徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと クアラルンプル非日乗(平成30年2月28日、水曜日、晴れのち夕方雷雨)

2018年03月01日 | マレーシア・シンガポール
  数日前、「Yahoo」のニュースにインド映画の有名女優シュリデービーが
  滞在先のドバイで急死したとの記事が載っていた。
  彼女は日本でも上映された『マダム・イン・ニューヨーク』の主演女優として知られていた。
  54歳の若さでの死にインドでは相当の話題となっているはずである。
  とさっそく、Youtubeで検索すると、彼女の死についてのニュース映像や
  彼女の死に関連する映像が大量にアップされいた。
         
         ドバイで発行された「死亡証明書」などや、知人のプライベートジェットで
         ムンバイまで運ばれることや
         ムンバイに駆け付ける有名俳優やら女優などの映像やら。
         インドでは「ボリウッド俳優」とは国民的スターなのだ。
     そして、カファン(死装束)に包まれた死顔やら、
     荼毘に付されている模様やらもYoutubeに流されている。
     このあたりは民族性と文化の違いがあるから、このワタシのブログにも載せない。
     見たい人はYoutubeでsrideviと打ち込んで検索すればよい。

  ところで、今朝も3時半に目が覚めてしまった。
  ワタシの部屋の向かい側は
         
         サービス・アパートメントだ。(写真は日中に撮影したもの)
         日中も夜もほとんど人影がない。
         数日前までは夕方になるとチラホラと部屋の灯りが見えたが・・・・。
         3LDKとか4LDKで1泊1万5千円くらいするから、
         そうそう人が借りるわけがないと思うのだがね~~~~。
         ワタシもクアラルンプルではサービス・アパートを借りようと
         思ったことがあるが、ひとりじゃ~価格が高すぎるし、
         部屋が広すぎるので、ホテルにしたのだ。

   今日のホリディーイン・エクスプレスの
         
          朝飯。
          食堂は冷房が効いて寒すぎる。食事の滞在時間を減らすため
          回転をよくするため冷房を強めにしているのか?!
     朝食後、部屋に戻ってテレビをつけてみると
         
         スポーツ・チャンネルで「ジュビロ磐田対川崎フロンターレ」の試合を
         放映していた。もちろん、英語でだ。
         このホテルはNHKの衛星放送は入らない。

    今日の予定は午前中にクアラルンプル・シティー・ギャラリーまで歩いて行くことだ。
    約3キロの道のりだ。
    今日、あと5千歩歩くと、今月の歩数は25万歩(170キロ)という
    スマホ買って以来の新記録を達成するのだ。
    寒い日本では「出不精」になって「デブ」になるのだが・・・・
    暑くても
        「歩くど~~~~~!」
        「そだね」(笑)

    シティー・ギャラリーの脇のスペースでは
         
         なにかイベントが行われていたが
    見向きもせずに、まずは、ギャラリーに入った。
    入場料は5リンギットだが、バウチャー5リンギットも一緒に買わされるので
    10リンギット(300円)を払わなければならない。
    ギャラリーにはクアラルンプルの昔と今と未来を予測する展示物が
         
         写真パネルやミニチュア模型で展示されている。
         
         錫ってこうやって露天堀りだったんだね~~~。
         
         昔のクアラルンプルの町並み
         
         未来のクアラルンプルは今以上の高層ビルが林立し
         
         2018年、つまり今年完成予定なのがThe Exchange 106という名前の
         ビルで高さが492メートルだそうだ。
         そして2020年にはMerdeka PNB ビルというのが完成予定で
         高さが630メートルだそうだ。
         このマレーシアの「未来」を見ると、なんだか、シンガポールや
         香港などを連想させるし、物価が安くて住みやすい街から物価が高くて
         住みにくい街に変わりそうだな~~~と思ってしまう。
    ギャラリーはそのまま土産売り場に続いており、さっき買わされた5リンギットの
    バウチャーで何かを買わなければならないシステムになっている。
    それも5リンギットで買える土産ものや飲みものはないので、プラスの出費を
    強いるようにできている。
    5リンギット分のバウチャーを捨てるものイヤなので3リンギット足して
    コーヒーを飲んだ。つまりコーヒーが8リンギットもするなんて、
    「ア~~タ、高いんじゃないの?」と言いたくなる。
    図書コーナーもあったので、ワタシはサンプル本を見て時間を潰した。
         
          日本占領下のクアラルンプルの事が書かれた歴史本。
    外に出てみると、さっきのイベント会場でなにかやっているので行ってみると、
    テントの中には食事コーナーもあって、なんだか招待客だか関係者が
    食事をしている。
    春節衣装を着たお姉さんがワタシにミカンをくれた。
    ステージの前の小さなスペースでは
         
         マレーシアの民族舞踊などが行われていた。
         
        今日は「春節」の特別イベントのようなのだ。
        テーブル席には観光協会やら後援団体のお偉方やら大使館筋やらが
        座って、昼食を食べながらイベントに参加しているようだ。
        「立喰い」コーナーにも人が多くいるが観光客らしき人がいないので
        入っちゃいけないところだったのかな~~~と、
        結局、なにも食べ物に手を出さず、イベント会場から出た。
     後で、スマホで撮った写真を見たら、
    「オール・ツーリスト・アー・ウエルカム」って看板に書いてあったじゃないか!
     食べもの無料だったんだ~~~!(笑)
     会場の外にはいつのまにか
         
         クラシック・カーが勢ぞろいし、これから、このあたりをパレードするのだ
         ろうね~~~。
     ワタシはこの後、道の向かい側にある国立テキスタイル博物館に立ち寄り
         
     セントラル・マーケット
         
         の中を徘徊し
         
         なんでも、マレーシア土産には「なまこ石鹸」が流行っているそうで
         日本の女性誌や旅雑誌に取りあげられている記事のコピーなど
         貼ってアピールしている。
         若い日本人女性が2・3人でガイドブックを持って
         「あ~~っ、これ!これ!」なんて声をあげている。
    セントラル・マーケットを出ると、そこは
         
         絵描きさんの「芸術ブース」があって、注文の写真を見ながら
         絵を描いている。
    そろそろ、ホテルに戻ろうとして、そうだ、ネパール食堂という看板があったな~?と    
    ネパール食堂に立ち寄ることにした。
    狭い階段を登って行くと、薄暗い広い食堂があった。
    ランチタイム時間が過ぎているからだろうか、もともと客が少ないのだろうか
    4・5人のネパール人の客が昼からビールを飲んでいた。
    こんな場所にカミさんとかと来たら、「怖そうだから出ましょ」と言われかねない
    雰囲気だが、ネパール人のお姉さんがテーブルの上で夕飯のための野菜をカットしたり
    している。
    ワタシが勝手にテーブルに着くと、オバチャンが注文を取りに来て
         
         ミネラルウォーターとネパールのミールを注文した。
         あれっ?これだけ?と思っていると
         
         どんぶりにダール(豆スープ)を入れて持って来た。
         ぶっかけご飯にはダールがないとね~~~~。(笑)
         手慣れた様子で食べていると、オバチャンがやって来て
         「サブジー?」(野菜もっと食べる?)
         「ナヒン・チャイエ」(いらない)
         「ライス?」
         「いらない」
    テーブルの二つ向こうからワタシの様子をチラチラ伺っていた男が
    大きなバッグを持って、ワタシのテーブルの向かいに座った。
    ナンタラカンタラ、小さい声で言っているがまったく分からない。
    取りあえず、マレーシア語で「ミンタ・マーフ」(ゴメン)、
    英語で「あんたネパール人か?」
    と、ネパール人だと言う。ヒンディー語分かるかい?と訊くと「分かる」と言う。
    なら、話しは早い。
     「いったい、なんの話をしたいの?」
     「財布を買いませんか?このバッグの中に沢山はいっていますから、
      好きな色を選んでください。ベルトはいりませんか?香水は要りませんか?」
     「ゴメンな。俺、ここに買いものに来ているんではなく、飯を食べにきているんだよ」
     「家族は何人いますか?」   
    来た~~~~!押し売りの常套句!(笑)
     「俺、ひとり暮らし。悪いけれど、買い物に興味ないんだよな。他の客に当った
      ほうがいいよ」
    だいたいが、次にはネパール国内だと
    「麻薬はいらないか?」と言ってくるのが話しの続きになるのだが
    まったく、この人とは商売にならないとあきらめて去って行った。
    このやり取りは店の店員やビールを飲んでいるネパール人の注目の的になってしまった。
    こういう時の断りの会話は強く言ってはダメなので。
    冗談を交えて「ゴメンよ」と連発して、相手を傷つけないことだ。
    なにしろ、向こうには同胞が付いている。
    こちらは「ひとり」で援軍なしなんだから。
    食事代はミネラルウォーター、ボトル1本を含めて13リンギット(390円)

    ホテルに戻ると丁度部屋の掃除中だったので、近くのショッピングモールに行ってみた。
    ちゃんとした和食屋さんもあった。
    へ~~こんなに近くにあったんだ~~~。
    なんちゃって日本食屋も
             
             「早い」が売りもののなんちゃって日本食屋さん。
             なんにでも「早い」が付く。(笑)
             どれだけ「早い」か試してみたかったが、お腹いっぱいなので
             あきらめた。
    夕方、今夜の「部屋飲み」は軽く「菓子パン」だけでと思って
    このショッピング・モールでパン2個買って、外に出ようとしたら雷雨。
    でもホテルは4軒先なので速足でホテルに戻った。

     昨日のビールとワインでいつものワイドショーを見ながら、安い食事。(笑)
     日本は明日は暴風雨に警戒が必要だとか。
     ベランダの植木は大丈夫だろうか?バイクは倒れないだろうか?
     気になるが、気にしてもしょうがない。(笑)
    
                  
         
     
         

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