575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬座敷昔の雨戸の音の良き    静荷

2016年01月31日 | Weblog
街を歩いていても、瓦葺の家は、ほとんど姿を消しています。
あっても空家で、雨戸がぴっちりと閉まってまま。
昔は、朝になると、まず雨戸を開いて一日が始まりました。

一度へそ曲げると、にっちもさっちもいかなかった
雨戸に苦労しました、と智恵さん。

私も、戸袋に雨戸をしまっていくと、最後の一枚が入りません。
コツを覚えるまで一苦労したことを思い出しました。

心地よく開いていく雨戸。音の良き、と表現しました。
冬座敷を音で詠んだ句は少ないようです。

  雨音もひとつの調べ冬座敷  宮川みね子

            

今日は消防署で防災訓練。
タオル一枚とお湯100CC、ビニール袋を使った
体の拭き方などを習いました。
この他、ラサンラップを使った骨折の応急手当なども。
これが役に立たないことを祈っています。
                     遅足

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冬座敷背すじ伸ばして茶を運ぶ   佐保子

2016年01月30日 | Weblog
お座敷に来客。お盆にお茶をのせて運んでいきます。
和服を着て、冬の廊下を・・・。
緊張感もあって背筋も自然に伸びました。
来客は誰だったのでしょうか?
ひょっとしてお見合いの席でしょうか?

  絹擦れの近づきて座す冬座敷  鬼頭佳子

          

久しぶりに立雄さんのお宅を訪ねました。
15年ぶりでしょうか?数年前から緑内障に。
今では完全に失明されてしまいました。
右目の隅がかろうじて明暗を感ずる程度だそうです。

CDの歳時記を手に(いや耳にですね)投句は続行。
もう投句されただけでも、300句はあるはずです。
80歳になられたそうですが、顔色もよくお元気です。
天気がよければ、自転車を杖にして奥様と散歩と体操。
奥様の献身的な支えが印象的でした。

  自転車を杖と頼みて春隣  遅足

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火熾(おこ)せば昭和の匂ひ冬座敷   亜子

2016年01月29日 | Weblog
豆たんとか練炭とか、お祖母ちゃんが、
暖を絶やさなかった思い出があります、と智恵さん。

格式高い日本料理の老舗でしょうか。
これからすき焼きが始まるのか、炭火が赤々と。
あるいは、思い出の中の炭火でしょうか。
炭火を昭和の匂いと、言いとめたことに脱帽。

戦後まもなくの我が家では、炭を熾すには長男の仕事。
コンロに新聞紙、焚きつけの薪、炭をおき、マッチで火を点けます。
団扇で扇ぎますが、一度では、着火しません。
小さな火がつくと口をとがらせて、ふーふー、と。
やがて、パチパチと弾けて昭和の匂いが・・・

          

久しぶりの雨。
新聞の一面は「甘利経済再生相辞任」
説明責任は記者会見でという時代。
                   遅足

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母からの電話      麗

2016年01月28日 | Weblog
以前はよく母からとりとめもない電話がかかってきたものですが、去年、介護生活となってからは滅多にかかってこなくなりました。こちらからかけても出ないことが多く、
あれだけ話好きだったのになぁとちょっぴり淋しい気持ちにもなっていました。

そんな母から先週、突然電話がありました。

「あの~、あなたの俳句のお仲間の~短歌の上手な方の~赤ちゃんの手のひらをうたった短歌はどんなのだったかしら??」と。
突然のことに私もすぐには答えられなかったのですが、以前遅足さんが中日新聞の短歌の年間最優秀賞に輝きこのブログでも鳥野さんが紹介してくださったあの短歌です。


     生れ落ちこの世へひらく掌に雪の香はあり前の世の雪

認知症になった母の記憶にも残っていた短歌の断片。
切れ切れの記憶にも確実に残っていたことに感動を覚えました。

前世の記憶のようなはかなさも繊細さもあるすばらしいうたですね。

赤ちゃんは掌に幸せをつかんで生まれてくるけれど、手を開いた瞬間にそれが逃げていき、その逃げた幸せをまた掴まえるために生きていくというお話もあるとか。

冷えた掌が温かくなった母からの電話でした。

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日は奥に襖絵うかぶ冬座敷 晴代

2016年01月27日 | Weblog
我が家にも襖はありますが、無地です。
句の襖絵には、山水画が描かれているそうです。
日射しの長くなる冬。
気が付くと、襖絵の山水画が浮かび上がっています。
見慣れているものは、意外に見えていません。
視みれども見えず、です。
ささやかなことを詠む俳句ならではの世界です。

         

襖に描かれた絵といえば、名古屋城の本丸御殿の障壁画。
玄関は虎、他の部屋には、四季や、中国の故事にちなんだ絵が。
当時の最高の絵師たちが描き上げた傑作です。
春になったら、是非、一度見て下さい。(遅足)

  杉戸絵の松に日あたる冬座敷  今井松子
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床(とこ)の花ぽとりと落ちて冬座敷   能登

2016年01月26日 | Weblog
  一輪の活けられてをり冬座敷   柴田美佐子

床の間には、お客さんを迎える花が活けられています。
能登さんは、ぽとりと落ちた一瞬を詠んでいます。
椿の花でしょうか?

  落ちて朱の色濃き花弁冬座敷   今瀬剛一

花が落ちる、その前後は、読み手に任されています。
座敷には、誰もいなかったのでしょうか?
或は、客と主の二人がいたのでしょうか?
どんな話が交わされていたのでしょうか・・・
 
  直言の刃ずばりと冬座敷   小澤克己

  ながながと母の小言や冬座敷  杉江茂義

みなさんは、どんなドラマを想像されますか?

          

名古屋は氷点下1度でした。近所の屋根には雪が残っています。
今回の寒波の影響は沖縄ばかりでなく、台湾にも。
雪が降り、寒さで亡くなった方がでたということです。
この寒さ、峠は越えたようですが、まだまだ気はぬけません。
    
                   遅足

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形見着て濃茶まわせし冬座敷   智恵

2016年01月25日 | Weblog
若いころ、祖母のあつらえてくれた形見の着物を着て、
初釜の席に、と作者。
冬座敷という季語は、人生の節目節目の出来事を
思い出させてくれるようです。
形見という言葉が、冬座敷のぴんとした空気を表しています。

正式のお茶席では、お薄と濃茶の両方が出るとのこと。
とくに、濃茶は大切なお茶事だそうです。
何分、茶道には疎いのでググってみました。

濃茶の場合は「点てる」とは言わず「練る」そうです。
もともとは中国から薬として伝わったお茶。
その当時の飲み方が濃茶として続いています。

テレビで見ただけですが、ひとつの椀に入っているものを
飲みまわしていましたが、この飲み回しは、利休が始めたものと。

晴れ着を着て濃茶をまわす。
緊張していた作者の姿が目に浮かぶようです。
形見と冬座敷は相性がいいようです。

  冬座敷形見の品を広げたる  平居澪子

         のち

名古屋も寒い朝。氷点下4度でした。1センチの雪。

  雪景色正面にして冬座敷   遅足

 
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恋人を父に会わせる冬座敷   麗子

2016年01月24日 | Weblog
恋人を父親に会わせるということは、結婚への最後のステップ。
自分の選んだ人を、父親はどう思うのか?
一方の父。娘から話は聞いていますが・・・どんな男が現れるのか?
冬座敷に通された男性も緊張して・・・
男が男を評価する。緊張感が冬座敷の空気を表しているようです。

  正座して言葉慎む冬座敷  三代川玲子

         

手塩にかけて育てた娘。結婚して、離れてゆく。
父親としては、どんな思いが胸をよぎるのでしょう?
父の立場から読んでしまう年齢になってしまいました。
というか、もう祖父の年齢ですね。
と言っても私に娘はいませんでしたが・・・遅足


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冬座敷日矢は斜めに位につけり   等

2016年01月23日 | Weblog
日矢とは、雲間から太陽の光が地に射し込むこと。
その光線を矢に喩えた言葉です。

  ふりむかぬ大勢に射す春の日矢   桂 信子

位につく、とは、その場につくこと。場を占めること。
王位につく、と言われるように目上の人に使われます。

  山河はや冬かがやきて位につけり  飯田龍太

ともに俳句の世界で使われる言葉です。

冬の座敷に一条の光が矢のように射し込んでいる。
その光は、まさにあるべき場所を占めている。
内容は、誰でも見たことのある風景ですが、
表現に工夫のある句です。

         

この冬座敷は、犬山にある茶室の如庵だそうです。
如庵をつくったのは、織田信長の弟・織田有楽斎。
最初は、京都・建仁寺の塔頭・正伝院に。
明治維新になって東京の三井家に。
戦後に、名古屋鉄道によって現在の犬山にと、
歴史の激動を生き抜いてきた国宝です。

                  遅足

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1月句会の最終結果です。   遅足

2016年01月22日 | Weblog
初句会、7人の出席。
今回から、司会を遅足から郁子さんと麗子さんに替わって頂きました。
句会の楽しさの一つは、皆で読みを深めることにあります。
若い感覚で句を読み込んで下さい。
句会の結果です。

題詠「冬座敷」
①冬座敷日矢は斜めに位につけり(等)狗子・すみ・結宇・遅足・晴代・亜子・郁子
②恋人を父に会わせる冬座敷(麗子)能登
③形見着て濃茶まわせし冬座敷(智恵)佐保子・能登・麗子・立雄
④床(とこ)の花ぽとりと落ちて冬座敷(能登)狗子・立雄
⑤日は奥に襖絵うかぶ冬座敷(晴代)狗子・すみ
⑥火熾(おこ)せば昭和の匂ひ冬座敷(亜子)静荷・佐保子・智恵・等・晴代・郁子・立雄
⑦冬座敷背すじ伸ばして茶を運ぶ(佐保子)亜子
⑧冬座敷昔の雨戸の音の良き(静荷)智恵
⑨たまゆらを姉と弟冬座敷(遅足)麗子・等・郁子
⑩ぐうたらを遺影の睨む冬座敷(立雄)静荷・すみ・結宇・遅足・晴代
⑪唱ふるはハ行とワ行冬座敷(郁子)結宇
⑫冬座敷家人は吸わぬ煙草の香(すみ)静荷・佐保子・智恵・麗子・等・遅足・亜子
⑬賑(ニギ)はひは朝陽入る程冬座敷(結宇)
⑭妖怪も出ずらくなりし冬座敷(狗子)能登


自由題  
①ペダル漕ぐ耳の冷たさ痛みへと(すみ)遅足・晴代
②平和凧たぐり寄せたる細き糸(郁子)静荷・佐保子・能登・智恵・狗子・麗子・等・遅足・亜子・立雄
③ふるさとの豆餅どさり甥の文(立雄)すみ
④冬の虫不老長寿の夢の中(遅足)狗子・結宇・立雄
⑤悪声を以て御慶や初烏(静荷)佐保子・すみ・麗子・等・結宇・亜子・郁子・立雄
⑥寄る辺なき民にも昇れ初日の出(亜子)静荷・能登・等・晴代
⑦七草や正義大義を切り刻む(佐保子)能登・智恵・狗子・結宇・遅足・晴代・郁子
⑧買い初めや野菜いずれも丸々と(晴代)
⑨会話止み炭はぜる音しばし聞く(能登)静荷・佐保子・智恵・すみ・郁子
⑩涙する父の背中撫でて冬日向(智恵)亜子
⑪初空に平穏無事を祈りけり(麗子)
⑫五郎丸の翔べのサインや初雀(等)麗子
⑬釣り人に雁の対面(タイメ)や初日の出(結宇)
⑭梅探す望遠カメラの重さかな(狗子)


次回は2月17日(水)午後1時  東鮓
題詠は「ほうれん草」です。


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雪景色の初句会    麗

2016年01月21日 | Weblog
今年の初句会。明け方からの大雪でお休みの方も多く、足元に気を遣いながらの道中となりました。
奥の冬座敷の句会ではなく、手前のいす席での初句会。司会も若返りをということで郁子さんがつとめられました。

では寸評です。

1,格調高い一句。「位につけり」という下五で見事一位につけました!
2,結婚前、父に初めて恋人を紹介するために家に呼びました。思い出の一句。
3,おばあさまの形見の着物を着てお茶会に出席。温かい気持ちに。
4,「ぽとりと落ちて」を変えればという意見あり。どこかはりつめた心情。
5,襖絵は中国の山水画だったとのこと。
6,火熾し談義に花が咲きました。この漢字を書くことも知りました。昭和は遠くなり。
7,冷たい廊下をしずしずとお茶を運ぶ緊張感。
8,字余りが少し気になるとの声あり。雨戸も遠くなりにけり。
9,たまゆらは玉響と書くそうです。しばしの間、姉と弟はどんな話を?相続か介護か?
10,ユーモラスが一句。自戒の念?遺影は威厳がありますね。
11,となうると読みます。お経かと思いきや、滑舌の練習。でもハ行とワ行の奥には「平和」が織り込まれていました!
12,家人の吸わない煙草には敏感になります。不倫の句と詠んだ人も!
13,お正月に冬座敷はにぎわい明るくなります。
14,座敷童の出るような闇はなくなったのか?お座敷がないと、出るに出られない妖怪は。

自由句では郁子さんの

平和凧たぐり寄せたる細き糸

がトップ賞でした。細い糸をたぐり寄せて今年も世界中、平和な世の中が続きますように。

来月は「ほうれん草」ポパイになって詠みましょう!
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初句会の句が集りました。  遅足

2016年01月20日 | Weblog
題詠は「冬座敷」です。

題詠
①冬座敷日矢は斜めに位につけり
②恋人を父に会わせる冬座敷
③形見着て濃茶まわせし冬座敷
④床(とこ)の花ぽとりと落ちて冬座敷
⑤日は奥に襖絵うかぶ冬座敷
⑥火熾(おこ)せば昭和の匂ひ冬座敷
⑦冬座敷背すじ伸ばして茶を運ぶ
⑧冬座敷昔の雨戸の音の良き
⑨たまゆらを姉と弟冬座敷
⑩ぐうたらを遺影の睨む冬座敷
⑪唱ふるはハ行とワ行冬座敷
⑫冬座敷家人は吸わぬ煙草の香
⑬賑(ニギ)はひは朝陽入る程冬座敷
⑭妖怪も出ずらくなりし冬座敷


自由題  
①ペダル漕ぐ耳の冷たさ痛みへと
②平和凧たぐり寄せたる細き糸
③ふるさとの豆餅どさり甥の文
④冬の虫不老長寿の夢の中
⑤悪声を以て御慶や初烏
⑥寄る辺なき民にも昇れ初日の出
⑦七草や正義大義を切り刻む
⑧買い初めや野菜いずれも丸々と
⑨会話止み炭はぜる音しばし聞く
⑩涙する父の背中撫でて冬日向
⑪初空に平穏無事を祈りけり
⑫五郎丸の翔べのサインや初雀
⑬釣り人に雁の対面(タイメ)や初日の出
⑭梅探す望遠カメラの重さかな

        のち

朝、カーテンを開いたら、一面真っ白。
予報通りでした。長靴を履いてお医者さんへ。
帰りは青空。歩いて家まで。

  雪溶けて貌取り戻すわが街を大きく包む青空のあり









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謡初(うたいぞめ)後期高齢者を揃え   遅足

2016年01月19日 | Weblog
昨日は初謡でした。私は「箙(えびら)」のワキの僧の役です。
最初にこう謡います。

  春を心のしるべにて。春を心のしるべにて。
  憂からぬ旅に出でうよ。

能は、歌あり、台詞あり、笛・鼓などの音楽あり、
地謡というコーラスありという総合芸術。
謡曲は、衣装や面をつけず、お囃子もない素謡です。

箙のシテは、源氏の梶原源太景季。
箙に、梅の花をさして一の谷の戦いに出陣した若武者。
舞台では、幽霊となって現れた景季が戦の模様を再現、
僧の供養を受けて消えていきます。

世阿弥のつくった能には、平家物語や源氏物語などの人物が
シテという演目が多くあります。
語りや絵巻物などでしか知らなかった人物が
目の前の舞台に現れたので、びっくりしたことでしょう。

        

それから650年。
現在、古典芸能となった能を支えているのは後期高齢者です。
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雲龍を仰ぎて息を白くする   遅足

2016年01月18日 | Weblog
京都・妙心寺の法堂(はっとう)の天井画を見てきました。
直径16メートルの円のなかに描かれた雲龍の絵です。
法堂は、住持が仏に代わって仏教を説くところ。
龍は、そこを守護する役割を果たしているそうです。

絵の隅には「探幽法眼守信筆」と記されていました。
江戸時代の狩野派の巨匠・探幽です。

360度。どこから見ても、絵になっています。
八方睨みの龍と言われる由縁でしょうか。
何処にいても見られているようです。
首が痛くなってしまいました。   

          

龍は、想像上の生きもの。
探幽は、角は鹿、鱗は鯉、爪は鷹など、
実在の動物をコラージュして描き上げています。

夢も荒唐無稽ですが、断片は事実から出来ています。
龍も夢と同じ人間の想像力の素晴らしさと限界を
教えてくれます。
(撮影は禁止。写真はパンフレットからです)

  龍天にのぼる遥かに父母の国

(龍天に登る、は春の季語です)
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南天の頭を垂るる赤さかな  遅足

2016年01月17日 | Weblog
庭に、南天の木が数本あります。
冬になると赤い実を沢山つけてくれます。
この実は、鵯の冬の食べものでもあるようです。
例年ならば1月に入ると無くなっています。
しかし今年は、まだまだ残っています。
きっと他にもっと美味しものがあるのでしょう。
これも暖冬の影響でしょうか・・・

今朝、見たらかなり実が数が減っていました。

  南天の実のあかあかと家古ぶ   高松文月

        

これから天気は下り坂。太平洋側でも雪の予報も。
明日は初謡。声がでるのか?心配です。

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