徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅~リマ・メキシコシティー・成田~7月18・19・20日

2013年07月21日 | 南米
 朝、目覚まし前に起きた。
    荷物の再点検をして、3時50分にロビーに行くと、夜番のスタッフも
    ソファーから身を起こした。
    玄関前を見ると、すでにタクシーが待機していた。
    さっそく、空港に向かう。
    午前7時5分発のアエロ・メヒコ航空機でリマからメキシコ・シティー。
    約、6時間の旅だ。
    チェック・インの時にカウンターの係が、
    「預ける荷物を、そのまま成田行きにしますか?」と訊くので
    「メキシコシティーで荷物の入れ替えをするので、荷物はメキシコまで」と
    答える。
    メキシコ・シテーで成田乗り継ぎ便まで約10時間あるので、
    街に出て、余っているメキシコ・ペソで土産でも買おうかと思ったのだ。
    そして、バックパックの荷物から不要な物は捨て、土産をバックパックに
    詰め直す。そう考えた。
      
      国際便なので、機内食は少しはマシだった。
      コロナ・ビールを所望した。(笑)
      
      時間つぶしに「数独」を買ったが、難しすぎて・・・・
      
      午後1時、メキシコ・シティーに到着した。
     入国審査場は長蛇の列だった。
     これで結構時間を取られた。
     到着階から出国階に移動して、長袖フリースを処分しようかと思ったが
     メキシコシティーもなんだか寒いし、空港ターミナルは空調が効いていて
     寒い。
     街に出かけようとしたが、億劫になり
      
      昼飯を食べたり、ぶらぶらしていたら夕方になったので
      もう、チェックインして出発ゲート付近で時間つぶしをする。
     午後11時20分発ティファナ経由成田行きの便には
     日本人の旅行者、ほとんどが団体さんだが、85%くらいいた。
     日本人旅行者でもっているようだ。
     でも、機材が古い。
     リクライニングが効かないし、機内で放映されるビデオも
     各座席のモニターではなく、大画面式の旧式のものだ。
     これがビジネスクラスも同様なようだ。
     ワタシの座席はビジネスクラスのすぐ後ろの二人席で静かに過ごせた。
     飛行機は3時間ほどでティファナに到着した。
     ここで給油と故障した座席のリクライニング調整や機内清掃などを
     行い、成田に向かって出発した。
     朝食は「和食」と「洋食」のチョイス(笑)
      
     隣の席のボリビア人の40台のお姉さんは「和食」をチョイス。
     「焼き魚」(シャケ)とご飯だった。
     このお姉さん、JICAの研修で日本に初めて来る人で
     この「和食」の「ご飯」に醤油を掛け、食べようとしていたが
     途中で食べるのを諦めた。(笑)
     ティファナから約10時間のフライトで朝6時に成田に到着。
     16時間の空の旅。待ち時間も含めると26時間の旅だったし、
     リマからのバスの旅を計算すると50時間近い、南米最後の
     旅だった。
     さすがに疲れた。
     でも家に戻り、シャワーを浴び、洗濯をし、トレッキングシューズを
     洗い、ウユニ塩湖から持ち帰った塩を干すために紙に広げ、
     時差調整のため、寝ないで頑張った。
     そして、この日は、ワタシが所属するランニング・クラブの
     練習会でもあり、ワタシは土産のテキーラを持って公園に出かけた。
     いつもだと、缶ビールが進むのだが、
     やはり疲れで酒が全然進まないし、眠くなって来たので
     途中で引き上げて昼寝をした。
     やはり「昼寝」は効く。
     日本は猛暑と聞いていたが、この日は「涼しい」くらいだった。
     なにも被わずに昼寝をしたら風邪をひきそうになった。
     夕方、スーパーで「刺身」「豆腐」「枝豆」を買い、
     久々の我が家風夕飯。
     「えっ?奥さんは?」
     「家主さんは、所用で出かけておりまして・・・・」
     なんだか、「旅」の続きみたいで・・・
      隣の席でなんだかんだ訊かれたり、ワタシの留守中の出来事の報告を
      聞かされたりするよりは、「所用でお出かけ」の方がワタシには良い。
     「家主さん」の「あんまり飲まないでヨ!」の声だけが耳に残り
     ロング缶1本と日本酒を2合ほどで・・・・
     後は「おぼろ・・・・・・」
     
     
      
     

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徘徊老人世界放浪昼寝旅~クスコからリマ、23時間バスの旅~7月16・17日

2013年07月21日 | 南米
   朝、10時にホステルのチェックアウトをし、
   正午までホステルのロビーでパソコンをいじる。
   どうも、昨日から、また一段と冷えて、ホステルの暖炉に火がくべられた。
   これから向かうリマの天気予報と気温をネットで調べると
   最高気温25度の予想。
   それなら、チリで買って、現在着用している長袖のフリースも捨てようと
   思ったが、バスの中で寒くなったら困るので、それも着用することにした。
   ホステルのスタッフにバス・ターミナルまで歩いて行けるかどうか訊くと
   歩いても30分くらいで行くことができるということだ。
   だったら、見物かたがた歩いてバスターミナルに向かうことにした。
   正午きっかりにホステルを出て歩いた。
   それにしても、街は昨日の夜からちょっと騒がしい。
   昨夜は「花火」も打ち上げられていたし、今朝も7時半ころから
   花火の音がした。祝日なのだろうか?
   バス・ターミナルに向かって歩いていると
      
      こんな公園に出くわす。
      
      オープンエアーの二階建観光バスが止まって、観光客が写真を
      撮っていた。ワタシも真似して撮ったが、なにこれ?(笑)
      
      プーノからバスで来た時に記憶にとどめておいた銅像。
      この近所にバス・ターミナルがあるのだ。
      バス・ターミナルまで、のんびり歩いたので40分かかった。
   リマ行きのバスの出発時間は午後2時なので、まだ時間がある。
   腹ごしらえのため、バス・ターミナルから外に出て、食堂に入った。
   定食屋があった。
      
      スープ と
      
      スパゲッティーで 4.5ソール(180円)
      量が少ないものの、値段が安い。
      クスコの街中は物価が高いが、観光客相手ではない店は安い。
    今日乗るバスは
      
      このバスでプーノから、ここに到着した時に予約したので
      座席は二階の最前列の場席番号1番だ。
      ここから見て、二階右側の一番前の席だ。
      南米最後のバスの旅、眺めの良い席を確保できたのだが、
      このバスのフロントガラスにはヒビが入っていた。
     バスが発車し、クスコの街中を走っていると
      
      面を付け、なんだか「田植え踊り」のような踊りをしながら
      練り歩いている集団と出会った。
      
      その後ろに女性の踊り手も続く。
      予想もしていない光景だったので、カメラで焦点を合わせる間もなく
      バスは進行した。
     クスコの街を出ると、だんだん標高が高い山を曲がりくねった道を
     進む。
      
      
      道路標識も「直角」に曲がる標識や
      
       こんな標識や
      
       こんな標識の連続だ。
      クスコからリマまでの距離は1000キロ以上。
      クスコからアキレパという街に出て、リマまで
      パンアメリカン・ハイウェーの高速道路で快適に行くこともできるが
      ワタシのルートは峠を乗り越え、乗り越え、リマに向かうルートだ。
      
      
      もう山の影になった日陰でおしゃべりに興じる老婆。
      つづら折りの峠は、「いろは坂」の比ではない。
      
      未舗装の道もあり曲がりくねり、
      
      前方から来る車は砂煙をあげて近づいて来る。
      でも、峠を越える道だけに景色は良い。
      
      
      
      
      
      
      
      山を巻いて峠を越えるため、トイレが大変だ。
      狭いトイレで立って「小」をすることが難しい。
      未舗装の道路の場合は横揺れが激しく、また、急カーブが多いので
      その遠心力でまっすぐ立っていることができない。
      片手で手すりにつかまり、なんとか所定の場所に「小」を
      落下させる。(笑)
      
      
      
      
      バスの運転手も気が抜けないので、たぶん居眠り運転などしている
      暇などないはずだ。
      
      ほら、前方から大型トラックが曲がって現れた!
      
      夜になり、午後9時頃、夕食が出た。
      少量の「炒飯」みたいなご飯とコーヒーだ。
      ワタシの隣の席のペルー人の大学生が「ここどこ?」と訊く。
      ワタシに分かるはずがない!(笑)
      一番前の座席は「足」を窓枠に伸ばして置けるところが良い。
      うとうとと眠るがどうも「眠り」が浅く、時折、「夢」を見る。
      なんの夢なのか覚えていないが、ハッとして目覚めるとバスの中だ。
      朝がやって来た。
      
      どうやら一晩で山を越え、海岸沿いのアメリカン・ハイウェーに
      合流したらしい。
      
      
      
      道の両側は「砂丘」なのか「砂漠」なのか・・・
      
      とうもろこしを干し草にしたような草を山のように積んだトラックが
      そろそろと走っているのに追いつく。
      が、このトラックが道端に避けるまで抜くことができない。
      
      朝食は、ジュースとスポンジ・ケーキ。
      
      まったく直線道路だ。
      これじゃ~~、運転手も眠くなるんじゃ~~ないかと心配になる。
      でも、この長距離バスは運転手が二人体制だ。
      
      左側に海岸線が見えるが天気が悪くて海の色がはっきりしない。
      午前10時頃
      
      リマの郊外までやって来た。
      あと2時間ほどでリマの街中に着くはずだ。
      
      市内に入ると渋滞が始まる。
      リマの長距離バス・ターミナルがどの辺に位置するのか気になる。
      市内の様子を見ていると、大型スーパーの「メトロ」と
      メトロの向かい側にある「ケンタッツキー・フライド・チキン」の
      店の前を通過した。
      「あれっ!5月にここで買い物したスーパーだ」
      そう思っていると、バスの進行方向に国立競技場の国旗掲揚台が
      見えて来た。
      「もしかして、宿まで徒歩圏内かも?」と期待を抱かせる。
      予想通りだった。
     前回、リマに到着した時は、利用したバス会社の専用ターミナルだったが
     今回到着したバス・ターミナルは、そのバス・ターミナルの近所だった。
     群がるタクシー運転手を制止して、ワタシはバックパックを背負い
     宿に到着した。たった10分だった。
     やはり、5月に来た時に「徘徊」していたのが役にたった。(笑)
     結局、クスコのホステルを正午に出発して、リマのホテルに到着したのは
     翌日の午後1時だから、25時間の旅だった。
     バス、そのものの乗車時間は23時間だった。
     天気予報では「晴れ」で、最高気温「25度」が
     どんよりとした曇り空で、リマで荷物になるから捨てようとした
     長袖フリースが捨てられない。
     さすがに疲れたので部屋で横になり、うとうと眠った。
     夕方に宿のスタッフの午前4時空港までのタクシーの予約を頼み
     近所の中華店で
       
       具沢山の炒飯にビール大瓶2本。
     明日は午前3時起きなので、早々に寝た。     

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徘徊老人世界放浪昼寝旅~マチピチュ徘徊~7月15日

2013年07月21日 | 南米
   早く寝たので午前4時頃目が覚めた。
   午前5時頃から一階の朝食コーナーが騒がしい。
   宿泊している連中が朝食を取り、出て行くので騒がしいのだ。
   しょうがなく5時半ころ一階に下りてゆくと
   ホテルのスタッフが
   「昨夜、10時頃、ガイドが来て、あなたの部屋をノックしたが
    返事がないので帰った。今、ガイドに電話してみるね」と言って
   携帯で電話した。
   ガイドに代わると
   「午前6時20分から6時半までに、マチピチュのゲート前に来てくれ」との
   ことだ。そこでワタシのような個人パックツアーや少数グループの
   英語ガイドをするとのことだ。
   ワタシはうすら返事で「分かった」と言ったが、
   なにしろ、相手の顔も名前も知らない。
   それに、ワタシは「ガイド」なんていらない。
   勝手に徘徊したいのだ。
   それでも、6時半までにマチピチュの入口まで行こうと
   そそくさと朝食を取り、バス停に向かった。
   バス停には、もう列をなして観光客で一杯だった。
   バスはどんどんやって来て、観光客を乗せて出発する。
   ワタシが乗り込むと、席がひとつ空いていたので座った。
   隣は日本人女性だった。なんでも、昨日はガイド付きでマチピチュに
   行ったが、今日は「自由行動」なので、また、行くという3人組だった。
   マチピチュは国立公園(?)で入場料が180ソル(7200円)だから
   高い!2日も通ったら、14400円だ!
   つづら折りの坂を25分くらいバスで登るとマチピチュの入口だ。
   バス代も入場料もあらかじめパックになっているので入場券を買う
   必要はない。
   一応、電話でガイドが公園のゲート付近に集合と言っていたので
   行ってみたが、時刻は6時半を過ぎていたし、ガイドの顔も名前も
   知らないし、それらしき人物がいなかったので、ガイドについては
   さっさと諦めて、列に並び、入場した。
   小雨が降っていた。
       
       
       
      空中のインカ都市。マチピチュ。
      なんでも、インカ帝国の都市を徹底的に破壊したスペイン軍が
     ここだけは地上から発見できなかったのだそうだ。
     周りの山に埋もれ、空中からでなければ発見できないほどで、
     1911年に発見された時には、すでに「草」に埋もれた
     「廃墟」になっていたそうな・・・・・。
       
       
       
      絶壁とも呼べる急峻な山に囲まれたマチピチュ。
       
       インカ・ブリッジと呼ばれる木の橋まで徘徊する。
       
       
       絶壁に木の橋がかかり、その向こうに道があるが、
       すこし先は今は道なき道のようだ。
       現在は、この手前で行きどまりの標識が掲げられているが
       ここが繁栄していた当時、インカに人々はここを歩いていたのだろう。
       
       断崖絶壁のこの緑の草木が生い茂ったところが、
       かつて道があったところなのだろうか・・・・・
       
       
       
       徘徊老人は、あちこち徘徊する。(笑)
       もう二週間も高地に居るので、
       マチピチュの2千メートル級の標高はなんでもない。
       
       
            
       
       
       
       リャマも観光客向けに飼われているようだ。
       日本人の団体さんもいる。
       
       ワタシはインティプンクという所まで徘徊する。
       
       
       
       眼下にはマチピチュ村からマチピチュまでのつづら折りの
       道路が見える。
       
       
       
       
       インティプンクに辿りつくと、標高は2720メートルしかない。
       
       石積みの遺跡には棚のような窪みがある。
       ここに「荷物」を置いてひと休みしたのだろうか。
       ワタシも「ひと休み」し、物陰で、マチピチュ来訪記念に
       「マーキング」をした。(笑)
       
       
       
       3時間も徘徊すれば、ほぼ周りきることが出来る。
      ワタシは4時間ほどマチピチュを徘徊し、帰りはバスに乗らないで
      歩いて村まで戻ろうとしたが、雨のため道がぬかるんでいるので
      また、バスに乗って村まで戻った。
      帰りの列車の時間までまだ時間があるので、駅周辺を徘徊したり
      「珍しく」お土産を買ったりした。
       
       こんなホステルがあったが、泊まりたくないホステルだ。(笑)
       第一、名前が良くない!(笑)
      昼飯がまだなので、山にも登ったし、ビールでも飲むか~~~。
       
       ツーリスト用セットメニュー。 アボガドのサラダ。
       
       クリーム・スープ
       
       今日も「マス」
       セットメニューそのものは15ソル(600円)だったが
       ビール大瓶1本とサービス料で結局1300円くらいになった。
       
       
       午後3時近い列車でオリャンタイタンボに向かう。
       ワタシの向かいの席のこの二人の会話がすごい!
       英語をほとんどしゃべれないスペイン人(左)と
       同じく英語がほとんどしゃべれないフランス人(右)が
       英語で会話をしている!
       これが、お互い通じていると思っているところがスゴイ!(笑)
       ここからクスコへは駅前でツアー会社のバスが待っていると
       言っていた。
       ホントかな~~~?と疑心暗鬼でいたら
       本当に待っていて、20人くらいが一緒のバスだった。
       三つくらいのツアー会社がひとつのバスに客を乗せたのだ。
       全員名前を確認して、さあクスコに向けて出発だ。
       あとは、午後7時頃、クスコに到着だと、ホッとひと安心していたら
       スペイン語も分からないアメリカ人の若い女の子二人が
       途中で、このバスに乗るつもりはなかったから、
       オリャンタイタンボまで戻ってくれと言いだした。
       バスは道端で30分停車。
       運転手は英語とスペイン語のできる客に通訳させて、
       携帯で彼女たちのツアー会社と話している。
       「あ~~あ、これでクスコ、午後7時到着は無理だ」
       結局、彼女たちとクスコまで乗せて行き、それからの行動は
       ツアー会社が面倒を見ることで一件落着した。
       彼女たちは、乗客に「ソーリー」と謝ったが・・・・。
       最後にケチがついたな~~~~。(笑)
      この30分停車のためクスコに到着したのが午後8時近かった。
      ホステルに戻り、トレイル・バッグを置き、夕飯に出かけた。
      実質的に今夜が最後の南米旅行の夕飯だ。
      先日と同じチキンの串焼きにビール、グラスワイン。
      明日から、強行日程だ~~~!       
       
       

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