575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

またひとつ影の来ている冷し麦  遅足

2020年07月20日 | Weblog

影の来ているという中七に惹かれました。紅さん。

解釈、冷やし麦に訪れた影とは...。
作者の豊かな想像世界。惹かれてゆきます。
レベルの違いを感じる佳句。殿様。

「影の来ている」は、知らぬまに人が加わって食べていた‥
という意味にとりました。等さん。


死ぬとは、隣の部屋にいくようなもの。朱露さんの言葉だそうです。
年取った二人が遅い昼を食べています。
なんとなく亡くなった人の話となりました。
ぽつりぽつりと話す二人。
じれったくなった朱露さん。
隣の部屋から「俺の話はまだか」
                     遅足

コメント
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