575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

大晦日テレビのゴムも伸び切った  遅足

2005-12-31 09:48:38 | Weblog
大晦日は今年もテレビ。

日本のテレビ放送が始まって、もう半世紀。
さすがに新鮮な番組は見られない。

最初に見たテレビの画面はモノクロでザラザラ。
かろうじて何が映っているのかが分かる位だった。
でも、あの画面は輝いていた。

生れた時、テレビはなかった。

     

あの頃なかったものばかり。

さあ、パンツのヒモを締めなおしてテレビを見るぞ!

みなさま、良いお年を。    遅足




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老いてなお膝にかけたる花タオル  久々

2005-12-30 09:20:26 | Weblog
連句「南天」の巻がようやく巻き上がりました。


発句  南天や京の小路を踏み迷う   遅足
脇   雪見障子に酌み交わす友     久々
雑   威勢よい言葉の後のサイノロジー 長良
雑   高天原は静かなるらん       遅足
月   月の土地分譲中とメールあり    久々
秋   行きつ戻りつ色めく紅葉      長良

 
秋   先客の蟋蟀といる露天風呂    遅足
   
雑   期待はずれのお得情報      久々
   
恋   研修会ケータイ番号交換会    長良
   
恋   小窓を開きセレナーデ聞く     遅足
   
恋   今日もまた隣のドラがやって来る 久々
   
雑   寅さんもいて世は成り立ちぬ    長良

 
夏の月 夜逃げする旅の一座を夏の月   遅足
夏    一雨来るか湧き上がる雲      久々
   
雑    愛の字を下流社会に撒きにけり   長良
雑    辿り着いたる少子化列島       遅足
   
花    老いてなお膝にかけたる花タオル  久々
春    春は立ちけりいざ金閣寺       長良


  久々さん、長良さん、お疲れ様でした。  遅足






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行く年やずいぶん切った「深夜便」  朱露

2005-12-29 10:23:12 | Weblog


逆に言えばずいぶん聞いたということになるではないか。

ものは言い様というのはこういうことだ。

深夜悪口雑言を呟いて再び寝るのも一つの寝方だ。

何が不幸と言って、悪口すら言ってもらえない・・

  

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めでたさやキンガシンネン去年今年   長良

2005-12-28 00:17:52 | Weblog
 ン10年も前、職場の先輩の賀状に

 謹賀新年いや勤が信念やはり金が信念?とあった。

 昨今の世相を予言していたのかなと思う今日。

 一億総「白痴化」といわれて久しいが…。

 一億総「金が信念」とはメデタイことよ!

                      
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愛の字を下流社会に撒きにけり  長良

2005-12-27 10:27:19 | Weblog
     連句  南天の巻

発句  南天や京の小路を踏み迷う   遅足
脇   雪見障子に酌み交わす友     久々
雑   威勢よい言葉の後のサイノロジー 長良
雑   高天原は静かなるらん       遅足
月   月の土地分譲中とメールあり    久々
秋   行きつ戻りつ色めく紅葉      長良

秋   先客の蟋蟀といる露天風呂    遅足
雑   期待はずれのお得情報      久々
恋   研修会ケータイ番号交換会    長良
恋   小窓を開きセレナーデ聞く     遅足
恋   今日もまた隣のドラがやって来る 久々
雑   寅さんもいて世は成り立ちぬ    長良
 
夏の月 夜逃げする旅の一座を夏の月   遅足
夏    一雨来るか湧き上がる雲      久々
雑    愛の字を下流社会に撒きにけり  長良
雑    辿り着きたる少子化列島     遅足

    

  連句もいよいよ大詰め。
  残るは花と挙句です。

    





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冬の虫        (愚足)

2005-12-26 00:38:25 | Weblog
 友の庭に冬蝶を見てから、冬の虫の句が気になり歳時記を読んでみました。
 冬の蝶・蜂・蝿・蚊・蛾・虻・蝗・蟷螂そして綿虫・ざざ虫と多くの虫が季語に
なっていました。
 冬の虫と言えば、声・様子ともに哀れで句作の興味を惹く存在です。
 その筆頭に村上鬼城の 「冬蜂の死に所なく歩きけり」があります。歳時記に載せられたほとんどの句が「哀れ」をテーマにしたものでした。しかし その中にあって、ほっと出来る句も僅かながらあり勇気付けられました。

   冬蝶の高舞ふちから滝行場        鍵和田秞子
   凍て蝶のきらめき渡る山湖かな      中川宋淵
   冬の蝿ゐて憎からず母来る日       池田弥生
   批評うるさしや野壺に冬の蝿       鷹羽狩行
   歩くのみの冬蝿ナイフあれば舐め     西東三鬼
   冬の蜂尻を耀らし爆心地         岸風三楼
   雪虫に生殖の意を見つつ臥す       軽部鳥頭子
   雪虫や子を呼びに出て雪深き       原田種茅

 しかし、出来た句は「黄の翅を陽に透かしおり冬の蝶」(愚足)でした。
                          
      
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季語について

2005-12-25 09:41:47 | Weblog
俳人の鍵和田秞子さんが、
師の中村草田男について語る中で、
季語について触れた部分がありました。
印象に残ったので引用します。

「ホトトギス」は、季語を読むことが俳句です
と、指摘した後、次のように続きます。

    

中村草田男は、だんだん人間に興味を持つ。
結婚して奥さんを詠んだり、子供が生れて子供を詠んだりする。
人間は季語ではない。
人間を読むことで季語をどう使うか
ということになります。

 蟾蜍長子家去る由もなし 草田男

蟾蜍を詠んだ句ではなく、
「長子だから家を去る由もない」ということを
詠むのにヒキガエルに象徴させている。
ヒキガエルは足を踏ん張ったら動かない。
出会う人間のほうが逃げる。
ふてぶてしいヒキガエルの本性を分かっている人は、
ヒキガエルの中に昔の長男の姿を見る。
長男たるものは家をしっかり引き継がなくていけない。
そういう感慨をヒキガエルに象徴させている。
そういう季語の使い方は草田男以前には
なかったと思います。

 鰯雲人に告ぐべきことならず 加藤楸邨

なども、同じです。
鰯雲といえば、鰯雲を生かして詠むのが俳句であって、
人間の気持ちをそれに象徴させる使い方になれていなかった。
それで難解派と呼ばれたのです。

鍵和田秞子 (第一句集を語る)より

       遅足




                  
   
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雪の足跡   

2005-12-24 10:08:23 | Weblog
写真に句を付けてみました。

      遅足

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子殺しや寒波ひひひと見届けぬ  朱露

2005-12-24 09:46:05 | Weblog
子供を殺す国は滅びる。
生き残った子供が大人になった時、
子供を育てる気力が失せているので、
どんどん減って行く。
結果、自分の利害しか関心がない
大人だけの世になる。


     
 







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ああ また雪

2005-12-23 09:10:30 | Weblog
昨日から降り出した雪。
また目が覚めたら銀世界。
皆さんは、いかがですか?
我が家の庭の山椒の木です。

みなさんの所では、雪はいかがですか?
雪見舞い?申し上げます。
     
      
 忘れてたもののかたちに雪積もる

 忘れたるもののかたちを朝の雪

  どっちがいいでしょうね?

               遅足

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