575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ウタリらが眠る三河よ夏空よ   朱露

2007年06月30日 | Weblog

 ウタリはアイヌ語で「人・同胞」の意味。
 豊橋のウタリ神社はウタリノスクネの命。
 これいかにも苦しいんじゃないだろうか。
 アイヌ・縄文・弥生人で賑わう三河平野。

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岬に惹かれて      鳥野

2007年06月29日 | Weblog
この歳になると思い出話ばかりで能のないこと。

旅に出れば、誘われるように岬へ立ち寄ったのは、やっぱり岬が好きだったからでしょう。

北は礼文島のスコトン岬から、ノシャップ岬、宗谷岬、知床、納沙布、神威、恵山、襟裳、立待。本州へ渡って、尻屋、大間。南は長崎鼻、佐多、都井、足摺、佐田,万座毛・・・。

どうしてそんなに岬に?といえば、きっかけは、はじめての北海道旅行で立ち寄ったアイカップ岬。白樺林もオオバナエンレイ草も海霧に包まれ、その向こうに荒波。夢のような景でした。

心残りはいく筈を果たさないままの、室戸岬。海外旅行嫌いの二人がここだけはと言っていたロカ岬も。

 「ここに地終わり海はじまる」の詩。いいですね。

  ・総身を岬となして海へ向けば夏の怒涛の寄りつつ光る  青井史

  ・海に向き思い切り叫ぶ少年の総身直なる筒になりゆく   〃

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物の数え方    麗

2007年06月28日 | Weblog
お向かいの庭の白い芙蓉が今朝、一輪の花をつけました。
本格的な夏の到来です。

「一輪」という言葉の響きが好きです。
日本語を豊かなものにしているのはこの
助数詞の存在かも知れません。

「数え方の辞典」(小学館)によると

蚊帳は一張り、蔵は一戸前(いっとまえ)、
行李は一梱(ひとこり)と数えるとあります。
いずれも失われつつある言葉ですがその数え方の複雑さには
文化を感じます。

面白いと思ったのは現代人でも
缶ジュースなら一本なのに
アスパラガスの缶詰になると一個と数える。
日本人は缶の中身によって数え分けている点です。

そういえば関西の大学生は1年生、2年生ではなく
1回生、2回生と数えます。これは関西だけなのでしょうか?
西日本の大学はどうなっているのか教えてほしいです。

ではここで問題です。
琴・碁盤・プール

これらに共通する数え方は何でしょう??
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天道虫   遅足

2007年06月27日 | Weblog
俳句では5文字にするために「てんとむし」とも言います。
夏の季語。天道虫といえば、この句。

 翅わっててんとう虫の飛びいづる  高野素十

写生の鬼ともいわれた俳人。
まるでスローモーション撮影の天道虫です。
当時、そんな映像はまだ普及していなかったでしょうから、
観察によってつくられた句なんでしょうね。

先日、植物スケッチの講座に出席しました。
先生から「観察」の重要性を教えていただいた後、フィールドへ。
一枚の葉を観察。
ところが、皆、頭のなかに「葉」の概念にそって見ているだけ。
実物を観察していない。
頭の中にある葉を確認しているだけ。

外国旅行に行って「ああ、絵葉書の通りだ」と言って帰ってくるのと同じ。
「見れども見えず」でした。

俳句でいう「写生」は、この「観察」に似たところがあるな、と思いました。
発見がないとダメなんですね。




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ブラジルの弟歌う北帰行  朱露

2007年06月27日 | Weblog

  ブラジル人になった弟は60を過ぎた。
  イギリス娘と結婚し男と女が生まれた。
  娘ミルナがこの春褐色の弁護士と結婚。
  弟曰く、何色の孫が生まれても驚かぬ
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アカンサス         草女

2007年06月26日 | Weblog
 岩波新書「花と木の文化史」中尾佐助著を読んでいて、アカンサスという名前に初めて出会った。「ギリシャ建築では、大理石の列柱の上部をアカンサス(キツネノゴマ科)という多年草の切れ込み葉を美しくデザインしていたり・・・」と書かれどんな植物なのか興味を持った。
 ギリシャ神話には様々な植物が登場するが、アカンサスという名前には出会っていない。
 昨年の秋、孫とディズニーランドに行った時、これはアカンサスだと直感した植物が植えられていた。一個の葉の長さが50~60cm、幅20cmくらいで叢生している。図鑑によれば1~1.5m穂状の花を付けているという。しかしアカンサスのためにディズニーランドまで行く事は考えられず記憶から消えつつあった。
 ところが、今月の21日に東山植物園のバードウオッチングに参加した時、植物園から動物園に続くバラ園の手前で思わず「アカンサス」と叫んで仲間を驚かせてしまった。なんとアカンサスが咲いていたのである。
 いろいろ調べてみると、アカンサスは唐草模様の一つとして文様化され日本でも色々な所に使われていて、身近な所では右から左に逃げていくお札にも文様として多く描かれていた。家中のお札を調べてびっくり。家にある漱石の千円札以外すべてのお札に・・・聖徳太子の一万円と五千円、稲造の五千円、諭吉の新旧一万円、一葉の五千円、英世の千円、岩倉具視の五百円、そして評判の好くない二千円札にもアカンサスが描かれていた。
 ギリシャの国花だというアカンサスが、何故日本のお札に?
 お札に描かれている植物にはまだまだ知らない物が?
 ナゾは深まるばかり、アカンサスとの出会いが新しい戸口を私に用意してくれたようである。

 
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田植えの俳句 (NHK俳句より)  愚足

2007年06月25日 | Weblog
 昨日のNHK俳句の選者は「宮坂静生さん」題は「田植」でした。


①田植機のほがらほがらと進むかな     伊澤 玲
②椎若葉受洗の意志を固めけり       金子睦男
③ずぶどぶとずぶとぷどぶと田植せり    豊島延道
④田植機に乗る満身の瑞瑞し        小島文英
⑤水祈り土に祈りて植ゑし田よ       市川左馬郎
⑥車田や佐渡の両津の田植唄        吉村峰隆

⑦田を植ゑて家の中まで水匂う       鈴木滋三
⑧露座仏のみそなはす田を植ゑにけり    別祖満雄
⑨田を植えて廃鉱櫓仰ぎたる        坂井たづ子
⑩田を植うる村中濡れてをりにけり     稲富定務
⑪東田植西荒磯の五能線          野副 豊
⑫木曽奈良井着きしばかりに田植寒     高柳和弘

宮坂先生の選は、三位② 二位③ 一位⑫ でした。

私の選は    三位③ 二位⑦ 一位⑤  です。

毎回先生と自分の選が一つくらいしか合わないのが残念です。
皆さんはいかがでしょうか?

冒頭紹介された先生の句

 「沖縄忌幼児に海をしかと見せ」の句も印象的でした。

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冷奴

2007年06月24日 | Weblog
 冷奴とは、豆腐をよく冷やして大き目の正方形に切り、ネギ・生姜・鰹節などの薬味と醤油で食べる。夏向きであるが、湯豆腐を「湯奴」「煮奴」とも呼ぶ。
 冷奴の「奴」は江戸時代の大名行列の先頭で槍や鋏箱を持つ役のことで、奴が着ていた半纏には、「釘抜き紋」と呼ばれる四角い大きな紋がついており、豆腐の形が奴の紋に似ているところから、奴豆腐と言われるようになった。

「 奴のレシピ 」

 変わり冷や奴

夏の涼味にしょうゆが冴える

材料
絹ごし豆腐・・・・・2丁
シーチキン・・・・・小1缶
ネギ・・・・・・・・小1/2本
キュウリ・・・・・・1本
白ゴマ・・・・・・・少々
(A)
減塩しょうゆ・・・・大さじ4杯
酢・・・・・・・・・大さじ1杯
砂糖・・・・・・・・小さじ1杯
ラー油・・・・・・・少々
にんにく・・・・・・少々


作り方

きゅうりを薄切りにして、塩をふりしんなりとさせ、水気を絞っておきます。
ネギも薄切りにし、シーチキンは身をほぐしておきます。
(A)の調味料、ラー油、おろしたにんにくを混ぜ合わせます。
1と2を混ぜ、冷えた豆腐にのせます。白ごまをふりかけてお召し上がりください。

 若者には向きそうなレシピだが、年寄りには少々のネギとおかかでヒンヤリとした食感を味わいたい。

 「冷奴」の俳句は

 冷奴はや硝子皿のみ残る        徳永山冬子
 冷奴五山の一の鐘聴いて        天野更紗
 うすまりし醤油すずしく冷奴       日野草城
 もち古りし夫婦のの箸や冷奴      久保田万太郎
 
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のびのびとOBがゆく初夏の谷   朱露

2007年06月23日 | Weblog

  
  ゴルフに興味なければ老人の初夏の山歩き。
  ヘボゴルファーなら、毎度おなじみの風景。
  待ったご同輩、ここで「のびのび」に注意。
  何故か飛距離が伸び、グリーン奥の谷へ!

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ガラス郷愁    鳥野

2007年06月22日 | Weblog
蒸し暑い季節、せめても食卓に涼風をと、ガラスの器の出番が多くなりました。
見た目も、触れ合う音も爽やか。料理の出来も一味上がろうというものです。

人類は、この透明感にいつ出会ったのでしょうか。石器や土器の時代に、それは貴重な発見だったにちがいありません。

紀元前5000年のエジプトではすでに製造され、サザン朝ペルシャではカットグラスも作られたいうからすごい。
日本でも正倉院の御物にペルシャ系瑠璃碗が大切に伝えられています。

当方もガラス好き。貧乏旅行の途中で、小遣いをはたいて手にいれた薩摩切子や、小樽北一のワイングラスを愛用しています。
面白いのは、地方の駅の売店に、ひっそりと並べられているワンカップ。花や鳥、風景など、その土地のシンボルが稚拙なタッチで描かれていて、飲んだあとは、いいお土産といいうわけです。
時々、冷酒を注ぐのも楽しみです。

歳時記には、ガラスはギヤマンとして載り、傍題に切子、ビードロ、カットグラスも出ていますが、例句は一句だけ。(角川大歳時記)
あまり人気はないようです。

  唇に吸ひよせられし切り子猪口  菱田ます子

  角氷のカットグラスに触れる音ようやく澄みて秋来るらしも  鳥野
   (暑さに閉口、秋が待たれます)
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6月句会の結果です。  

2007年06月21日 | Weblog

今回はひさしぶりに童子さんが参加。
麗子さんも忙しい中を参加して下さいました。
賑やかな会でした。

写真は愚足さんが取材に訪れた大垣の湧水です。
ありがとうございます。

題詠「泉」

①蹄跡かすかに匂ふ泉かな(亜子)能・立・晴・静
②遠き日の大蛇棲むてふ泉かな(立雄)能・龍
③若者よ泉の水は毒味せい(朱露)愚・静・郁
④軟らかき弾力のある泉かな(麗子)晴
⑤竹の樋遠き泉を運びをり(龍次)遅・立・亜・童・麗
⑥手を逃れ西瓜沈みぬ泉かな(能登)龍・愚・童・晴・麗
⑦わけ入れば神秘の泉迷宮(ラビリンス)(郁子)
⑧泉汲む人と九条語りけり(愚足)遅・朱・龍・童
⑨おおっと声泉にひたす数多の手(晴代)能・亜
⑩熱泉に卵をゆでる旅衣(静荷)
⑪見開いて一重瞼の泉かな(遅足)朱・郁・麗
⑫弘法の泉や小さき砂踊る(童子)遅・朱・立・愚・亜・静・郁

   

自由題

①病む友の散っては開くさつきかな(立雄)麗
②夏は曙ボンズ松阪海苔茶漬(朱露)能
③目覚ましの鳴り止まぬ朝梅雨に入る(静荷)遅・朱・立・龍・愚・亜・童・晴・郁
④日常をやり過ごす術梅雨に入る(麗子)朱
⑤托鉢僧笑みのこぼるる梅雨晴れ間(龍次)能・静
⑥灯取り虫咳止まぬまま夜の白む(能登)遅・立・愚・童・郁
⑦籐椅子に一息つきて番茶干す(愚足)亜・晴・静
⑧路地に沿い傘一列の梅雨晴間(晴代)能・龍・亜・童
⑨従順な風につかまる捕虫網(遅足)朱・麗
⑩キャンプ行く子のこころ知らずせかしおり(郁子)
⑪巌上の猿の遁走青嵐(亜子)遅・朱・立・愚・静・郁・麗
⑫雨あがりはだか電球金魚すくい(童子)

   

次回は7月18日(水)午後6時 安田屋です。
題詠は「冷奴」です。


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泉の句会   麗

2007年06月21日 | Weblog
3ヶ月ぶりに句会に出席。やはり句会でのおしゃべりは楽しいですね。
童子さんの

「弘法の泉や小さき砂踊る」や

能登さんの
「手を逃れ西瓜沈みぬ泉かな」など
泉が身近にあった生活をした方の句には
写実性に優れ一瞬を切り取る力があると思いました。

私の「軟らかき弾力のある泉かな」はある方のエッセイからできました。

NTTの時報案内やドコモの留守番電話電話メッセージなどの声の
中村啓子さんというナレーターの方の声を
エッセイストの三宮麻由子さんが評した
「中村さんの声は単に高く澄んでいるだけにとどまらず
こんこんと湧き出す泉の水面に手を入れたような弾力と
爽快な透明感があると思う。
機械的なメッセージの向こうに何か言葉を超えた
呼びかけがあるような気がするのだ。」
というくだりからヒントを得たもの。

三宮さんは4歳で視力を失ったそうですが
駅のエスカレーターや電話をかけた時の留守番電話で中村さんの声に出会うと
「あっ、ここにもいらっしゃった」と
中村さんが三宮さんの生活を励ましてくれているという感じるそうです。

声を職業にする私にとって魂を揺さぶられた一文でした。
久しぶりに時報案内を聞いてみました。淡々と感情をいれてはいけない時報告知ですが泉のように沸いてくる中村さんの声。確かにそこには愛が感じられます。
これこそまさに「声のオーラの泉」ですね。

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6月句会の投句がそろいました。  遅足

2007年06月20日 | Weblog
題詠「泉」

①蹄跡かすかに匂ふ泉かな
②遠き日の大蛇棲むてふ泉かな
③若者よ泉の水は毒味せい
④軟らかき弾力のある泉かな
⑤竹の樋遠き泉を運びをり
⑥手を逃れ西瓜沈みぬ泉かな
⑦わけ入れば神秘の泉迷宮(ラビリンス)
⑧泉汲む人と九条語りけり
⑨おおっと声泉にひたす数多の手
⑩熱泉に卵をゆでる旅衣
⑪見開いて一重瞼の泉かな
⑫弘法の泉や小さき砂踊る

自由題

①病む友の散っては開くさつきかな
②夏は曙ボンズ松阪海苔茶漬
③目覚ましの鳴り止まぬ朝梅雨に入る
④日常をやり過ごす術梅雨に入る
⑤托鉢僧笑みのこぼるる梅雨晴れ間
⑥灯取り虫咳止まぬまま夜の白む
⑦籐椅子に一息つきて番茶干す
⑧路地に沿い傘一列の梅雨晴間
⑨従順な風につかまる捕虫網
⑩キャンプ行く子のこころ知らずせかしおり
⑪巌上の猿の遁走青嵐
⑫雨あがりはだか電球金魚すくい



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猿 梨              草女

2007年06月19日 | Weblog
 サルナシ。別名をコクワともいう。 マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本の植物。 雌雄別株で、5~7月に白色の花を下向きにつけ、10~11月に長さ2~2.5cmほどの楕円形の果実が黄色に熟す。
 果実は香りが好く甘みがあって美味しいと言う。生食だけでなくジャムや果実酒にもなる。ぜひ一度口にしてみたいものだが、サルナシの実に出会ったことが無い。海上の森にもサルナシはあるが、私の知る限り雄株ばかりである。
 果実はおいしいはずで、キウィフルーツは、中国に分布するサルナシの一種オニマタタビを改良して出来た果物である。
 一方、このサルナシの蔓は丈夫で腐りにくく、徳島県の「祖谷のかずら橋」はこれで作られている。また昔営林署の職員はサルナシに捲きつかれている植物を見つけると植物を守るため鉈を振るったという。そのせいかどうかは分からないが現在は数を減らし、森に親しむ者にとっては憧れの的になっている。
 
 そんなとき、上高地からの帰り道に寄ったドライブインで「飛騨路・ほんのり甘酸っぱいドライフルーツ・サルナシ」に目が止り買い求めた。買いつつこんなに沢山サルナシがあるとはあやしいと思った。                                                        案の定 心配は的中。眼鏡をかけて好く見ると裏の表示に「原産地・中国」とある。確かにドライフルーツにしたのは飛騨高山の業者であろう。ほんとうにサルナシかもしれないが、「原産地中国」という文字にオニマタタビ(キウィフルーツ)の可能性も高い。
 そこで、栽培法も心配な「サルナシ」を食べるのは止めたのである。

 サルナシの実に中国の秋おもふ          草女秘書
 サルナシの減りてキウィの盛夏かな        同

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東海の名水・・柿田川          愚足

2007年06月18日 | Weblog
 ネットで「名水」を検索すると環境省選定「日本名水百選」が紹介される。
 そこから東海地方を調べると、①郡上の宗祇水 ②長良川流域 ③木曽川流域④養老の滝 ⑤四日市の智積養水 ⑥志摩市の恵利原の水穴 ⑦静岡清水市の柿田川湧水群などが載っていた。

 もう一度行ってみたいのは「柿田川の湧水群」である。
 前回行った時は国道にある看板を偶然見つけて立ち寄ったのだが、ほぼ一号線ぞいにあって、突然目に飛込んだ小さな川の湧水と可憐な水草の花の美しさに時を忘れたのである。そして国道のトラックの轟音で我に返った体験があった。
 そんな三十年も前の事を思い出すと、あの湧水や可憐な梅花藻は、まだ元気かとますます柿田川に会いたくなる今日この頃である。

 まだ若き日の湧水の白き花      愚足
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