです。青柳駅から歩き始め、午後3時前には入笠山へ登頂。しかし、下山の際にルートミスし、この富士見パノラマスキー場のゴンドラ駅に到着したのは5時ころ。ゴンドラもスキー場もすでに終了していました。で、スキーコースを歩いて下ったのでした。その時訪れなかったこの湿原を見てみたかったのです。


▲この若者は急斜面が苦手。僕から見て全然急でないところでも、彼にとっては急なのです。この斜面も最初は下るのを嫌がっていたのですが、だんだん見慣れてきたせいなのでしょう、少しずつ下ります。途中からは雪玉を作ることを楽しみ始め、恐怖感は薄らいだようです。13:31ころ。


▲少しずつ大きくなります。13:33ころ。


▲だいぶん大きくなりました。13:35ころ。


▲雪玉も相当大きくなってきました。ただ、目の前の入笠湿原へ落ち込む斜面の傾斜も緩くなってきて、大きな雪玉を押すのも大変になってきました。ここらで終了です。13:37ころ。


▲湿原の中に小さな黒い点がひとつありました。それがこれ。雪解けで穴が開いているのです。水も流れています。13:41ころ。


▲湿原を横切り、対岸の山小屋まで行きました。もちろん山小屋は冬期閉鎖中。そこで彼は小さな雪ダルマを作りました。13:54ころ。


▲歩いて来た方角、そしてこれから歩いて戻る方角を見ています。中央に見える塔の右を右下に降りたところがゴンドラの駅です。13:56ころ。


▲戻る途中で、美しい雪の風紋がありました。どうゆう理屈でこんな美しさが生まれるのでしょう。14:02ころ。


▲スキー場でゴンドラに乗って降りる人はほとんどいません。中級コースをスノボーで滑って降りようとすれば、歩くよりも遅いのは目に見えていますし、ケガをしたら大損。二人で乗って下りていきました。八ヶ岳を眼前に、雄大な景色の中、気分も最高です。14:22ころ。


▲一緒にゴンドラに乗っているY山君が富士山が見えるというので、カメラを向けました。木が邪魔をして、なかなか上手く撮れません。この写真中央わずか左に富士山。分かりますかね。14:23ころ。


▲だんだん慣れてきて望遠でも撮ることができました。14:26ころ。


▲午後の3時には集合して帰途につく約束でした。まだ少し早いですが、二人は滑ることはせずに、皆が戻って来るのを待つことにしました。スキー場からもずいぶん人の姿が消えていますね。14:45ころ。

僕は午前中だけスノボーを練習しましたが、少しは滑れるようになりました。初心者コースだけしか滑りませんでしたけれど、コースの半ばから一番下まで200mはあるでしょうか、一回も転ばずに滑ることが出来るようになりました。上部は下部よりも少し傾斜があるので、まだスピードをコントロールしたり、方向を転換したりができません。傾斜がないと、スピードもゆっくりなので、方向転換できるのですけれど・・・・ 2年前と同じか、それより少しは上達したでしょうか。


▲ホテルに戻り、お風呂に入りました。風呂上がりに外を歩くと、こんな景色が見えるではありませんか! 南アルプスの鳳凰三山です。左から薬師岳2780m、観音岳2840.4m、地蔵岳2764m高嶺2778.8m。地蔵岳のオベリスクもぽちっと見えていますね。17:32ころ。


▲手前の稜線から顔をのぞかせている純白の高峰が見えます。日本第二の高峰、北岳3193mです。17:33ころ。


▲左が鳳凰三山、中央少し右が北岳です。北岳手前の稜線は早川尾根と言いますが、ここで見えているすべてを歩いたことがありますよ。17:33ころ。


▲泊まった宿はリゾートホテルです。値段の割には高級感のある素敵なホテルでした。敷地内にはこのような商店街もあります。17:36ころ。


▲こんな素敵な雰囲気をコンデジで写す技量は僕にはありません。いろいろと試して最高の出来上がりがこの写真。電飾の輝きと空の青さがちゃんと写りました。17:50ころ。

たまにはこんなまったく不得意なスポーツをすることも楽しいですね。普段使わない筋肉を酷使しますから、筋肉痛も半端ではありません。でも、そんな筋肉痛は僕は好きです。

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