ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

青春18きっぷの旅/帰京編。二日目は明石城と東経135度の天文科学館を訪ねて、京都へ

2016年10月02日 | 帰省の途中旅

2016/8/21  8月の土曜の夜はホテルの宿泊代が高騰します。本当は京都に泊まりたかったのですが、仕方なく都落ちして明石のホテルに泊まりました。今日もさっそく京都へ向かって、京都観光をしてもよかったのですが、せっかく縁あって明石に泊まったのですから、この明石を歩いてみることにしました。明石と言えば、東経135度の子午線が通っていて、日本の時刻を決める基準になっているということくらいしか思いつくことがありません。調べてみると、駅から近いところに東経135度線が通っていましたから、歩いて行けるようです。

今朝はのんびりです。ホテルをチェックアウトし、駅ビルの喫茶店でモーニングをいただきました。


▲駅前には明石城跡のお堀が広がっています。そこに何かが蠢いていました。カメです。よく見ると、あのアカミミガメ(幼名はミドリガメ)です。要注意外来生物に指定されていますから、こんなにたくさんいては駄目なんですけれど。10:00ころ。


▲お堀で囲まれた右が県立明石公園。左にすぐ明石駅があります。10:03ころ。


▲東から公園に入り、東のへりを北へ向かって歩きました。10:13ころ。


▲だんだんお城らしくなってきました。10:17ころ。


▲南側の眺望がよく見えるように、木の舞台のようなものが作られていました。10:22ころ。


▲遠くに明石大橋が見えますね。左にちらっと見えているのは巽櫓(たつみやぐら)。10:22ころ。


▲ヤマモモの見事な大木がありました。10:25ころ。


▲これは坤櫓(ひつじさる)櫓。ここは中へ入れます。10:28ころ。

明石城には天守閣がありません。焼け落ちたとかではなく、最初からないのだそうです。築城命令が下りたのが1617年だそうですから、結局、天守の土台だけしかできなかったのだそうです。ですから、この坤櫓が天守閣の代わりのような存在だったようですね。


▲昔の木組みがまだそのまま残っています。10:39ころ。


▲隣りの巽櫓が坤櫓の窓からよく見えます。10:45ころ。


▲柱の木の痛んだ部分が新しい木で継がれて修理されていました。10:47ころ。


▲これは白アリに喰われた跡でしょうか? 10:47ころ。


▲下に降りて来ました。中を見学した坤櫓。右には日時計が・・・・ 11:07ころ。


▲築城のころ、宮本武蔵がこの地に客分として留まっていました。明石の町割り(都市計画)や城内の樹木屋敷の設営に関わったのだそうです。この写真の庭園はその樹木屋敷の庭園を再現したものとか。でも、樹木屋敷がどのようなものだったか、資料はほとんど残っていなかったようですから、あくまでも想像して作った庭園です。そんな訳あって、この庭園の名称は「武蔵の庭園」なのです。11:10ころ。


▲ふたつの櫓と手前の武蔵の庭園を振り返りました。11:12ころ。

そろそろお昼をいただくことにします。実は昨晩のお店で隣りに座っておられたオハラさんという方から勧められた店に行くことにしたのです。お昼時間には満席になるかもと言われたので、少し早めに行きます。


▲このお店一番のおすすめが「明石海鮮丼」780円。明石名物の鯛、蛸、穴子がのっています。美味しくて、安い! 11:37ころ。


▲お店の名前は「藤原」。とっても狭いお店でした。もうお客さんが並んでいます。12:04ころ。


▲藤原を出て左へ少しで、魚の棚(うおんたな)商店街です。明石駅の少し南です。こんな商店街は、日本中探してもないのではないでしょうか? 12:05ころ。


▲昨晩の店がありました。新しいお店だそうですが、なかなか美味しくて安い店です。おすすめです。12:09ころ。


▲活きた蛸が売られています。12:10ころ。

そう。この魚の棚商店街はほとんど全部が魚関係のお店なんです!


▲この酒屋さん「たなか屋」も昨晩のオハラさんが教えてくださったお店。店の奥に立ち呑みのコーナーが隠されているのです。営業時間は昼の12時から。明石のビールや地酒、日本のワインもたくさん。酒の肴も地元の食材だそうです! ワオ~ッ! 入ってみたかったのですが、さすがにこの時間では。いつかまたここに来たら、夕方から入りたいものです。12:15ころ。


▲魚の棚商店街を通り抜け、北へ向きを変えました。明石公園の東端で「時の道」に入ります。この時の道は明石駅から山陽人丸前駅までの約2kmの散歩道です。
この写真は「亀の水」。12:56ころ。


▲「亀齢井(かめのい)と稱する霊泉あり 掬(きく)するに清冷氷の如し 昭和二十年六月八日 永井荷風」と彫られていました。「亀の水」のことでしょう。13:03ころ。


▲こんな自然の道もありました。13:04ころ。


▲トンボの標識が出て来ました。ここを東経135度線が通っているのです。日本の古称「秋津島」とトンボの意の「アキツ」を重ねて、日本の時刻の基準となる子午線の標識にトンボを飾ったのでしょう。13:10ころ。


▲明石市立天文科学館に着きました。13:20ころ。


▲館内の展示をじっくりと見て回りました。途中、プラネタリウムの公演があったので、見ました。僕にとっては初めてのプラネタリウムでした。よくは知らないのですけれど、おそらく古いタイプのプラネタリウムなのだと思います。終了後、機械だけを写しておきました。明石の街の夜空ですから、明石大橋も見えていますね。15:24ころ。


▲4階の日時計広場からだと思いますが、明石大橋が見えています。15:35ころ。


▲山陽人丸前駅と向うには淡路島が見えます。15:45ころ。


▲14階の展望室に上がってきました。S子の足元には日本標準時子午線と記された赤い線が。15:47ころ。


▲下を見下ろすと、先ほどのトンボの標識が。15:47ころ。

この後、明石駅まで歩き、京都へ向かいました。今夜の宿は阪急京都線の大宮駅そばです。ほんの少しずつですが、京都市内の交通網が分かりかけつつありますね。

ホテルで少し休憩後、夕食を食べに出ました。京都らしい食事を食べたかったのですが、思いのほか見つからず、結局、九州料理の店に入る羽目に。でも、それほどの店ではありませんでした。残念。

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