575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

出迎えは鉄砲太鼓ラムネ水      遅足

2014-07-31 09:43:14 | Weblog
横浜港を出航して丸一日、海の上。

  黒潮を白く分け行く夏の航

翌朝、種子島に着きました。晴天。
岸壁では少女達が「鉄砲太鼓」の音で歓迎してくれます。
バスに乗って打ち上げ場へ。
途中、自動車学校が。全国でも珍しい大型の運転免許の取得が可能。
武田鉄矢さんも半年かけて免許をとったとか。
人工衛星を打ち上げるには赤道に近いほど有利。
今なら沖縄に建設されますが、返還前、そこで種子島が選ばれたそうです。
東と南を海に囲まれた世界一美しい発射場だそうです。

昔、内之浦から打ち上げられるのを偶然に見ました。
遠くからでしたが、天を揺るがすような轟音。
ここでも打ち上げを見てみたいと思いましたが・・・。
種子島の鉄砲隊の実演に送られて出港しました。
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旅から帰ってきました。    遅足

2014-07-30 18:52:17 | Weblog
22日から今日まで船旅を楽しんできました。
横浜から出港。種子島、八代、五島列島の福江、長崎、釜山と廻ってきました。
波もなく天気にも恵まれた船旅でした。

名古屋は猛暑だったのでしょうか。
我が庭の胡瓜、ゴーヤなどは枯れ果てて・・・
可哀想なことをしました。

明日から、少しづつ、旅の報告をします。
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サロベツ原野を行く   鳥野

2014-07-29 19:33:01 | Weblog
「花の浮島は涙雨」という見出しのついた彼の遺稿。
取材目的で訪れた利尻・礼文はその年の夏、天候不
順で利尻富士とよばれる名峰も、期待のお花畑も雨
の中。残念さあふれる旅行記になっていました。

ならばリベンジをとばか勇み立った今回の行程。
サロベツ原野を走って、海岸線から利尻富士を満喫
しようというものです。
稚内を出た時から、文句なしの快晴。利尻岳は秀麗
な姿を惜しげもなく見せてくれました。
国道40を離れて、道道は海岸線すれすれ。日本海
も波穏やかです。

とにかく広い。行けども行けども、草原。原生花園
もあり、ラムサール条約にも登録されて、花の数は
100種以上という。今はエゾカンゾウの黄色が海
から吹き上げる風に靡いています。
利尻に別れるころ、今度は遥かに奥尻と天売の島影
が。
幌延では、風力発電の、高さ99メートル、28基
の風車が並ぶ壮観にも出会いました。

 ・ サロベツの原野はどこも風の道  鳥野

  


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老いも若きも西瓜割り   鳥野

2014-07-22 20:09:23 | Weblog

一族郎党、と言えば大げさですが、老姉妹、
その連れ合い、子、孫ら、20人ほど。声
を掛けあって集まります。おおかたは年2
回、新年と夏休み中。おしゃべり会のよう
なものです。

その中で楽しみにしているのが「スイカ割
り」。
チビ連のためにと、準備したものが何時の
間にか名物イベントに。ビニールシートを
敷き詰め、タオルで目隠しをし、歳を忘れ
て木刀を構えるのです。

ところで、スイカの季語は如何に。角川の
「俳句大歳時記」によれば、南瓜、冬瓜な
とともにど秋。そして、「西瓜割り」「西
瓜提灯」などは夏。
素人には理解し難い事柄ですが、それなり
の歴史がありそうです。

 ・ 若武者のごと身構えて西瓜割り
              
              鳥野

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句の感想をまとめて・・・・      遅足

2014-07-21 08:52:55 | Weblog
明日から月末まで旅に出ます。投稿できるかどうか?分かりません。
句会の句の感想をまとめました。
ちょっと長くなりましたが、ご覧ください。

        

⑥夕立やむずむず背中痒くなる   えみ

夕立を身体感覚で捉えた句です。
一天、俄かに掻き曇って、稲光、雷鳴。
生きものとしての肉体の反応。
鳥肌が立ったりします。

背中が痒くなる、とありますから少し離れた夕立。
あるいは、近づいてくる夕立でしょうか。
別に、ちょっと不安定な心理状態も隠されているようです。

  夕立に打たれ野生を呼び戻す   中村真一

        

⑦夕立や耳すますごと楽妓俑    晴代

俑は、陶などで作った像。
中国の俑は、美術的にも価値が高い、といいます。
音楽を奏している女性の俑でしょうか。

作者は美術館にいて夕立の気配を感じました。
すると、俑も同じように耳をすまして・・・、と読みました。
場所は大阪・中之島にある東洋陶磁美術館。

  夕立あと耳が大きくなっている  田中純子

        

⑧夕立の中を自転車駆け抜ける   麗子

下校の途中だったのか、あふれる元気が羨ましい、と鳥野さん。
景のあざやかな句です。

  夕立へとび込んで行く新幹線   金岡美智江

  青い自転車夕立の中発進す    吉村数実

         

⑨校庭の児等消去せし夕立かな    能登

「消去」が今風かなと、とえみさん。
生活に欠かせないものとなったパソコン。
専門用語が身近なものになっていきます。
この「消去」もその一つ。

夕立が来て・・・校庭にいた子供らが一瞬のうちにかき消された。
そんなちょっと怖い感じもしますが。

   傘はたと失せたる景や夕立止む  嶋田摩耶子

          
 
⑩夕立を待つ結び目の解けるかも     郁子

結び目が解けないもどかしさを、何もかも流す夕立を待って。
その気持ちがうまいな、とえみさん。
夕立の去った後はどうだったのでしょうか?

  洗ひたての空を残して夕立去る   伊藤とき代

  夕立して夫婦の会話戻りたり    市川昌子 

           

⑪夕立ちを焦がれ降参水を撒く    すみ

暑い!酷暑日。午後になるとますます暑くなって・・・
空を見上げますが・・・夕立の気配が見えません。
「降参」です。
天の大きさ。人間の小ささ。そんな中でも水を撒く人間の営み。
農家にとってはさらに切実ですね。

  半鍬に足らぬ夕立のしめりかな  瀧本水鳴

           

⑫夕立や碗に手伸ばす雲切れ間   結宇

お茶席でしょうか。
突然の夕立に手が止まります。
小降りになって雲の切れ間も・・・
呼吸を整えて、お椀に手を伸ばします。
心を鎮めるお茶席の様子を捉えました。

  つくばひの柄杓流れし夕立かな  小西房子

           

⑬夕立や草ぼうぼうの石仏   狗子

草ぼうぼう、一面の野に夕立が・・・
あんな所に石仏があったのでしょうか。
すっかり洗い清められた石の仏様。

倒れていた草もやがて立ち直って、
石仏は再び草のなかに。
夕立が見せた夏の一風景。

次回は「抱」の一字を詠みこんで下さい。

            

           

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大夕立骨になりゆく仏かな    遅足

2014-07-20 07:37:37 | Weblog
大夕立と、あえて大を書かれてあります。
何もかも削いでゆくすごさでしょうか。
仏が私には読めませんでしたが、とえみさん。

句会でも「仏」の読み方が分かれました。
野にある仏か?
あるいは野に朽ち果てていく仏か?
作者としては、遺体の意味で使ったつもりでした。
義母の葬儀の時の大雨。
遺体を骨にする劫火。天からの夕立。
そんな景の積りでしたが、ちょっと曖昧だったようです。



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夕立の予報や傘を杖がわり   静荷

2014-07-20 07:35:22 | Weblog
そう思えば、合理的。誤報も許せます、と鳥野さん。
お父さんのことを思い出して頂きました、とすみさん。
杖があると歩くのが楽になりますね、と郁子さん。
まだまだお若いのに・・・
転ばぬ先の杖ですね。

 傘借りるなじみの客や大夕立  浅野みゆき

                   (遅足)


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夕立のあがれば路地に子らの声     亜子

2014-07-19 19:45:29 | Weblog
暫くはご無沙汰の懐かしい景です。願望もこめて、と鳥野さん。

作者は名古屋の中心、ビルの街に住んでいます。
最近、昔の長屋を思わせる3軒の家が取り壊されてしまいました。
子供の頃を思い出しての句だそうです。
昔の子供の遊びは路地など外でした。
夕立がやんで一斉に遊びに。
夕暮れまで遊んでいたものです。
今の子供は忙しいですし、外で遊びませんね。

これも昔の句でしょうか。

  夕立や泣きだしさうな子が軒に   大橋静

                     (遅足)

     
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夕立に似合ふ曲名探しをり    佐保子

2014-07-19 09:30:40 | Weblog
とても面白い着想。
ショパンの雨だれ?
いやいやロックでしょう。
ベートーベンの運命なども・・・と。
みなさんなら、どんな曲を連想されますか?
それぞれ一句となるでしょうね。 
                
  愛すと告ぐ大夕立の真只中   台迪子

先日、喫茶店を出て車に乗ろうとしたら夕立ち。
あまりひどいので20分ほど軒下で雨宿り。
100メートルの距離の遠かったこと。 

                   遅足

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夕立(ゆだち)来て瀬戸の島影波白し    立雄

2014-07-18 09:18:43 | Weblog
瀬戸の花嫁の歌を思いだしました、という声。
身辺の夕立ではなく大自然の景が詠まれていて雄大な句などの声が。
作者の故郷は瀬戸内。今も夕立の景をあざやかに思い出すそうです。

  夕立や見えずなりたる小豆島   水守萍浪

二十四の瞳の島にも夕立が・・・      遅足

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