徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和6年8月8日、木曜日、晴れ)

2024年08月09日 | 日記
  朝、起きてテレビをつけたら、今日は男子卓球の準決勝を放送していた。日本がスウェーデンに大逆転負け。 まさか、まさかの張本が敗れる。3位決定戦では頑張ってほしい。
  
  
   今日も日の出はきれいだ。

  今日は夕方、カミさんが来るというので部屋の掃除や宅配便を待つ。宅配便からメールが来て荷物の配達が遅れております。配達時間は午後2時から4時となりますと。仕方がないので、昼寝もせずに待つことにした。
  午後1時からNHKBSでハリソン・フォード主演の『インディージョーンズ 魔宮の伝説』を観ることにした。実は先日、熱海図書館で借りてきた飯田真紀著『広東語の世界 華南が育んだグローバル中国語』(中公新書、2024年、6月刊)にこの映画に出てくる子役のキー・ホイ・クアンのことが書かれていたからだ。『朝日新聞』の書評に出ていたので、熱海図書館には入っているわけがなかろうと思ったが、一応念のため検索したらヒットしたので借りたのだ。ちなみに、購入予算の少ない熱海図書館で新刊書がこんなに早く蔵書になることは大変珍しいことなのだ。こんな本は外国語に興味がある人以外はなかなか借り手はいないだろうに。さてさて、それでショート役のキー・ホイ・クアンは中国系ベトナム人で香港に移民してそれから米国に渡ったのだそうだ。つまり、ベトナムには多くの華南からの移民が多く、広東語が母語だということなのだ。中国語はマンダリンとか普通語、北京語と呼ばれるが、世界に散った中国系移民の使用言語は広東語が多いのだそうだ。そんなわけで映画を観た。この映画は上海からヒマラヤ上空を通ってインドに落ちるという破天荒なアドベンチャー映画だが、撮影地は上海のホテルはマカオで、インドの場面はスリランカで撮影されたもので、インドの場面では村人の話す言葉がヒンディー語ではなくスリランカの言葉のシンハラ語なので「なんなんだ?この映画は!」と思ったものだ。インドの宮殿の晩餐会では猿の脳みそスープが出てきたり、ゴキブリが出てきたりとインドでは到底あり得ないストーリーなのでインド政府は撮影を許可しなかったとか。代わりにスリランカ政府はこれを許可したので現地採用のエキストラの村人が話す言葉がシンハラ語というわけだ。1984年だかに制作された映画で、映画を観る人はどうせシンハラ語とはわからんだろうという「よくある異国を場面にした」映画だ。映画の最後に洞窟から脱出するためにトロッコで激走し、水攻めにあってたどり着いた出口は断崖絶壁。場所はスリランカのビクトリアダムだとか。エンドロールに協力スリランカ政府と出る。まあ、ワタシの説明はいつもいい加減だから、間違っていたらゴメンなさいだ。ただ、キー・ホイ・クアンは2023年にオスカーを受賞している。この時のプレゼンターはハリソン・フォードで感動ものだ。キー・ホイ・クアンのスピーチはYoutubeで検索するとみることができる。このスピーチも感動ものだ。オスカーを受賞した出演作品の『エブリシング・エブリウエア・オール・アト・ワンス』を観たくなった。てなわけで2時間54分の映画を観て、Youtubeを観ても宅配便が届かない。やっと4時過ぎに宅配便が届いた。東京の昨日の豪雨で遅くなったのかと訊くと、お盆時期で荷物が増えて配達が間に合わないのだそうだ。

    
     結局、どこにも出かけられないでいたら、4時43分に九州日向灘で大地震発生だ。
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