575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

綺麗ね!に瞬き一つ春の星 竹葉

2023年04月28日 | Weblog

綺麗ね!の 「!」の正式名称はエクスクラメーションマーク。

感嘆の意を表すexclamationから日本語では「感嘆符」となりますが、やはりビックリマークが馴染みありますね。俳句に!・?・「」などの記号を見かけることが多くなりました。逆に「や」「かな」は減少傾向か・・

 須美さんは 可愛い句。瞬きが良い とコメントされました。

上五の綺麗ね!は、お星さまに直接投げかけた言葉ととりました。

「!」は読まないけれど、ほんのわずかな間ができます。

そこにお星さまの返事ともいえる瞬きが映像化されるしゃれた句ですね。

「星が少し照れてウインクして見せたのではないかな」なんていう感想もお茶会で聞かれました。(そういえば大谷翔平もウインクうまいです)

 

 今月、記号の入った句がもうひとつありました。

  「おかえり」とやさしく迎ふ春の星  能登

  

「」で春の星を擬人化して言わせています。晴代さんと私がいただきました。

子どもの頃、お使い帰りで空を見上げたときに見た一番星。宵闇せまる春の夕ぐれがなんともやさしくホッとしたことをこの句で思い出しました。

「おかえり」は家族の声ともとれそうです。

   

夏井先生は、俳句に記号をいれるのは良いけれど、本当にいるかどうかをよく考えて~云々。

とどこかで言っていらしたように記憶していますが

この二句に関しては、とても効果的ではないかと思うのですがいかがでしょうか。

ネットなどの記号 www @ # などetc・・ 

これから見かけるようになるのかな 郁子

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そっと拭く形見の草履春の星  亜子

2023年04月27日 | Weblog

亜子さんの亡きご主人は作務衣をよく来ておられました。入院された時も草履を履いておられ今もお玄関にその草履がおいてあるそうです。その草履をそっと拭く亜子さん。いろんな思いが溢れて来ることでしょう。

コメントです。

能登さん:故人を想う気持ちを、春の星に託しているのでしょうか。

千香子さん:リズムがよい。

童子さん:◎の句。

須美さん: 亡き人を思う気持ちに溢れている。私も亡き人を思う句を使ったがレベルの違いすぎて恥ずかしい。

そんなことはありません!

      急逝の妹憶う春の星 須美

98歳の須美さんのお義母さまが20歳年下の妹さんを突然亡くされたそうです。お義母さまの気持ちで詠まれました。佐保子さんも春の星との取り合わせがよいとお茶会でおっしゃっていました。

人が亡くなると星になるとは誰が言ったのかわかりませんが、亡き人を思って淋しい時、瞬く星を見ると亡き人が答えてくれるように感じます。そしていつも残された人を見守って下さっているはずです。春の星は少しかすんでおりより一層優しい感じもしますね。  麗子

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急峻越えエメラルド婚春の星  千香子

2023年04月21日 | Weblog

金婚式を迎えたご夫婦というと幸せの象徴。なかなか達成し得ない人生のゴールというイメージでしたが最近はそれほど珍しくなくなりました。

長命になったからか、ご夫婦皆さん仲睦まじい証なのか・・?エメラルド婚とは金婚式からさらに5年を重ねた55年目にあたるそうです。

 

晴代さん: 急峻をいくつ越えられたのか、、55年間おめでとうございます 

亜子さん: 金婚式をさらに超えて55年の結婚生活。長く添い遂げられた二人を春の星が温かく見守っている。優しい祝福の句。

泉さん: 春の星を見上げながら結婚して55年の間にはいろんなことがあったと思い出している様子がわかる。

 

「急峻」という言葉が良いですね。佐保子さんも「たぶんあの方かな?」と察して選句されたということでした。

今回のお茶会句会では、作者の千香子さんにご夫婦で乗り越えた「急峻話」を少し語っていただきましたが、全員が深くうなづき、今がある幸せを思いました。

そんな中、今回遠方で参加が叶わなかった竹葉さんが寄せてくださったコメントが

「山あり谷ありの人生、エメラルド婚おめでたいですね。「春の星」は大喜びという程ではなく、嬉しい気持ちが感じられていいですね。(うちもだったのに。。エメラルドとはやっぱ、無縁だわ!) 」  皆、爆笑しました。

これを受けて作者・千香子さんも「うちも三年過ぎて気づいたのよ」でさらに大爆笑!

      

昼間ではありましたが、春の星に温かく見守られているようなミニ句会となりました。  郁子

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野良しごと泥を落とせば春の星  童子

2023年04月20日 | Weblog

「春の星」句会で見事トップ賞に燦然と輝いたのは、今月から575の会に復帰された童子さんのこの句でした。昨日は半年ぶりのお茶会に童子さんも出席してくださり華やかな楽しいミニ句会となりました。亜子さんの添削も行われ大変勉強になりました。また秋に開催したいと思っています。

さて、トップ賞のこの句。春の泥と星の対比がすばらしいと思いました。農作業を終えて空を仰ぎ見るとそこには春の一番星。視線の移動が見事だと思いました。皆さんの絶賛コメントをご紹介します。

竹葉さん:「一日ご苦労さん」と優しく声を掛けてくれるのは暮れたばかりの春の星ですね。「仕事」ではなく「しごと」の方が大仕事ではない感じがして春の野良仕事には合ってそうに思いました。

能登さん:春の星を詠んだ正統派俳句。脱帽。

晴代さん:春は農作業の忙しい時 星の出るまで大変ですね。

郁子さん:一仕事終えてやれやれと空を見上げると星が・・働き者の農家の方かな?実直な人柄まで浮かぶ秀句

須美さん:一日の重労働後に見る春の星。泥を落とせばが効いている。

泉さん: 春になれば野良仕事が増えてくる。1日の仕事が終って空を見上げると星が輝いている。

亜子さん:◎の句。のら仕事が畑仕事かもしれない。生活感のある句。地上の作業から一足飛びで春の星と詠み合わせたところがすばらしい。取り合わせの妙。

 

作者の童子さんは富山のご出身です。亡きお母さまはずっと畑仕事をされていたそうで童子さんにとっては日常の風景を詠まれました。お母さんを偲ぶ俳句をこれからもどんどん作っていただきたいです。

以前も童子さんの句で春の土を詠んだ秀句がありました。

   土起こす春の空気を入れながら  

これは2006年4月の句。もう17年も前でした!!お休みされてもちっとも衰えていない実力に脱帽しました。これからも575の会に新しい春の風を入れてくださいね。よろしくお願いします。麗子

 

 

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の星句会の結果発表!

2023年04月19日 | Weblog

2023年4月兼題「春の星」

  1. 急峻越えエメラルド婚春の星 (千香子)竹葉 佐保子 晴代 亜子 泉
  2. 春の星サザンクロスよ宮古島 (泉)麗子
  3. 同窓の君息災か春の星 (晴代)童子 遅足 亜子 泉
  4. そっと拭く形見の草履春の星 (亜子)能登 童子 遅足 千香子 須美
  5. 急逝の妹憶う春の星 (須美) 遅足 佐保子
  6. 春の星坂本九を知らぬ人 (佐保子)能登 千香子 郁子
  7. 春の星天上天下我独(ひとり)  (遅足)竹葉 麗子
  8. 綺麗ね!に瞬き一つ春の星 (竹葉)須美
  9. 「おかえり」とやさしく迎ふ春の星 (能登)晴代 郁子
  10. 街中のプラネタリウム春の星 (麗子)
  11. 野良しごと泥を落とせば春の星 (童子)竹葉 能登 麗子 佐保子 晴代 千香子 須美 亜子 泉 郁子
  12. 月影を恋ふる浜辺の春の星 (郁子)童子

 

 

 

自由題

  1. 隅櫓攻め落とさんと桜かな (麗子)能登 遅足 佐保子 晴代 須美 亜子 泉 郁子
  2. ふぶきおる去年の桜眼前を (竹葉)佐保子 亜子
  3. 桜蕊降る川べりの由来書き (晴代)童子 
  4. 友と会い昔をしのび飛花落花 (泉)須美
  5. 夫婦座す桜蘂降る青シート (須美) 竹葉 能登 童子 晴代 泉 郁子
  6. 菜の花は小さく揺れて無言館 (童子)竹葉 麗子 遅足 佐保子 千香子 須美 亜子 
  7. 博学の君の欠席春惜しむ (亜子)竹葉 能登 麗子 千香子
  8. 桃李並びて咲ける角の家 (佐保子)童子 千香子 泉
  9. 鳥帰るマンション扉(と)あり転居文 (千香子)遅足 郁子
  10. あえぐ坂やっと五合目山笑ふ (能登)晴代
  11. 春星や高橋宏斗初勝利 (郁子)麗子

 

「春の星」結果はほぼ全員の票で童子さんがトップ賞

自由題トップは 麗子さんでした。おめでとうございます

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「春の星」の投句が集まりました。

2023年04月18日 | Weblog

まだ黄砂で夜空もかすんでいるでしょうか?でもいろんな春の星が煌めきました。どの星が一番輝くでしょうか?明日の結果をお楽しみに!

2023年4月投句一覧

兼題「春の星」

①      急峻越えエメラルド婚春の星 

②      春の星サザンクロスよ宮古島 

③      同窓の君息災か春の星 

④      そっと拭く形見の草履春の星 

⑤      急逝の妹憶う春の星 

⑥      春の星坂本九を知らぬ人 

⑦      春の星天上天下我独(ひとり)  

⑧      綺麗ね!に瞬き一つ春の星 

⑨      「おかえり」とやさしく迎ふ春の星 

⑩      街中のプラネタリウム春の星 

⑪      野良しごと泥を落とせば春の星 

⑫      月影を恋ふる浜辺の春の星 

自由題

①      隅櫓攻め落とさんと桜かな 

②      ふぶきおる去年の桜眼前を 

③      桜蕊降る川べりの由来書き 

④      友と会い昔をしのび飛花落花 

⑤      夫婦座す桜蘂降る青シート 

⑥      菜の花は小さく揺れて無言館 

⑦      博学の君の欠席春惜しむ 

⑧      桃李並びて咲ける角の家 

⑨      鳥帰るマンション扉(と)あり転居文 

⑩      あえぐ坂やっと五合目山笑ふ 

⑪      春星や高橋宏斗初勝利 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の子を春の中からとりあげる  遅足

2023年04月14日 | Weblog

我が家の庭は、自慢になりませんが野趣にあふれ(笑)植えっぱなしの球根花や雑草、名もない花が春を謳歌しています。

その様子は無秩序であるようでいて不思議と絶妙なバランスを保ち、蕾と花が交錯して音符のように浮かんで見えました。

朝ドラの万太郎ではありませんが、腹ばいになって植物の世界に侵入したくなります。

 

この句は、訪問看護の男性が、2月14日のバレンタインデイに赤ちゃんが生まれたというのでお祝いの句なのだそうですが、

赤ん坊の誕生だけでなく、自然との一体感を感じるスケールの大きさがありますね。

 能登さん: 生の歓びを謳う佳句 

 麗子さん: 新しい命の誕生ですね。春を繰り返すことで春ならではのエネルギーを感じます。これが「冬の子」ではこうはいきません。

 須美さん: とりあげるは出産の介助のことでしょうか?ちいさな春の赤ちゃんを探して見つけ出す楽しい句と思う。

その須美さんのところに今月、女の子のお孫さんが誕生しました!

   臨月や魚氷に上り心浮く  須美

あの句のお待ちかねの赤ちゃんです! おめでとうございます!

たくさんおっぱいを飲んで大きく育っているかな?

 

 目ざめるや光飲み干す春の土  郁子

(寒気にさらされ干からびたようになっていた土に水をかけたらきらきら光って吸い込まれていきました。)

須美さん: 飲み干すが春のキラキラした雰囲気を良く表現していると思う。

泉さん: 春の光の表現がすばらしい。

とコメントをいただきました。ありがとうございます。 郁子

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近江富士笑ったような帰り道  麗子

2023年04月13日 | Weblog

95歳になった父の誕生日を祝うべく大阪へ帰りました。父は今年に入って体調を崩し入院もしましたが、3月3日の誕生日には家で過ごすことが出来ました。

4か月ぶりに会えてお祝いができほっとした気持ちの帰り道。名神高速道路を走りながら正面に近江富士が見えました。「山笑う」という季語にはまだ少し早い感じでしたが私には安堵感からか少し微笑んで見えたのでこんな句が出来ました。

コメントをいただきました。

竹葉さん:「山笑う」の季語が入っているのですよね。春の芽吹きを感じさせ、「帰り道」が渋いと思いました。

郁子さん:山笑うとは春の季語。車か電車か車窓より見える近江富士が笑ったように見えたのは、春の到来を喜ぶと同時に今まで気にかけていた問題や仕事が一段落してホッとしているように思える。帰り道だというのが満ち足りた思いを強調。

千香子さん:行きは気がつかなかったけれど 楽しい帰り道 山も春めいて微笑んでくれているような、楽しい雰囲気にひかれました。

童子さんも採ってくださいました。ありがとうございました。

もう一句、春の山を詠んだ晴代さんの句は

        鳶高く鈴鹿連山霞みけり

大きな景をうまく切り取られ春らしい山の様子が目に見えるようでした。鳶の声も聞こえて来ます。

亜子さん:鈴鹿連山の春の雄大な景色。私には詠めない句なので心魅かれた。鳶を配したところがよい。

泉さん:春霞がかかり景色がボッーとしているが、その中で鳶が悠々と飛んでいる。 

遅足さん、童子さんも採られています。

 

年のせいか私も最近、海よりも山に心惹かれるようになりました。今はまさに山笑う季節。低山に登りたい気分です。   麗子

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再会は戦なき世に雛納め  亜子

2023年04月07日 | Weblog

いつからか、雛飾りと雛納めが私ひとりの行事になってしまい、今年はついにひな人形を出さずに過ぎてしまいました。

毎度、片付けを焦る私に向かって「私は結婚しない!」と声高に宣言する娘のせいにしてはいけませんね。(笑)

こだわりがあるとすれば、箱に納める時は多少窮屈だとしても向かい合わせにして、おしゃべりできるようにと工夫して納めます。

少しやさしい気持ちになる瞬間です。 

 

さてこの句。一年後、雛を飾る頃はどんな年になるのだろうと作者は想像します。

長引くウクライナ戦争はじめ様々な紛争を憂う気持ちと、平和への思いがあふれています。

能登さん: 願いを込めての雛納め、共感します

晴代さん: 来年は戦が終わっていると好いですね

千香子さん: 戦いが こんなに長引くとは 1日も早く戦は終わらせてほしいものです

須美さん: 再会が良いと思う。とても共感出来る句。

遅足さん童子さんもとられました。

 

もうひとつ共感を呼ぶ一句。季語の合わせがとてもよいと思います。

 草餅や生き残れるか東南海  能登

 

晴代さん: 東南海地震 心配ですがもうどこへも逃げません。

千香子さん: のどかな日差しを浴びて食べる草もちは 平和の象徴のような感じがします。 一方で生存が脅かされるようなことも起きています。

せめて人の力で防げることができるものは防ぎたいものです

亜子さん: ◎の句。作者は戦時中1944年に起きた東南海地震を知っておられるのかも知れない。

今は平和に草餅を食べながらも 新たな南海トラフの不安が高まって来ている。明日起きてもおかしくない大地震を前にした不安を時事句にされて脱帽。

     

地震、戦争、未知のウイルスによるパンデミック・・

不安はつきません。今人間の叡智が試されています。 郁子

 

 

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夫よ見よ切り過ぎ梅の咲き誇り  竹葉

2023年04月06日 | Weblog

自由題トップとなった竹葉さんのこの句。思わず笑ってしまいました。梅の剪定をめぐり夫婦間でちょっとした口喧嘩になったのでしょう。「切ったからこんなに咲いたのよ!」と勝ち誇った感じが微笑ましいです。「夫よ見よ」にやられました。

皆さんのコメントです。

能登さん:夫への愛を感じます。

郁子さん:梅の木の剪定時、今は亡き夫君に「そりゃ、切りすぎじゃないか」などと言われた思い出もあるのでしょうか。満開の梅を前にひとこと言ってやりたい。だから一緒に見たいのだという思慕が切なく伝わります。

晴代さん:桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿といいますよね。

亜子さん:ユーモラスな語り口。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」を思い出した。「ほらごらんなさい。切り過ぎてもちゃんと咲いてよかった!」という夫婦の会話が聞こえる。

          ★★★

作者竹葉さんからの句の背景をお聞きしました。

「今回の俳句はまた「夫」を登場させて票を沢山頂き、全く夫に感謝です。夫は梅が咲き出すとウオーキング中によそのお宅のお庭を覗いては、何本咲いてたかを報告してくれ、わたしも今年はいつも一番に咲くと聞いてたお宅の梅を見物してきました。我が家の梅は青軸で、とても大きくなるたちで夫は喜んでいましたが、お隣へ葉っぱが落ちるので、反対を押し切って、一昨年背丈2メートルに太い幹を切って小枝も選定したら、今年は今までになく綺麗に咲きました。早く逝った夫、切った梅、残った木にいっぱい咲いた花、心残りの夫と複雑な私の心境が重なったような句になったと今になって気付きました。自分の気持ちを直接的な言葉ではなく表現出来る、俳句の世界に入れて頂いたことを本当に感謝しています。」

ご主人を亡くされた哀しみはなかなか癒えないと思いますが、毎年梅が咲く度にこの思い出がよみがえりますね。

私も母を亡くした年に植えた牡丹が蕾をつけているのを見つけて嬉しくなっています。朝ドラは「らんまん」。朝から植物の強さ、優しさを感じられ夢中になっています。                麗子

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亜子さんからの手紙  遅足

2023年04月04日 | Weblog

「残念ながら『東海の文芸』をお送りするのは今回が最後となりました。」

亜子さんからの突然のお便りでした。

我が家は、中日新聞のため、朝日に30年間も連載のこの月に1回の記事を、ずうーと10年以上も亜子さんから送っていただいていたのです。

荻原裕幸さんは、詩歌の先生として、おおきな影響をうけたひとです。

これまでも東海の文芸などを読んでその考え方を参考にしてきました。

亜子さんからのお便りはちょっとショックでした。

でも仕方ありませんね、その亜子さんからきれいな字のお手紙の最後に

  歌を詠み句を詠み日記綴りきし夫の遺稿に命の余韻   斎藤悠子

 

とありました。

 

ご夫婦が俳句を楽しんでいたことをあらめて思いださせてくれました。

                                                                                 遅足

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする