575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

山頭火の銅像の上春の虹   佐保子

2016-04-30 09:40:26 | Weblog
JR新山口駅前に山頭火の像があります。
そこに刻まれた句は

  まったく雲がない笠をぬぎ

作者の訪れた時は春のしぐれでした。
山頭火は虹の笠をかぶったようでした。

種田山頭火は、本名は種田正一、山口県の生まれです。
山頭火とは、変わった俳号です。
調べてみると、納音(なっちん)という暦から来ているとのこと。

師にあたる荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)の俳号も納音。
地より湧く水。勢いはないが汲めどもつきぬ豊かさがあるとの意。

では、山頭火とは?
山頂の火は弱く、燃え上がるが物を焼く力はない。
高邁(こうまい)ではあるが、力量が足りない、とか。
師に遠慮したんでしょうかね?
                  遅足
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残り火を育てて語るキャンプの夜   静荷

2016-04-29 20:21:46 | Weblog
火を見つめながらの語らいは良いものです。
残り火を育ててが、いい雰囲気。
(私、キャンプ歴30年)と、能登さん。

懐かしいキャンプの思い出。そんな日もありましたね。
残り火を育てるという表現がいいですね、と麗子さん。

立雄さんは、青春の残り火と読みました。

家族でキャンプに行った作者。火を囲みながらお喋りを。
若い人たちは眠ってしまいました。
人生のベテランたち、話が尽きることはありません。
小枝を投げ込んでは火を育てていきます。
今は火を使えないキャンプ場もあるとか。
煌々と明かりが灯され、昔のような闇は消えてしまったそうです。

           

沖縄から帰ってきました。  遅足



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水難の家系?    麗

2016-04-28 11:26:36 | Weblog
我が家はどうも水難の家系か、以前住んでいたマンションでも大型タンクから水が漏れ、階下のお宅にタオルをもってかけつけることになったり、これまでも多々水回りのトラブルが多いのです。

先月はお風呂の給湯器の修理を頼んだら、ねじの閉め方が悪かったのか夜中に水が噴き出し元栓からしめること2回。
そして昨夜、今度は洗面所の下の水道管が金属疲労で亀裂が入り水が噴き出し大変なことに。家中のタオルがぞうきんと化しました。

元栓から閉めるとトイレはもちろん水道から一滴も水が出なくなります。災害用に買ってあったペットボトルでなんとか一晩過ごしました。
どれも賞味期限は過ぎており改めて水の大切さを実感することに。ライフラインを奪われた
被災地のご苦労はいかばかりかと思いました。

先ほど、水道管が新しくなってシャーッと蛇口から水が出ました。思わず手を合わせました。本当にありがたいことです。当たり前の生活を大切に。そしてみなさんもペットボトルの賞味期限見て下さいね。

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火傷しつ独活楤の芽を形よく   晴代

2016-04-25 07:32:26 | Weblog
あつあつの天ぷらを、形よく盛りつける主婦の指。
プロかな?と麗子さん。
旬の味を楽しむ食生活。多少熱いのは我慢して。
日本人らしいライフ・スタイルに敬服しました、と郁子さん。

天ぷらを揚げる時には、手の甲に細かな油滴が。
ちょっとオーバーですが火傷しつ、と言ってみましたとのこと。
からりと形よく揚げ、形よく皿に盛り付ける。
主婦のプロですね。

今日から、ちょっと沖縄へ行ってきます。  遅足
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鶯餅志野は火色の皿のうえ   等

2016-04-24 19:36:08 | Weblog
志野焼は、独特の火色の生地に、白い釉薬が雪を思わせます。
室町時代の茶人・志野宗信が美濃で焼かせた茶器。
美濃地方で盛んに生産されていたそうです。
しかし江戸時代には一旦姿を消しました。
復活させたのが荒川豊蔵さん。再現に尽くし人間国宝に。

句会では等さんが志野焼のぐい呑みを披露。
鶯餅の色との取り合わせが美しいだろうな、と想像しました。

中七の「志野は火色の」は、巧みな表現。

  鶯餅志野の火色の皿の上

と、「の」にもできますが、「は」としたことで
色のコントラスがよりクリアーになっています。

                        

新入社員の時、荒川豊蔵さんの窯に取材に。
茶器に関する知識はゼロ。ちんぷんかんぷんでした。

                 遅足



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火の国の神よ怒りを鎮め給え   麗子

2016-04-23 09:25:33 | Weblog
大分に親戚が多いので心配です。早く収まってほしいです、と作者。

大自然の前には、人の力は小さなものです。
古代では痛切に感じされたことでしょう。
そんな時、ひとは祈りました。
歌も祈りから始まったという説もあります。

紀貫之は、古今集の序で、こう宣言しています。

  やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける(略)
  生きとし生きるもの、いづれか歌をよまざりける
  力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、
  男女のなかをもやはらげ、猛き武士の心をも慰むるは、歌なり

火の国の神よ怒りを鎮め給え、と祈る。歌の根源に根差す句です。

自由題にも、震災を詠んだ句です。

  大地裂く怒り何時まで春時雨   智恵

余震もまだおさまりません。
また、生活の再建の道のりは険しいものと想像されます。
全国から援助の手も・・・
私も、遠くからですが、応援しています。

          

地震学者によれば、内陸の断層地震のあとに
南海トラフの巨大地震がやってくるとか・・・
我が家の備えは心もとない限りです。   遅足




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4月句会の最終結果です。     遅足

2016-04-22 09:13:04 | Weblog
8人の出席でした。
会場の東鮨の庭ではツツジが満開。ネコや亀の姿も。
この庭も6月以降、取り壊されるそうです。
ごらんの結果となりました。

題詠「火」
①鶯餅志野は火色の皿のうえ(等)佐保子・遅足
②火の国の神よ怒りを鎮め給え(麗子)能登・等・亜子・郁子
③火傷しつ独活楤の芽を形よく(晴代)結宇・郁子・麗子
④残り火を育てて語るキャンプの夜(静荷)能登・結宇・すみ・等・麗子・立雄
⑤山頭火の銅像の上春の虹(佐保子)狗子
⑥七輪の青火に光る穴子かな(立雄)智恵・佐保子・結宇・遅足・すみ・静荷・麗子
⑦春灯や戦火逃れし蓄音機(亜子)佐保子・遅足・狗子・静荷・郁子・立雄
⑧海に海女海女小屋にいのちの火(遅足)等・亜子
⑨競演の火照り残して桜蕊(郁子)能登・晴代・静荷
⑩空に向け火炎を放つブナ若葉(能登)智恵・晴代・立雄
⑪広島に種火恥ずかし春ゆらぐ(結宇)すみ・亜子
⑫朝寝してやかん火にかけ極上の日(すみ)狗子
⑬火炙りの刑場の跡黒揚羽(狗子)智恵・晴代
⑭竹の子の鍋傾けてあぁIH(智恵)

自由題
①桜咲いて日本の春極まれり(静荷)すみ
②塗り替えし鯨に登る新園児(立雄)佐保子・遅足・すみ・等・郁子・麗子
③戻るかに見えて去りゆく花筏(亜子)智恵・能登・佐保子・結宇・狗子・静荷・晴代・麗子・立雄
④蜘蛛の巣に花びら四枚ゆれてをり(佐保子)能登
⑤養花天光背のなき観世音(遅足)佐保子・立雄
⑥桜人いろんな言語花盛(郁子)
⑦憂鬱はなきことにして紅しだれ(麗子)智恵・結宇・狗子・すみ・静荷・晴代・郁子
⑧純白(むく)に咲きその後は知らぬ白木蓮(能登)智恵・遅足・等・亜子
⑨幾年(いくとせ)過ぎ師の書に見(まみ)ゆ新学期(結宇)
⑩録画面何度見返す目借時(晴代)麗子
⑪穴出ずる蜥蜴に悲鳴火の女(等)狗子
⑫暗闇で浅蜊砂吐く伸びやかに(すみ)結宇・静荷・等・晴代・郁子
⑬大地裂く怒り何時まで春時雨(智恵)亜子・立雄
⑭村営の朽ちたバス停つばくらめ(狗子)能登・遅足・亜子

次回は5月18日(水)午後1時  東鮨
題詠は「蛇」。くちなわとも読みます。そうすると4字です。

東鮨が6月31日で一時営業をお休みにして、建て替えに入るそうです。
別の場所で営業を続けるかどうか?未定とのこと。
新しい会場を探す必要がありそうです。
地下鉄沿線でどこかありましたら、お教えください。遅足


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憂鬱はなきことにして紅しだれ    麗

2016-04-21 10:01:16 | Weblog
昨日の句会はまた頭痛で欠席してしまい残念でした。
この年になり毎日体調よく過ごすことの難しさを実感しています。
気がかりなことがあるとすぐ落ち込んでしまう性格なのですが、それはそれとして自然の中に身を置いたり、美しいものを見たり、楽しくおしゃべりしていると憂さは晴れていきますね。そんな気持ちを詠んでみました。
先日も郁子さんをお誘いして植物園に行きました。
まだしだれ桜が美しく咲いておりとても慰められました。

先日、従兄弟夫妻が横浜から名古屋に遊びに来てくれました。本丸御殿の檜と藤棚の香りにいやされたとのこと。
香りの「録香」が出来たらいいのにと言ってくれました。

いい香りは本当に一瞬で気持ちを変えてくれます。
友人がくれたハンドクリームも塗るたびに幸せな気持ちになります。そうやって小さな憂鬱の種をつぶしていくことにしましょう。
頭痛は快方に向かっています。ご心配頂きありがとうございました。

      藤の香を留めおきたし夕散歩   麗
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4月句会の投句が集まりました。

2016-04-20 09:03:29 | Weblog
14人から力作が集まりました。
季語ではない題詠です。
どんな結果が待っているでしょうか?

題詠「火」
①鶯餅志野は火色の皿のうえ
②火の国の神よ怒りを鎮め給え
③火傷しつ独活楤の芽を形よく
④残り火を育てて語るキャンプの夜
⑤山頭火の銅像の上春の虹
⑥七輪の青火に光る穴子かな
⑦春灯や戦火逃れし蓄音機
⑧海に海女海女小屋にいのちの火
⑨競演の火照り残して桜蕊
⑩空に向け火炎を放つブナ若葉
⑪広島に種火恥ずかし春ゆらぐ
⑫朝寝してやかん火にかけ極上の日
⑬火炙りの刑場の跡黒揚羽
⑭竹の子の鍋傾けてあぁIH

自由題
①桜咲いて日本の春極まれり
②塗り替えし鯨に登る新園児
③戻るかに見えて去りゆく花筏
④蜘蛛の巣に花びら四枚ゆれてをり
⑤養花天光背のなき観世音
⑥桜人いろんな言語花盛
⑦憂鬱はなきことにして紅しだれ
⑧純白(むく)に咲きその後は知らぬ白木蓮
⑨幾年(いくとせ)過ぎ師の書に見(まみ)ゆ新学期
⑩録画面何度見返す目借時
⑪穴出ずる蜥蜴に悲鳴火の女
⑫暗闇で浅蜊砂吐く伸びやかに
⑬大地裂く怒り何時まで春時雨
⑭村営の朽ちたバス停つばくらめ

        

写真はコバノミツバツツジです。
以前は里山のどこにで見かけた花です。
今は少なくなっています。
                遅足

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事故???

2016-04-19 12:26:55 | Weblog
散歩から帰った奥さん「ヘンなものが」と。
場所は、鏡が池通りに面した白い建物とのこと。
行ってみました。
事故?!

建物のなかに自動車が横転しています・・・
よく見ると、後ろの展示板に何か書いてあります。

 指導者の声は紙の擦れる音をかき消す程度には大きい

この建物、ギャラリーかな?、と思っていましたが、
こんなのは初めてです。
きっと何かメッセージがあるんでしょうね。

みなさんは何かを感じますか?

                    遅足


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