575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ネコにひかれて   鳥野

2013-04-30 17:37:08 | Weblog
今ここに、持ち重りのする一冊があります。
「日めくり猫句」石寒太。
俳句には全く関心の無かったワタシめを、
句の境地に引き込もうと、目論んだ先輩
からの贈り物でした。

ネコ好きを見越しての作戦、まんまと嵌っ
て、何時の間にか、俳句の界に分け入って
いました。

縁の無かった歳時記を開く楽しみも生まれ、
お仲間もも増えて、結構尽くめ。と言うも
のの超高齢の手習い、どうなりますことや
ら。

石寒太は365句の中から、3句を裏表紙に選
び出しています。

 ・ 百代の過客しんがりに猫の仔も
               加藤楸邨

 ・ 恋猫の恋する猫で押し通す
               永田耕衣

 ・ 月のこと問はれてをりぬ猫の声
               楢崎 京
            
               


コメント (1)

春惜しむ仔象は短き鼻のばし     佐保子

2013-04-29 09:37:45 | Weblog
甘えっ子の仔像もやっぱり鼻振って。春うらら、と鳥野さん。
取り合わせは、奇抜な感じですが、最近生まれた子象でしょうね。
外へでるのを嫌がってるとかのニュースを見ましたが・・・、と結宇さん。

東山動物園のインド象の子供が誕生しました。
最初は母親から離れようとしなかった仔象です。
今は体も大きく鼻もながくなってきています。
仔象も短い鼻を精一杯のばして、初めての春を惜しんでいるのかも・・・
すくすく育っているとか。

この連休、たくさんの親子連れが押しかけていることでしょうね。
一度、見に行きたいと思っていますが、なかなか腰が重くて・・・
春も終ってしまそう。

                          遅足

コメント

惜春の鳥のかたちをして眠る    遅足

2013-04-28 09:06:12 | Weblog
背中の羽毛に首を埋めて熟睡。思うだに快眠です、と鳥野さん。

鳥の鳴き声は2種類あるそうです。
年中鳴いているのが地鳴き。そして、オスがメスに結婚を申し込む囀り。
囀りの上手なオスのほうが、メスにもてるそうです。
囀りの季節ももう終りに近づく夜。春を惜しんで眠る小鳥。
そんな鳥となってみたいという思いがあるのでしょうね。
地上に縛り付けられた運命を逃れたい。
夢の世界で自由に、という潜在的な願望かも。

歌会である方が「分からない歌は相聞だと思え」と。
確かに相聞と思って読み直すと納得する歌もあります。
句の場合もどうでしょう?

コメント

一樹にて一山を統(す)ぶ山桜    遅足

2013-04-27 09:54:49 | Weblog
古都の旅、今回は比叡山にのぼってきました。
まず、京阪電車で出町柳から叡山口まで。
ここでケーブルカーに乗換えます。中国人留学生と乗り合わせました。
卒業したら、しばらく日本で働きたいと、話し合っていました。
とても礼儀正しい人たちで、私たち夫婦に席を譲ってくれました。

麓では、新緑だったモミジ。
高度をあげて行くに連れて季節は逆戻り。
終点ちかくになると赤い新芽に変ります。
さらにロープウェーに乗換え、標高800米の山頂に。
肌寒いくらいです。丁度、山桜が咲いていました。
春が始まったばかりです。
フラワーガーデンを楽しんだ後、根本中堂に参拝。
礼拝するところに電気カーペットという21世紀の暖かい心遣いも。

 世の中に山てふ山は多かれど山とは比叡のみ山をぞいふ  慈鎮和尚

古来、数多の秀才たちが、比叡山にのぼり、中国の新しい宗教・文化を学びました。
山頂に立てば、大空の下、青い山々が連なり、東には琵琶湖、西には京の町が。
宇宙と一体化した自己をイメージ出来ます。
新しい世界観を学ぶには、これ以上の場所はないでしょう。
やがて、思想上の革新を遂げた僧のなかから、再び都へ降りていくものも現れます。
法然であり、親鸞でした。
数多くの僧が仏教を広め、衆生を救わんとした時代があったんですね。
現代の大学もあんな空間にあったら・・・と思いました。

帰りはバスで一気に下山しました。
(写真は根本中堂の山桜です。)



   

コメント

春なれやという間の春を惜しむころ   静荷

2013-04-27 09:41:57 | Weblog
何時から春は始まったのか?何時終るの?
季節の変わり目は、案外分かりにくいものです。
毎年、暦通りには行きません。
しかし、確実に季節は変っていきます。
そしてある時、ああ、春は終ったのだ、と得心します。
春が来て流れていく。
ゆったりとした575のリズムのなかに表現した句だと思いました。

この句から人生を読み取った方もいます。
若いと思っているうちに、もう・・・・・と。
人生の春も短いものかも。
いやいや、青春と思えば、いつも青春かも。

                     遅足
コメント

ああ球児砂を袋へ春惜しむ     立雄

2013-04-26 09:07:19 | Weblog
「春」には、自然の移り変わりとしての春という本来の意味の他に、
人生としての春、という使われ方があります。
この句の場合は後者のニュアンスが濃いですね。
作者は、球児に、自分の青春を重ねているのでしょう。

甲子園の砂は、青春の記念として大切なものなのでしょうが・・・
持ち帰ってからどうするんでしょうね?

第85回の春の高校野球は浦和学院が優勝しました。
第一回は、なんと名古屋市で開催されているんですね。
場所は、八事に近い山本球場でした。
この時は高松商業が優勝しています。
次回からは甲子園に移って、すっかり春の風物詩になっています。
名古屋人としては、ちょっと残念・・・
野球場のあった場所、今はマンションになっています。

                         遅足

湖北に桜を求めていきましたが、ソメイヨシノはもう終っていました。
その代わりに琵琶湖にはバンが群になって泳いでいました。


コメント

桃紅   麗

2013-04-25 08:11:42 | Weblog
先日、関市立篠田桃紅美術空間に行って来ました。

篠田桃紅さんは1913年のお生まれ、100歳の現役の墨象作家です。
書家として出発しリトグラフ、エッセイ、写真とさまざまな創作活動をしてこられました。
今、岐阜市内の4つの美術館で「百の譜」(もものふ)と題して年代毎に作品が展示されています。

私が行った関市立篠田桃紅美術空間は1990年からの歩みが見られました。
墨を使った作品が多いかと思っていましたが最新作「百」などは金地に銀泥といった輝きのある大作。30点くらいのシンプルでしかし深い抽象作品が堪能出来ました。
老いてますます輝きを増すとはこのことだと深く感じ入りました。

ここはなんと関市役所の7階に設けられた美術空間。ゴールデンウィーク、近場でおすすめのポイントです。

ちなみに書家のお父様のふるさとが美濃で、美濃和紙と墨を愛した親子です。
コメント

今度はゴキブリ   鳥野

2013-04-23 11:01:49 | Weblog
このところ、恐竜がブームなのでしょうか。身近で
イベントなども計画されているようです。
そこで、年寄りの「恐竜恋い」は、一旦休止。同じ
く、化石生物の「ゴキブリ」に目を向けることに。
彼らの発生は早く、3億年前の古生代から命を繋い
で来ました。
その能力が凄い。時速320キロで駆け、体高の5
0倍を飛び上がり、飲まず食わずで30日、触覚と
尾毛で暗闇も平気・・・。

思えば、亡きネコは、ゴキブリが好敵手で、1ぴき
発見すれば、大歓迎。相手になり、とことん追いつ
めて、挙句に逃げられ、嗚呼。

不潔、不気味と人類に嫌われて億年。光沢のある羽
色は衰えていません。

 ・ ショコラよりなおショコラ色ゴキ走る 鳥野
コメント

古都の寺夜を灯して春惜しむ    亜子

2013-04-22 09:27:47 | Weblog
春の夜らしい雰囲気。行灯か何かの灯でしょうか?いいですね、と結宇さん。

選句は、ある意味で、句をどのように読むのか?を競うものかも知れません。
この句のように完成された句の場合は、書かれていない部分をどう読み取るのか?

晴代さんは、この句から桜を感じたそうです。
私はライトアップされた寺の伽藍などを思い出しました。
つまり文字のままにしか読めなかったわけです。

読み手の経験の蓄積と句がスパークした時に、句が立ち上がってくる。
素晴らしい読みが生まれるのでしょうね。
教えられることの多い句会でした。

今日から古都に行って、春を惜しんできます。
湖北を廻ってみます。桜がまだ見られるでしょうか?

                    遅足



コメント

緑陰の風に句集をまかせつつ     遅足

2013-04-21 09:10:48 | Weblog
気持ちのよい季節。
時々、庭に寝転んでいます。

いろいろな蝶が姿を見せてくれます。
どうも気に入った植物があるためのようです。
揚羽蝶はみかんの木。
あおすじ揚羽は楠。
紋白蝶は大根の花。
豹紋蝶はパンジーやすみれ。

自転車のタイヤに蛹をみつけました。
きっと豹紋蝶だと思います。

蜆蝶はなんの花を探しているのでしょう?






コメント