575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冷麦句会の結果です。  麗

2020年07月16日 | Weblog
梅雨明けが待ち遠しいですね。でも、セミの鳴き声が聞こえ始めました。
もうすぐ本当に冷麦のおいしい季節となります。おしゃべりできないメール句会ですが、ご覧のような結果になりました。殿様の句に多くの票が集まりました。


兼題「冷麦」
1 冷麦や後悔ともに飲み込んで(麗子) 紅・晴代・静荷
2 話題尽き ひとすじ残る 冷し麦(殿) 結宇・竹葉・等・能登・郁子・紅・遅足・すみ・静荷・麗子・狗子・千香子・泉
3 冷麦の赤き一筋縦の糸(等) 千香子 
4 冷麦の残り二すじ滑りをり(狗子)竹葉
5 母播きし紫蘇ひとつまみ冷やし麦(結宇)佐保子・すみ・亜子
6 冷麦やうすむらさきの返しつゆ(千香子)遅足・亜子・泉
7 父の箸揺らす冷麦昼過ぎて(竹葉) 晴代
8 模様替え清らかな白冷麦と(泉)佐保子・麗子
9 一条の 紅き冷麦 箸走る(紅) 殿
10 冷し麦めぐる季節を啜りけり(亜子) 竹葉・能登・遅足・すみ・麗子・泉
11 麦五合量り冷麦買ひにゆく(佐保子) 結宇
12 冷麦であっという間に済ます昼(静荷) 晴代
13 またひとつ影の来ている冷し麦(遅足)等・殿・紅・狗子
14 色付きを譲りて平和冷し麦(郁子) 能登  
15 冷麦と答える昼餉つづきけり(晴代) 郁子・佐保子・静荷・狗子
16 心地良く薬味をきざむ冷やし麦(すみ)千香子 
17 残る歯に切れず挟まる冷し麦(能登)結宇・等・郁子・亜子


  自由題
1 ひとしきり烏騒ぎて大夕焼け(能登) 竹葉・晴代・静荷・泉 
2 遠ざかる三密の宵夏まつり(郁子) 結宇・狗子・麗子
3 蛇若しまなこ見開き動かざる(佐保子)郁子・千香子
4 コロナ禍や老人更に出不精に(静荷)
5 横断を急かす点滅油照り(亜子)結宇・竹葉・殿・晴代・すみ・千香子
6 夏蝶の風の拳となることも(遅足) 竹葉・等・能登・晴代・佐保子
7 恋消えて とけくずれゆく かき氷(紅) 結宇・郁子・殿・佐保子
8 夏至空に日食仰ぐ晴れ間かな(泉) 紅・千香子
9 梅雨の灯や低きオカリナ染みゆきて(竹葉) 等・遅足・紅・佐保子
10 冬瓜のつぼみに実のありうぶげあり(千香子)麗子・能登・すみ・静荷・泉
11 初旅かスイッチョの痩せのひとっ跳び(結宇)郁子・遅足・狗子・泉
12 貨車のごと宿場の甍(いらか)虹に入る(等)遅足
13 縁台の 王手決まりて 膝を打つ(殿)等・紅・静荷・亜子
14 捩花の螺旋右巻き左巻き(麗子)狗子
15 ハンモック覗けば赤子丸まれり(すみ)麗子・亜子
16 青蜥蜴するするよぎり石の陰(晴代)すみ ・亜子
17 腹立たしすぐに崩れる冷やっこ(狗子)能登
コメント
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