春の不安定な天気のもとに開かれた句会。
8人が出席しました。ご覧のような結果となりました。
題詠「うらら」
①波うららアイロン滑るごと「飛鳥」(等)智恵・佐保子・遅足・亜子・すみ・静荷・立雄
②うらららら欠伸の猫の周波数(郁子)佐保子・等・鳥野・遅足・狗子・すみ・麗子・立雄
③うららかや団子ほおばる親子連れ(晴代)
④うららかや児(やや)も子犬も乳母車(立雄)能登・遅足・亜子・すみ・静荷
⑤うららかや雀の遊ぶ午さがり(佐保子)
⑥麗日や病いの癒えし友来る(亜子)智恵・佐保子・能登・狗子・麗子・郁子
⑦うららかや水の地球の誕生日(遅足)等・能登・狗子
⑧うららかや青空に向けシャトル打つ(麗子)
⑨爺(じい)が笑いやがて嬰(やや)笑むうららけし(静荷)鳥野・晴代・郁子
⑩うららかや身の掩い取れ前の海(結宇)
⑪麗かや白亜の城のそびえ立ち(すみ)等・晴代
⑫麗日や佳きこともなし雲眺む(能登)智恵・鳥野・亜子・晴代・静荷・立雄
⑬春色の山本リンダうらうらら(狗子)麗子・郁子
自由題
①春霞レールの先に光あり(郁子)鳥野・静荷・麗子
②陽炎の中ゆられゆく引っ越し荷(晴代)佐保子・能登
③散る桜ボール蹴りあふ父子ゐて(佐保子)智恵・能登
④咲き満ちて桜はわれに問ふごとく(亜子)智恵・等・遅足・立雄
⑤足軽し診察あとの桜餅(立雄)佐保子・能登・遅足・狗子・亜子・すみ・晴代・麗子・郁子
⑥みつばちがほらことばをあつめている(遅足)晴代・静荷・立雄
⑦七機八機しだれ桜にのみレンズ(静荷)すみ
⑧タンポポや光を浴びる軌道脇(すみ)亜子・晴代・麗子
⑨花の片雨だれぬ煉瓦の母校(等)遅足・狗子
⑩次々と思い出語る落花かな(麗子)等・鳥野・静荷・郁子・立雄
⑪花筏手に余れるか蟻の水主(結宇)智恵・鳥野・狗子
⑫月食の夜の森の花誰ぞ見ん(能登)佐保子・等
⑬一年生歩く姿はランドセル(狗子)亜子・すみ・郁子
次回は5月20日(水)午後1時より 東鮨です。
題詠は「金魚」です。
応答の一日一句
燕飛ぶしばし頭を右左 孝
観光の客減る村に燕来る 亜子