575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ハナミズキ 草女

2010-04-30 20:58:48 | Weblog
 昭和区塩付け通りの街路樹はハナミズキであり、今花盛りである。余りの美しさにどこまで続くのかと走ってみた。ピンクや白と色は変わるが、瑞穂グランドまで続く。
 それ以上は時間の都合でいかなかったが、この花の下を通るとき、必ず思いだす歌がある。小椋佳の くぐりぬけた花水木 という曲。調べてみたら道草というアルバム(1976)にあった。「その花の道を来る人の明るい顔の不思議さにくぐりぬけてみた花水木・・・敷きつめた花のやさしにこんな場所なら君を今 すぐにでも呼びたい花水木」でも当時花水木という花が分からなかった。今ほど植えられていなかったと思う。

 1912年当時の東京市からワシントンD、Cに贈ったソメイヨシノの返礼として1915年に贈られたのが始まり。実は検疫に引っ掛かり何度か挑戦してやっと成功したのだ。
 1989年、名古屋市制100年を記念して昭和区の木、昭和区の花を投票で決めた。
ハナミズキ 820票、ヒマラヤシーダ 210票と2位を大きく引きさなしてハナミズキに決定もし私が投票するとしたら、当時ハナミズキを選ぶことができたであろうか。良い選択をしてくれた人々に感謝したい。秋になれば、暗紅色の紅葉も落ち着きがあり、上を向いて赤く色づく実も可愛い。なお、千種区の木もハナミズキだそうだ。おまけ、昭和区の花はハナショウブとのこと。
 この木は、北アメリカ産のミズキ科ミズキ属の落葉小高木で、日本産のヤマボウシににている。どちらも花びらに見えるのは総苞片で本当の花はその真ん中の緑色の部分果実は大きく違い、ハナミズキの実は食べることができないが、ヤマボウシのは10月頃赤く熟しおいしい。
 100年近い年月を経てすっかり日本の樹になったハナミズキ。サクラの返礼に選
んでくれた人々にも感謝して今日のこの花の下を潜り抜ける。
  

★こんな美しい花なのに季語にありません。どうしてですかね?
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滴りは奈良を下りて濁世まで   朱露

2010-04-30 09:08:15 | Weblog

     雨上がりの朝赤岩寺から落ちる雨水。
     朝倉川へ行きつく前に我が家へ寄る。
     さあ一句と待ち構えている早起き爺。
     「滴り」は夏の季語と知りにんまり。

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画家のことば    麗

2010-04-29 20:11:10 | Weblog
先日メナード美術館で熊谷守一の絵に出会いました。
シンプルで飾り気のない油絵が気に入り、
ネットで調べてみると
なんと岐阜県付知の出身で地元に「熊谷守一記念館」があるとわかり
行って来ました。

熊谷さんの好きなものは「極早春の山の木の芽、野草野鳥、刀、鍛冶や、たき火」
などなど。。
勝手な感覚ですが熊谷さんの絵には俳句の世界と共通する明快さがあります。
風変わりな生活ぶりも気取らない容貌も魅力いっぱい。97歳まで絵筆をとりました。

ドライブがてら是非出かけてみて下さい。
「絵でも字でもうまく書こうなんてとんでもないこと」とおっしゃる言葉も耳の痛い話です。
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山清水幾つかの音見え隠れ     朱露

2010-04-29 09:31:14 | Weblog


      雨上がりの午後赤岩寺を歩く。
      山桜は散ったが八重桜は爛熟。
      水音が激しいのは午前の雨だ。
      この水を抱えては山は保たぬ。

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靴紐を結ぶ中年いぬふぐり   遅足

2010-04-28 09:35:05 | Weblog
船団の朝倉ドクターの診断です。

中年といぬふぐり、好みが分かれそうとは思いましたが、
私は、中年さんが少し可愛く思えまして頂きました。
中年だって(そういう私もその年代にさしかかっていますが)
靴紐もほどけるし、
いぬふぐりの咲いているところで、中腰になって結ぶんだよ、
という景を、優しく見たいと思うのです。
傲慢かもしれませんが、そんな優しい視線で読める句ではないでしょうか。
「いぬふぐり」が絶妙なのでしょう。
幼少のころの気持ちを思い出すからです。

 ありがとうございます。


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蛍烏賊の目玉くり抜く可否を問う    朱露

2010-04-28 09:26:48 | Weblog

         食べるのに目玉が邪魔だという発想。
         寝かされて目玉を吸い取られる烏賊。
         歯に当るあの目玉が蛍烏賊を食う証。
         関係者に言う、可否を全国に問う事。

           

       「螢烏賊目玉刳り貫機」の、珍妙にして
       残酷な機械を見た!

 
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タンポポふわふわ  鳥野

2010-04-27 16:27:36 | Weblog
4月の定例句会に、・ たんぽぽの絮に追いつく三輪車(晴代)の句が出て好評でした。

やさしく暖かな景が浮かびます。

追いついて、その後は? 幼子の肩に止まったのか、三輪車のハンドルに乗ったのか、
いずこかへ運ばれて、縁があれば命の継承です。

昨年のとある絵画展に、丹念に描かれたタンポポの冠毛の絵が出品されていました。

夫君に逝かれた悲しみに耐えて、完成させた作品という。

「これはわたしの鎮魂歌です」と聞きましたが、この絵からも命の継承への祈願を受け取りました。

春に先駆けて開く鮮烈な黄。花は子供の素朴な遊び相手になり、花が終われば綿穂になって風まかせ。

その自在さ故にあの小花が、だれからも愛されるのでしょう。

 ・ 幽明を往き来する術あるごとく蒲公英の絮ふわふわと飛ぶ

                         鳥野
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俳句:結社とは       ぐ

2010-04-26 12:41:20 | Weblog
 俳句の世界にも家元制度が有るのか?

俳句結社というのがそれかもしれない。

 1980年代後半から、結社の時代になったそうだ。

 結社とは同じ俳句理念を一つにする人々が、俳句雑誌を出す目的で、主宰者を中心に集まった団体。

 今やその勢力は大変なもので、俳句年鑑によれば公式には八百数十社を数え、さらに掲載されていないものを数えると一千になるそうである。

 代表的な結社は、白露・狩・海程・風花・未来図・藍生・百鳥・鷹・炎環・萌・かたばみ・かつらぎ・蕗・古志・雉・遠矢・海霧灯・にれ・白魚火・ホトトギス・母港・・・・

 遅ればせながら。結社でも立ち上げるか!!!!!!

しかし俳句理念を考えねば???????
 
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短夜や仲代達矢側へ来る     朱露

2010-04-26 09:45:43 | Weblog

      明け方のラジオで仲代さんが出現。
      二年先輩でご苦労も成果も大変だ。
      寝たフリをして聴き耳だけ立てる。
      七十七の俳優の声をマネしてみる。

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夏来たる沖縄の側に居る如き   朱露

2010-04-26 09:40:44 | Weblog

        沖縄と言えば島袋さんを思い出す。
        島袋さんしか沖縄との接点がない。
        大昔秦野市の療養所にいた僚友だ。
        三ヶ月話を交わしたことがない人。

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