575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

今朝のはね駒  麗

2020年07月02日 | Weblog
NHKの朝の連続ドラマ「エール」が一時休止となって朝の楽しみが減ってしまいましたが、実は今季はエールの放送前の7時15分からBSで再放送されている1986年の連続ドラマ「はね駒」をずっと見ています。
実はこのドラマが放送されていた時、私は大学4年生、就職活動の真っ最中でした。

朝、ドラマを見てから大学に行っていたのですが、電車の中で「今日のはね駒、よかったよね~。」と友人と話したことを34年経っても懐かしく覚えているのです。そのはね駒の中で一番印象に残っているのが、今朝の放送回でした。

主人公のおりん(斎藤由貴)は今、あるところで女中になって懸命に働いています。ところが、そこの主人に乱暴されそうになり、恋人の源蔵さん(渡辺謙)のところへ走っていき泣きくずれます。それを見た母親役の樹木希林が、そばをすすりながら義弟に次のように話します。

「親のところより先に泣きに行くところができたんだな。」と

娘の成長を喜びながらも涙するシーン。なぜかそこの台詞を忘れられなくて、でもどんな設定からその台詞が出てくるかは、なんせ34年も前のドラマなのですっかり忘れていました。
はね駒が再放送され始めてそのシーンが見たくて毎朝録画して見ていました。

そして、そのシーンに今朝34年ぶりに再会できました。

このドラマの中で、おりんは将来新聞記者になるのですが、「はね駒」は34年前の就職活動中の私を何度も励ましてくれました。会津藩士の生き残りであるがんこな父役の小林稔侍、その妻、樹木希林。脇役がとてもいい味を出しています。そして皆一様に若い!!沢田研二さんが出てきていたこともすっかり忘れていましたが、34年たっても楽しめるドラマってやっぱりいいですね♪

         時を超え忘れられないドラマあり  麗子
コメント (1)
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