ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

青春18きっぷの旅/帰京編。三日目は京都の鞍馬と貴船を歩きました

2016年10月13日 | 帰省の途中旅

2016/8/22  今年の1月に大原を訪れて以来、次は鞍馬だとずっと思っていました。夏の暑い京都ですから、少しでも涼しい場所を、という気持ちももちろんありますけれど、季節に関係なく鞍馬は訪れたい場所でした。


▲阪急電車、京阪本線、叡山電鉄鞍馬線と乗り継いで、緑に溢れた鞍馬へ近づいて来ました。9:51ころ。


▲鞍馬駅は有名な割には意外と簡素な駅でした。でも、雰囲気だけは持っている駅ですね。9:54ころ。


▲鞍馬は天狗でも有名なところです。9:54ころ。


▲鞍馬駅前のお店で朝食をいただこうと考えていたのですが、ほとんどの店がまだ開いていないか、食事は出していません。角の小さなお店、『心天狗』が食事を出してくれることに。少し待つことにはなりましたけれど、のんびりした旅ですからいっこうに構いません。10:11ころ。


▲鞍馬寺への最初の入り口です。11:01ころ。


▲仁王門(山門)。明治時代に再建されたものですが、中に祀られている仁王像は湛慶作と伝えられているそうです。湛慶は鎌倉時代の仏師で運慶の嫡男です。11:02ころ。


▲のんびりと登って行きます。11:08ころ。


▲「放生池(ほうじょういけ)」です。亀や魚など、生き物を逃がしてあげて功徳を積み、滝に打たれて修行する。そんな意味ある池なのです。11:14ころ。


▲途中、鳥居に小石がたくさん載っていましたから、S子もチャレンジ。S子は駄目でしたが、僕が1個載せました。11:22ころ。


▲この由岐神社は940年に勧請されたのが由来ですが、この建物自体は1607年に豊臣秀頼によって再建されたものです。これは拝殿。11:30ころ。


▲由岐神社の本殿です。11:31ころ。


▲しばらくは静かな森に囲まれた山道です。11:40ころ。


▲中門に到着。質素な門です。11:43ころ。


▲再び静かな道。11:44ころ。


▲貞明皇后行啓御休息蹟で僕たちも少し休憩しました。また、静かな道が続きます。真夏ですが、日陰が多く、風もときおり爽やかに吹き、思いのほか心地よい山歩きです。11:58ころ。


▲ゴールが近そうな雰囲気がしてきました。12:01ころ。


▲翔雲臺。ここから京都を見守る北方守護の浄域です。中央の石は本殿後方から出土した経塚の蓋石だそうです。12:06ころ。


▲鞍馬寺の本殿金堂です。12:07ころ。


▲本殿隣りの光明心殿。ここでは護摩供養をするのです。12:08ころ。


▲本坊金剛寿命院。鞍馬寺の事務部門のような場所だそうです。ところで、この建物が4階建てと聞いても信じられませんよね。実は見えているこの階が4階で、後方で下に向かって3階、2階、1階とあるそうです。12:09ころ。


▲本坊の横から奥ノ院参道へ入りました。12:11ころ。

霊宝殿は残念なことに休館日でした。


▲義経公息つぎの水。牛若丸が毎夜ごと僧正ガ谷へ剣術の修行に通った際、この清水を汲んで喉を潤したと言われています。12:17ころ。


▲階段の山道が続きます。12:22ころ。


▲木の根道。けっこう有名で、写真でもよく見ましたが、ほんのわずかな広さなんですね。12:25ころ。


▲大杉権現社。大杉は昭和25年の台風で折れてしまったようです。12:28ころ。


▲今日初めて、どんどん下って行きます。12:37ころ。


▲僧正ガ谷不動堂。鞍馬天狗が牛若丸に会った場所だとか。12:40ころ。


▲義経堂。奥州の合戦で自害されたと伝わる義経の魂がこの山におられ、遮那王尊として祀られているのです。12:43ころ。


▲奥の院魔王殿。ここに祀られている魔王尊は650万年前に金星から鞍馬山に降り立ったと言われている。なにかしらとてもミステリアス! 12:51ころ。


▲急坂をどんどん下って行くと、シカがいました。人をぜんぜん怖がっていません。鞍馬山一帯は神聖な聖域ですから殺生は固く禁止されてるはず。そのせいで人間を恐れないのでしょう。13:02ころ。


▲まだ斑点が残っていますから、若いシカですね。13:03ころ。


▲鞍馬山の西門です。鞍馬山参詣終了。13:08ころ。


▲鞍馬山を降りると、そこはもう貴船でした。貴船神社もすぐでした。13:09ころ。


▲雰囲気がありますね。でも、やたら女性が多い。13:10ころ。


▲貴船神社には高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。日本の代表的な水の神様だそうです。水の供給を司る神様だとか・・・・ 13:12ころ。


▲そのせいでしょうか? 脇にはこのような水の流れが。女性がおみくじを水に浮かべています。
女性の前の説明板には日本語のほかに、英語、中国語、韓国語でおみくじでの占い方法が書かれていました。まずは水に浮かべ、次にQRコードを読み取り、その中で占いが進行していくのだそうです。日本の神社って進んでますね! 13:13ころ。 


▲この光景を見て、「あっ、そうだった! 貴船は川床料理だ!」と思い出しました。体験できるものなら、今日ここで体験したいなぁ、と思います。13:20ころ。


▲でも、料理メニューが書いてある看板とかを見ると、最低額でも6500円もします。それに、満席で、予約を入れてないと無理そうです。13:25ころ。


▲貴船神社の奥宮へ行きました。13:31ころ。


▲「反正天皇の時代(五世紀初頭)に、玉依姫命(たまよりひめのみこと:神武天皇の母)が黄船に乗って浪速(大阪)から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが当宮の起こりである」と説明板にありました。13:36ころ。


▲奥宮を参拝後、また、貴船川沿いに帰りました。こんな感じで川床が続きます。14:06ころ。

バスもあるのですが、それほど遠くありませんから、駅までのんびりと歩きました。


▲貴船口駅に到着しました。駅のそばに喫茶店でもあれば入ろうと思っていたのですけれど、ありません。そのままホームへ。14:48ころ。

帰路、四条大橋のそばの和菓子屋「寛永堂」で東京へのお土産を買いました。

ホテルに戻り、今日こそは京都らしい料理を食べようと、近くで昨晩見つけていた(でも昨晩はすでに閉店していたのです)お店に向かいます。


▲湯葉料理のお店です。毎度そうなのですが、食欲の方が先走って、写真を撮るのを忘れてしまいます。この写真ももちろんもっと湯葉の量はたくさんあったのですよ。これは多分「生湯葉の刺身」。18:41ころ。


▲この写真も同上。「湯葉出し巻」かと思いますが、写真の4倍はあったかと・・・・ 18:56ころ。


▲これもだいぶん減ってしまっていますが、鱧(はも)の天麩羅が入っている天麩羅でしょう。18:57ころ。


▲これはなんだったか? サラダですけれど・・・・ 18:57ころ。

他にも美味しい料理をたくさん食べて、上等の日本酒も飲んで京都の料理を堪能しました。


▲ここが店への上り口。誰もいませんから、ちょっと躊躇してしまいますね。19:47ころ。


▲入り口からの通路。雰囲気があります。19:48ころ。


▲店の名前は『京料理 かめや本家』。19:48ころ。

やっと、京都らしい食事もいただけ満足です。同じホテルに連泊ですから、気持ちのゆとりもあります。連泊はいいですね。

翌日、この夏最後の青春18きっぷの旅は京都から東京の我が家まで、10時間ほどの旅です。
ただ、帰るだけですが、自分たちの家に近づくにつれ安心感というか、ゆったりとしたくつろぎ感が生まれてくるものですね。これが「我が家」というものです。

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