575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

気になることば遣い   麗

2007-05-31 09:23:03 | Weblog
大学生と接するといろんなことばを教えてくれます。


「ふいんき」  雰囲気のこと。

「ピンクい」  ピンク色の。

「もりこぎ」  自転車を力いっぱいこぐこと。

このあたりは笑ってすませられますが
女子大生が
「てめぇ」「うぜぇ」「ありえねぇ」などと汚いことばを平気で使うのは
許せません。
これらのことばを発する裏側にはどんな心理が隠されているのでしょうか?
そこを尋ねると
「気分」
というこれまた短い答えが返ってきました。
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天国と地獄デジカメ運動会   朱露

2007-05-30 19:11:55 | Weblog

    オッフェンバックの「天国と地獄」が
    流れ、デジカメたちがキラキラ輝く。
    おじいさんおばあさんの席に座る私。
    運動会の季語は秋だけどここは五月。

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「みずすまし」は「あめんぼう」?   遅足

2007-05-30 08:43:24 | Weblog
 水すまし水に跳ねて水鉄のごとし  村上鬼城

この「水すまし」は、水馬(あめんぼう)のこと。
でも、私にとって、水すましといえば、ミズスマシ科の黒くて小粒な昆虫。
脚をスクリューのように回転させ、水中を泳ぎまわる、可愛い虫です。
泳ぎながら、空中と水中の両方を見る複眼を持っているそうです。
くるくると、水面を回ることから、まいまい虫とも。

 まひまひや深く澄みたる石二つ  村上鬼城

同じ昆虫を、二通りに詠む。
俳句ならではの世界ですが・・・
ちょっと待った!
これでは私は混乱してします。

    

水馬(あめんぼう)は、水蜘蛛、川蜘蛛と呼ばれるように
ちょっと見ると蜘蛛のようですが、脚は6本。
このうち4本が長く、この脚で水のうえに浮いています。

 水馬青天井をりんりんと 川端茅舎

あめんぼ、の名は、捕まると、水飴のような匂いを
出すことから付いたそうです。

あめんぼ、のことを、関西で水すましといい、
これが混乱の原因らしいのですが・・・

本当ですか?

    






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見上げれば藤波白き山路かな      草女

2007-05-29 12:26:25 | Weblog
 花が終わり、いよいよ自分の番が来たとばかりに我が家のフジ蔓は四方八方に枝を伸ばし始めた。切っても切っても伸びる蔓は迷惑しごくである。
 我々現代人にとっては、せいぜいリースや花器の素材にする位しか使い道が無いフジ蔓であるが、古代人の人々にとっては生活に無くてはならぬ必需品でありロープとして生活に重要な役割を果たした。また、大変な労力と時間をかけて藤布を織ったりした。
 布は、イチビ、クズ、タイマ、カラムシ、バショウ等のの草やフジ、オヒョウ、コウゾ、等の木の繊維から織られた。藤布もその一つである。
 先日、丹後半島宮津市の郷土資料館で、昭和六十年頃に織られ現存する唯一の藤布を見る事が出来た。
 見ながら脳裏に浮かんだのは古事記の花衣伝説。兄弟神のうち弟神が弓矢と母が織った藤蔓の衣服をまとって求婚に行き、姫の前で弓矢と衣服に満開の藤の花が咲きめでたく結婚できたと言う。この話しは藤布が基になって出来たに違いないと思いつつ、眼前の布の丈夫だが粗く肌触りの悪そうな布と作業着を見つめていた。
 余談だが日本に自生しているフジは二種類。我が家の美しき厄介者はノダフジといって蔓が右巻きで、もう一方のヤマフジは近畿以西に分布し蔓は左巻きである。
 告白すると蔓の右巻き、左巻きが何度説明してもらっても分からず、自分の頭は左巻きだぁと居直っている。
                     

※ 写真は丹後の資料館にあったポスターで、昔のフジ蔓の皮むき作業の様子が写されている。
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泉の句の添削           愚足

2007-05-28 22:50:13 | Weblog
 緑も濃くなり、夏日などのニュースに早くも冷たい水の恋しい季節になってきました。 緑に囲まれた泉の清らかで冷たい水を一口。 自然の最高の贈り物。
 しかるに、我々は「泉」の三文字に苦労させられているばかりではないかと、自らを振り返りご同情申し上げる次第です。

 そこで、泉の句の作り方を、先週に引き続き正木ゆう子先生のNHK講座よりお教えします。
 応募の句の中から正木先生が添削された句例です。

 原句      泉より奥は道なき山の鳥
 添削ヒント・・視覚ばかりでなく
         泉より奥は道なき○○○

 原句      陽をちりぢりにして泉むすびけり
 添削ヒント・・素直な言葉でリズム良く
         ○陽をちりぢりにして泉○○

如何ですか? 私は成る程と思いました。 答えは後ほど。

※ 写真は養老の滝の近く養老神社の「菊水泉」です。この泉もお酒に変じたとか、しかし、ただの 冷たく美味しい清水でした。
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黴             愚足

2007-05-27 00:26:34 | Weblog
 ブログを書こうと食材図鑑を眺めていて黴食品に目が止った。
 小学校以来「黴」の効用については、その時々の先生が力説した。ペニシリンを筆頭に発酵食品の大活躍を生徒に力説するのだ。
 私自身も教師になって時に触れ「黴」の効用を力説したものだ。何故なんだろう? 教師は黴が好きだ。
 ところで俳人は?俳句で黴を詠んだ人があるだろうかとおもわず歳時記を開いて驚いた。
 夏の季語「黴」・・黴の宿、黴の家、黴の寺、黴の香、黴煙り、黴の花、黴畳、青黴、白黴、黒黴、麹黴、毛黴、・・・・
 黴は俳句にも大貢献。俳人は「黴」が大好き。

   懐紙もてバイブルの黴ぬぐふとは     飯田蛇笏
   美しき麹の黴の薄みどり         須藤菊子
   としよりの咀嚼つづくや黴の宿      山口誓子
   交響楽運命の黴拭きにけり        野見山朱鳥
   黴の香の中にいきいきナイフとぐ     加藤楸邨
   たらちねの母の御手なる黴のもの     中村汀女
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新横浜欅若葉のビュッフェ道   朱露

2007-05-26 08:24:15 | Weblog

  新横浜は新幹線の駅名に過ぎない空間。
  駅裏東横インに泊まり、ローソン食う。
  直線の欅並木を歩きビュッフェを思う。
  直線にぶつかるとビュッフェの重病人。

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”それ”ってなーに     鳥野

2007-05-25 08:58:05 | Weblog
つけ放しにしてあったNHKのラジオが面白いことを言っていました。

すでにご存知の方にはゴメンナサイ。

手毬うたの「あんたがたどこさ」

あんたがたどこさ、ひごさ、ひごどこさ、くまもとさ、
くまもとどこさ、せんばさ、と問答風に続きます。

せんばやまにはタヌキがおってさ、それをりょうしがてっぽでうってさ、にてさ、やいてさ、くってさ、
それを木の葉でちょいとかぶせ。(または、かくし)

 ここに飛躍と省略。「それを」のそれってなんだ?と、NHKの人は面白がっていました。

私も笑っちゃた。
答えはうふふっ。

俗謡とはいえ、しゃれていて奥ゆかしいよね。

  ・ この里に手毬つきつつ子どもらと遊ぶ春日は暮れずともよし
  
  ・ 霞立つ永き春日を子どもらと手毬つきつつこの日暮らしつ   良寛

毬つきは、遠い昔の遊びに成り果てました。
最後の一突きに勢いをつけて、背中に回した両手でちょいと受ける、懐かしいー。



 

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メールのことば2    麗

2007-05-24 09:34:55 | Weblog
驚愕の若者のケータイメール内ことば。

①乙

②桶

③裏山

これらは一体どんな意味でしょうか?

正解は。。。




①お疲れさま

②OK

③うらやましい

だそうです。漢字変換のなせる技ですが、私たちの世代には意味不明な暗号です。

小さな「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」の多用は甘えたな言語という気がしますが
「そうだねぃ」とか「やっほぉ」というように打つそうです。

♪や絵文字がないと「淋しい」「嫌われているのかな?」と行間を深読みする若者たち。

最後に「KY」とは何でしょう?

それは「空気が読めない」という意味の略語。
「空気を読む」というのは「その場の状況、雰囲気にあわせた言動」というこれまた若者のことば。
あまり口やかましく言って学生たちに「KYだねっ」といわれないようにします。
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揚羽蝶   遅足

2007-05-23 09:08:49 | Weblog

知らぬ間に庭に来る蝶が大きくなっています。
揚羽蝶の季節です。俳句では夏の季語になっています。
夏の蝶、梅雨の蝶、烏蝶とも。
梅雨の蝶なんて、ちょっと良いですね。

 夏の蝶高みより影おとしくる 久保田万太郎

揚羽蝶の仲間は、蜜柑など、柑橘類に卵を産みつけます。
それが春になるとイモムシに。
今年もブロッコリーの葉を穴だらけにしてくれました。
烏蝶のような真っ黒の蝶も美しいですが、
私は、アオスジアゲハ、ちょっと小型で可愛らしい蝶が好きです。
山道の真ん中で、小さな水溜まりがあると、
集団で水を飲んでいる姿を見ることも。

 若夏過ぎるや青すじ揚羽群なして 金子兜太

揚羽蝶を図案化した紋様は平家一門が使ったそうです。
のちに平氏を名乗った武将も揚羽蝶を家紋にしました。
織田家も平氏を名乗り、同じ家紋を用いたそうです。

 青すじを立てし揚羽と雨宿り  遅足



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